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	<title>認知症 - ルカの認知症コンサルテーション</title>
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	<description>家族が読んで一番わかりやすい認知症ケア講座</description>
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	<title>認知症 - ルカの認知症コンサルテーション</title>
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		<title>「もう限界…」介護のイライラが消える魔法のメンタル術５選</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Oct 2025 13:22:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護のストレスと気持ちの整理]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「今日もまた、優しくできなかった…」 「どうして私ばかり、こんなに辛い思いをしなくちゃいけないの…」 毎日の介護、本当に、本当にお疲れ様です。 終わりが見えないトンネルの中で、つい感情的になってしまった自分を責めて、独り [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「今日もまた、優しくできなかった…」 「どうして私ばかり、こんなに辛い思いをしなくちゃいけないの…」</p>



<p>毎日の介護、本当に、本当にお疲れ様です。 終わりが見えないトンネルの中で、つい感情的になってしまった自分を責めて、独りで涙を流してはいませんか？</p>



<p>こんにちは、家族専門認知症ケアアドバイザーのルカです。</p>



<p>まず、あなたに一番伝えたいことがあります。 介護中にイライラしたり、落ち込んだりするのは、あなたが弱い人間や冷たい人間だからではありません。また、あなたが介護に向いていないからでもありません。それは、あなたが大切な家族に真剣に向き合っている、何よりの証拠です。どうでもいい人やどうでもいいことであれば、怒りや落ち込みの感情など湧いてこないはずです。</p>



<p>この記事では、そんな風に頑張っているあなたの心が、少しでも軽くなるための具体的な「魔法のメンタル術」を5つ、ご紹介します。心理学的な根拠に基づいた、今日からすぐに試せる方法です。</p>



<p>本題に入るその前に、<strong>クイズ</strong>です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="554" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-2-1024x554.jpg" alt="" class="wp-image-1512" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-2-1024x554.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-2-300x162.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-2-768x415.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-2.jpg 1061w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">フリーゲンデ・ブラッター。 1892年。カニンヘンとエンテ</figcaption></figure>



<p><span class="bold-red">Q.</span><strong>この絵は何に見えるでしょう。</strong><span class="marker">介護を乗り越える方法は、この絵と同じです。</span>この記事を最後まで読めば、この絵の意味が分かります。記事の最後に答え合わせをしましょう。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">はじめに…「完璧な介護」という呪いを解きましょう</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">メンタル術１：【応急処置】イラッとしたら「6秒深呼吸」で体からクールダウン</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">メンタル術２：【根本治療】心を縛る「言葉の呪い」を解く魔法</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">心を軽くする「言葉の変換スイッチ」</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">メンタル術３：【視点の転換】介護サービスは「あなたのため」に使う</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">メンタル術４：【小さなご褒美】自分を大切にする時間を作る</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">メンタル術５：【セーフティネット】感情の「ゴミ箱」を用意する</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">はじめに…「完璧な介護」という呪いを解きましょう</span></h2>



<p>5つの方法をお伝えする前に、大切な心構えをお話しさせてください。 それは、「完璧な介護者になろう」と思わないこと。</p>



<p>100点満点の介護なんて、この世のどこにも存在しません。認知症ケアを専門としている私でも、毎日が試行錯誤の連続です。60点で上出来。時には0点の日があったっていいんです。苦しいとおっしゃる方々に共通するのは、「<span class="bold-red">自分に厳しすぎること</span>」。</p>



<p>まずは、「イライラしちゃダメだ」という自分へのプレッシャーを少しだけ緩めてあげるところから、始めてみませんか？</p>



<p>あなたご自身がまずあなたの最高の味方で、あなたをもっとも認めてあげられる人になってみましょう。</p>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/" target="_blank" title="">【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">メンタル術１：【応急処置】イラッとしたら「6秒深呼吸」で体からクールダウン</span></h2>



<p>カッとなった感情は、最初の「6秒」がピークだと言われています。これはアンガーマネジメントという怒りをコントロールする心理学の手法でも使われる、とても効果的な応急処置です。</p>



<p>次に「もう！」と感情が爆発しそうになったら、心の中でゆっくりと6秒数えるのと同時に、一本だけ「ゆっくり、ふかーい呼吸」をしてみてください。</p>



<p>１…２…３…（鼻から息を吸って）…４…５…６…（口からゆっくり吐いて）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/23025788-1024x768.png" alt="" class="wp-image-1494" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/23025788-1024x768.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/23025788-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/23025788-768x576.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/23025788-1536x1152.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/23025788.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>実は、<span class="bold-blue">深呼吸</span>は単なる気休めではありません。高ぶった感情の「アクセル（交感神経）」を鎮め、リラックスの「ブレーキ（副交感神経）」を優位にする、医学的な裏付けのある行動なのです。</p>



<p>深い呼吸をすると、体中のリラックス神経（迷走神経）が刺激され、高鳴っていた心臓の鼓動や血圧が自然と落ち着いていきます。これは、厚生労働省のe-ヘルスネットなどでも推奨されている、信頼性の高いストレス対処法です。</p>



<p>6秒待つだけでなく、深呼吸を一本組み合わせることで、心だけでなく「体から」怒りをクールダウンさせることができますよ。どちらかといえば私は６秒待つことよりも、深呼吸の方が大切だと感じています。</p>



<p>私自身も出勤の際や休憩時間には深呼吸の時間を必ず取っています。すると、簡単な割にとても大きな効果を感じています。毎日ほんの少しでも継続すると、効果はさらに大きくなっている感覚があります。「６秒なんて数えてられないよ！」という方も、気持ちがイライラしたと感じるときに、深呼吸１回を習慣にしてみてはいかがでしょうか。きっと思った以上に効果を感じられると思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">メンタル術２：【根本治療】心を縛る「言葉の呪い」を解く魔法</span></h2>



<p>私たちの脳は、自分が発した言葉を一番よく聞いています。 「本当に大変だ」「疲れた」「もう限界だ…」 この言葉を繰り返すと、脳は「自分は大変で、疲れていて、限界なのだ」という自己暗示をかけてしまい、ますます辛い状況に自分を追い込んでしまいます。</p>



<p>これは心理学でいう「自己成就予言」という心の働きに近いものです。自分にかけた言葉通りの現実（とらえ方）を、脳が作り出そうとしてしまうのです。</p>



<p>もちろん、無理にポジティブになる必要はありません。でも、もし少しだけ心の余裕があるなら、口癖になっている言葉を、ほんの少しだけ変換してみませんか？</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">心を軽くする「言葉の変換スイッチ」</span></h3>



<p>例えば、こんな風に言い換えてみましょう。</p>



<p><span class="bold-red">▼「今日も一日大変だった…」</span></p>



<p>　　　　　 ↓ </p>



<p><span class="bold-blue">◎「今日も一日大変だったけど、なんとかできた。私はやれている。」</span></p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold-red">▼「なんで言うことを聞いてくれないの！」</span></p>



<p> 　　　　　<strong>↓ </strong></p>



<p><span class="bold-blue">◎「どうすれば気持ちが伝わるかな？きっとなんとかなる。」</span></p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold-red">▼「疲れた…」</span></p>



<p> 　　　　　<strong>↓ </strong></p>



<p><span class="bold-blue">◎「疲れたけど頑張った証拠。私はやれている」</span></p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold-red">▼「いつまで続くんだろう…」</span></p>



<p> 　　　　　<strong>↓ </strong></p>



<p><span class="bold-blue">◎「今日できることはここまで。私は十分やれている。気持ちはあの人にちゃんと伝わっている」</span></p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold-blue">言葉を変えることは、自分自身のとらえ方を書き換える作業</span>です。「ダメな私」から「大丈夫な私」へ。</p>



<p>あなたがどうしてもそう思えなくても、まずは言葉だけでも変えてみましょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/a1130fc9605ac25987835de827a7d789.jpg" alt="" class="wp-image-1493" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/a1130fc9605ac25987835de827a7d789.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/a1130fc9605ac25987835de827a7d789-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/a1130fc9605ac25987835de827a7d789-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>もしどうしても愚痴をこぼしたくなったとき、最後の言葉尻だけでも前向きな言葉を付け加えてみてください。例えば、「もうダメだ」から「もうダメだと今日は思ったけど、なんとかなった。私はよくやってる。明日は大丈夫」</p>



<p>この小さな習慣が、あなたのとらえ方を言葉通りに書き換えていきます。これは<strong>認知的不協和理論</strong>という心理学の理論でも言われていて、言葉や行動どおりの考え方・捉え方をするように人間はなっていくのです。</p>



<p>私は前向きな言葉を言う習慣を、朝晩続けています。すると、自分のとらえ方が言葉通りに確実に変わっていることに気付いています。考えから言葉が出るのではありません。<strong>まず言葉や行動があって、考えが形づくられる</strong>のです。</p>



<p>明日こぼした愚痴の最後に、前向きな言葉を一言付け加えてみませんか？そこからあなたの介護に小さな光が差し始めると思います。</p>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-use-words/" target="_blank" title="">認知症の方へどう話しかけていますか？ほとんどの人が知らない４つの言葉を伝えるポイント　脳科学から見た言葉と脳と行動の関係</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">メンタル術３：【視点の転換】介護サービスは「あなたのため」に使う</span></h2>



<p>デイサービスやショートステイの利用に、「本人を預けて自分だけ楽をするなんて…」と罪悪感を感じていませんか？ その考え方を、今日から少しだけ変えてみましょう。</p>



<p>有名な「シャンパンタワーの法則」をご存知でしょうか。 一番上のグラス（あなた自身）がシャンパンで満たされて初めて、その溢れた分で下のグラス（大切な家族）を満たすことができる、という法則です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="724" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1356050-1-1024x724.png" alt="" class="wp-image-1492" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1356050-1-1024x724.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1356050-1-300x212.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1356050-1-768x543.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1356050-1-1536x1086.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1356050-1.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>介護サービスは、ご本人のためだけのものではありません。介護するあなたの心を空っぽにしないため、あなたの笑顔を守るために使う、あなたの正当な権利なのです。あなたが笑顔でいることこそが、ご本人にとって最高のケアになるのですから。</p>



<p>もし認知症が進行して、あなたの大切なご家族がご自分の気持ちをうまく伝えられなくなっていたとしても、あなたが疲れて笑顔をなくすことを望むでしょうか？きっとあなたには笑顔で元気でいてほしいと思われているはずです。</p>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-go-along-with-stress/" target="_blank" title="">「わかっているけどイライラしてしまう」介護で行き詰まらないための楽になる方法</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">メンタル術４：【小さなご褒美】自分を大切にする時間を作る</span></h2>



<p>「旅行に行く」「一日中寝る」そんな大きな休息は、現実的には難しいかもしれません。 大切なのは、毎日の中に、意識して「自分のための時間」を組み込むことです。</p>



<p>・<strong>1日５分、好きな音楽を聴きながら温かいお茶を飲む。</strong></p>



<p><strong>・週に一度、コンビニで好きなスイーツを買って、誰にも邪魔されずに食べる。</strong></p>



<p><strong>・ご家族がデイサービスに行っている午前中だけは、介護のことを忘れてドラマを見る。</strong></p>



<p>こんな些細なことでいいんです。「自分を大切にする」という許しを、あなたご自身が出してあげてください。まずは小さな１回で構いません。その小さなご褒美が、明日への活力になります。</p>



<p>私自身は、トイレに入ったときに深呼吸をして１分長めに座ります。また、通勤時間に前向きな言葉を口に出してみたり、好きなポッドキャストを聴くことにしています。それが自分を大切にする時間であり、心がリセットされていると感じています。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">メンタル術５：【セーフティネット】感情の「ゴミ箱」を用意する</span></h2>



<p>どんなメンタル術を使っても、一人で抱え込める感情には限界があります。ネガティブな感情は、溜め込まずに吐き出すことが鉄則です。</p>



<p>あなたのための「感情のゴミ箱（セーフティネット）」を用意しておきましょう。</p>



<p><strong>・地域包括支援センター</strong>： あなたの地域にある、介護の総合相談窓口です。ケアマネジャーさんや専門職が、あなたの話を親身に聞いてくれます。</p>



<p><strong>・認知症カフェ</strong>： 同じ悩みを抱える仲間と話すだけでも、「辛いのは私だけじゃなかったんだ」と心が軽くなります。</p>



<p><strong>・かかりつけ医や信頼できる友人</strong></p>



<p>独りで抱え込まないこと。それが、あなたの心を守るための最後の、そして最強の砦です。</p>



<p>ただし、愚痴をいったとしても、<strong>最後には前向きな言葉を付け加える</strong>ことを試してみてください。そう思えなくても、前向きな言葉を加える習慣をもつことは、あなたが介護を続ける上で大きな力になると私は思っています。また、愚痴をいうあなたを、あなた自身が許してあげてくださいね。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">まとめ</span></h2>



<p>介護のイライラから心を軽くするための、5つのメンタル術をご紹介しました。</p>



<p><strong>１．【応急処置】イラッとしたら「6秒深呼吸」で体からクールダウン </strong></p>



<p><strong>２．【根本治療】心を縛る「言葉の呪い」を解く魔法 </strong></p>



<p><strong>３．【視点の転換】介護サービスは「あなたのため」に使う </strong></p>



<p><strong>４．【小さなご褒美】自分を甘やかす時間を作る </strong></p>



<p><strong>５．【セーフティネット】感情の「ゴミ箱」を用意する</strong></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="554" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-1-1024x554.jpg" alt="" class="wp-image-1511" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-1-1024x554.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-1-300x162.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-1-768x415.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/10/1061px-Kaninchen_und_Ente-1.jpg 1061w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">フリーゲンデ・ブラッター。 1892年。カニンヘンとエンテ</figcaption></figure>



<p><span class="bold-blue">A.</span>　<span class="bold-blue">答え合わせ</span>です。この絵は何に見えますか？</p>



<p>「ウサギに見える」という方もいらっしゃれば「アヒルに見える」という方もいらっしゃるでしょう。</p>



<p>ウサギを見ているとき、アヒルは見えません。また、アヒルを見ているとき、ウサギは見えません。これと同じことが、介護にも起こります。自分の言葉と行動が、介護をどうとらえるかを形作るのです。</p>



<p><strong>「希望のない介護」ととらえてしまえば、「介護の中にある小さな幸せ」は見えなくなります。逆に、「介護の中にある小さな幸せ」の方を見ようとすれば、介護の絶望感は消えていきます。</strong></p>



<p>今は大変すぎてまったく前向きなとらえ方ができなくても、一言でもよいので前向きな言葉を発してみたり、深呼吸をしてみたり、ほんのわずかな自分を大切にする時間を取ってみたりすることで、少しずつ現実は変わっていきます。わずかな言葉と行動の変化から、現実は変わりうるのです。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>介護をどうとらえるかは人それぞれ。そして完璧にすべきととらえる必要もありません。そして、あなた自身がこのサイトをここまでご覧になっていること自体が、あなたのご家族を心から大切にしたいと思っている証です。熱心であることは素晴らしいことです。ただ、私は、そしてあなたの大切なご家族は、あなたにこれからも笑顔で過ごしてほしいと心から願っています。</p>



<p>あなたがこれからも笑顔で過ごし続けるために、今日ご紹介した中で一つでも「これならできそう」と思えるものがあれば、一回だけでもいいので試してみてください。</p>



<p>そして何より、今日まで懸命に介護を続けてきたご自身を、どうか誰よりも優しく認めてあげてください。 あなたは百点です。そして、これ以上は求めなくてもよいのです。あなたのエネルギーは、これからはあなたご自身へ向けてあげてください。それは、あなたの大切なご家族も望んでいることですから。</p>



<p>そして、子育てと同じように、介護にも終わりがあります。終わりを迎えた後もあなたの人生が燃え尽きることなくご自分の人生を生きられますように。<br>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<p>最後まで読んでいただき心から感謝します。</p>



<p>あなたとあなたの大切な家族のこれからが、少しでも笑顔の多いものでありますように。</p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-control-your-stress/">「もう限界…」介護のイライラが消える魔法のメンタル術５選</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Jun 2025 06:49:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の余命]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の寿命]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症の種類]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>目次 はじめに4大認知症とは？① アルツハイマー型認知症平均余命　6〜8年余命に影響する要因家族へのアドバイス② 脳血管性認知症平均余命　3〜5年余命に影響する要因家族へのアドバイス③ レビー小体型認知症平均余命　3〜6 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">はじめに</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">4大認知症とは？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">① アルツハイマー型認知症</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">平均余命　6〜8年</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">余命に影響する要因</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">② 脳血管性認知症</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">平均余命　3〜5年</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">余命に影響する要因</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">③ レビー小体型認知症</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">平均余命　3〜6年</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">余命に影響する要因</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">④ 前頭側頭型認知症</a><ol><li><a href="#toc16" tabindex="0">平均余命　3〜11年（個人差大）</a></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">余命に影響する要因　</a></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">認知症の余命に共通して影響する5つの因子</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">まとめ：余命よりも大切なことは その人らしく生きること</a><ol><li><a href="#toc21" tabindex="0">参考文献（抜粋・簡略表記）</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">はじめに</span></h2>



<p>「認知症と診断されたけれど、あとどのくらい一緒にいられるのか？」<br>そんな疑問や不安を抱えるご家族は多くいらっしゃいます。</p>



<p>実は、認知症には種類があり、それぞれに<strong><span class="bold-red">進行のスピード</span>や<span class="bold-red">余命</span>の目安が異なる</strong>ことをご存知でしょうか？</p>



<p>この記事では、日本でよく見られる「4大認知症」について、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">種類ごとの平均余命</span></li>



<li><span class="bold">余命</span><span class="bold">に影響する因子（リスク・予防）</span></li>



<li><span class="bold">ご家族にできる対応のヒント</span></li>
</ul>



<p>を、根拠に基づいてできるだけわかりやすく解説します。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">4大認知症とは？</span></h2>



<p>現在、日本で多く診断されている4大認知症は以下の通りです。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li><span class="bold">アルツハイマー型認知症</span></li>



<li><span class="bold">血管性認知症</span></li>



<li><span class="bold">レビー小体型認知症</span></li>



<li><span class="bold">前頭側頭型認知症</span></li>
</ol>



<p>それぞれの特徴と、余命の違いについて詳しく見ていきましょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart.jpg" alt="" class="wp-image-1449" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">① アルツハイマー型認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff.jpg" alt="" class="wp-image-1372" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">平均余命　6〜8年</span></h3>



<p>もっとも多く見られる認知症で、物忘れから徐々に始まり、進行は比較的ゆるやかです。記憶や見当識（時間や場所の感覚）が衰えていき、最終的には生活全般に介助が必要になります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">余命に影響する要因</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>高齢での発症（85歳以上）では予後が短くなる傾向</li>



<li>低栄養や脱水による免疫低下</li>



<li>認知機能が重度に低下すると誤嚥による肺炎リスクが増える</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>食事や水分補給を丁寧にサポートする</li>



<li>転倒予防と適度な運動を意識する</li>



<li>安心できる日常環境を保つことで、進行を穏やかに</li>
</ul>



<p>（参考：Xie et al., 2008／Meguro et al., 2007）</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/" target="_blank" title="">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a></p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">② 脳血管性認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40.jpg" alt="" class="wp-image-1376" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc8">平均余命　3〜5年</span></h3>



<p>脳梗塞や出血など、脳の血流が切れる・詰まることが原因で起こる認知症です。</p>



<p>もともと<span class="bold">動脈硬化</span>により血管が詰まりやすいことが背景にあります。突然に発症することがあり、再発や他の病気と重なりやすいため、余命は短くなる傾向があります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc9">余命に影響する要因</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>脳卒中や心筋梗塞などの再発</li>



<li>糖尿病、高血圧、腎臓病などの持病</li>



<li>歩行障害による転倒・寝たきり</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc10">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>生活習慣病の管理（血圧・血糖）<span class="bold">※血圧の薬を忘れずに飲む</span></li>



<li>転びにくい室内の環境づくり（手すりの設置やつまずきにくくする工夫など）</li>



<li>リハビリや運動により動ける状態を保つことがカギ</li>
</ul>



<p>（参考：坂口尚司 他, 2012／Rountree et al., 2012）</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/whats-features-of-vascular-dementia/" target="_blank" title="">脳血管性認知症は『プライドの高い男性社長』　アルツハイマー型認知症との大きな違い5選</a></p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc11">③ レビー小体型認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2.jpg" alt="" class="wp-image-1373" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc12">平均余命　3〜6年</span></h3>



<p>パーキンソン病に似た症状（ふるえ・筋肉が固くなる）やまぼろしを見る（幻視）、調子のよい時とそうでない時の波が大きいなどが特徴的な認知症です。</p>



<p>歩くときなどにバランスをとることが難しくなりやすく、転倒する危険性が高まります。また、むせやすくなり誤嚥性肺炎のリスクが高く、余命が短くなるケースが多いです。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/what-is-dementia-with-lewy-bodies/" target="_blank" title="">２割の認知症の方はざしきわらしを見る　多いのに知られていないレビー小体型認知症の特徴5選</a></p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc13">余命に影響する要因</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>起立性低血圧による転倒や骨折</li>



<li>誤嚥（むせ）による肺炎</li>



<li>服薬バランスの難しさによるせん妄</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc14">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>室内環境を整え、転倒防止対策を</li>



<li>食事は誤嚥対策を取り入れる</li>



<li>睡眠リズムを崩さないような介護を</li>
</ul>



<p>（参考：中村雅俊 他, 2020／Velayudhan et al., 2014）</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc15">④ 前頭側頭型認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605.jpg" alt="" class="wp-image-1380" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc16">平均余命　3〜11年（個人差大）</span></h3>



<p>若年性認知症に多く、人格や行動が大きく変化するのが特徴です。身体機能が保たれているために、事故や問題行動が命に影響するケースもあります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc17">余命に影響する要因　</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>衝動的な行動による事故やケガ</li>



<li>不適切な食事や、食事をとらないことによる低栄養</li>



<li>嚥下障害が進むと誤嚥のリスクが高まる</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc18">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>「やめて」「こうして」といった否定・矯正を避け、「役割」を与える</li>



<li>安心できる生活リズムや環境づくり</li>



<li>摂食・嚥下機能（食べる・飲み込む能力）を早めに評価する</li>
</ul>



<p>（参考：加藤健太 他, 2018／Möller et al., 2017）</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc19">認知症の余命に共通して影響する5つの因子</span></h2>



<p>認知症の種類にかかわらず、共通して余命に影響を与えるものがあります。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li><span class="bold">発症年齢</span>（高齢になるほど短命）</li>



<li><span class="bold">性別</span>（男性のほうがやや短命傾向）</li>



<li><span class="bold">低栄養・脱水</span>（免疫低下・誤嚥リスク増）</li>



<li><span class="bold">合併症</span>（心疾患、糖尿病、脳卒中など）</li>



<li><span class="bold">ADL</span>（歩行・排泄・食事などの日常動作）<span class="bold">の低下</span></li>
</ol>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc20">まとめ：余命よりも大切なことは その人らしく生きること</span></h2>



<p>認知症と診断されたからといって、すぐに余命が決まるわけではありません。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>発症後も<strong>本人の暮らし方や介護の質で余命は変わります</strong></li>



<li>生活習慣や合併症管理で、<strong>5年、10年、それ以上の期間を元気に暮らす方も多くいます</strong></li>



<li>ご家族の関わり方が、余命だけでなく<strong>人生の質（QOL）を高める鍵</strong>となります</li>
</ul>



<p>長く生きるだけでなく、<span class="bold">その人らしく生きられる時間を延ばす</span>ことを大切にしていくことが大切だと私は思います。</p>



<p>認知症と診断されたからといって、残りの人生を「何もわからない人」「何もできない人」と周囲から扱われて過ごすことは苦しいことです。一見周囲から意味の分からない言葉や行動があったとしても、全ての言動には意味があります。言動の理由がつかみにくいだけなのです。</p>



<p>例えば、財布の場所を変えたことを忘れたのではないか？と尋ねた場合、「私は忘れていない」と意固地になって認めないことがありますよね。ですが、認知症の方にとって「忘れた」のではなく、財布の場所を変えたこと自体の記憶がないのです。「忘れた」というより、「記憶がない（財布の場所を移し替えて忘れたわけではない）」世界に生きられていることは、周囲の目からすると言い訳がましく見えることもあるかと思います。</p>



<p>認知症とともに生きるということは、周囲から理解されにくい世界を生きることとなります。そんな中で、介護者である<span class="bold-blue">あなたに理解されて生きる</span>ことは、どんなに心強いことでしょう。</p>



<p>そして、認知症になってからも残された力はたくさんあります。すべての世話をされて生きるよりも、<span class="bold">できる力を使って役に立ちながら生きたい・必要とされたい</span>と全ての認知症の方は望まれています。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/" target="_blank" title="">役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</a></p>



<p>加えて、認知症になってからの幸福度は、認知症でない人たちが想像するよりもずっと高いという研究もあります。認知症になれば大変なことも多いですが、すべてが不幸であるわけではないのです。</p>



<p>認知症と診断されてショックを受けられているあなたに伝えたいこと、それは、現在がどんなに大変だとしても介護には終わりがあるということです。しかし、あなたの人生はそこで終わりではありません。介護中に、介護の終わりにあなたご自身が燃え尽きてしまわないように。そしてあなたの幸せをきっと認知症と診断された大切なご家族も望まれているでしょう。あなたご自身が笑顔でいられますように。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-control-your-stress/" target="_blank" title="">「もう限界…」介護のイライラが消える魔法のメンタル術５選</a></p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-control-your-stress/" target="_blank" title="">【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</a></p>



<p>最後までよんでいただきありがとうございました。</p>



<p>大切なご家族だけでなく、あなたご自身が笑顔でいられますように。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc21">参考文献（抜粋・簡略表記）</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>Xie, J. et al. (2008). <em>Survival in Alzheimer&#8217;s disease</em>. BMJ.</li>



<li>Meguro, K. et al. (2007). <em>Psychogeriatrics</em>, 7(3), 132–139.</li>



<li>坂口尚司 他 (2012). 日本認知症ケア学会誌.</li>



<li>中村雅俊 他 (2020). 臨床精神医学, 49(9), 925–932.</li>



<li>加藤健太 他 (2018). 精神医学, 60(2), 117–124.</li>



<li>Möller, C. et al. (2017). <em>Dement Geriatr Cogn Disord</em>, 43(5–6), 256–265.</li>



<li>Liang, C.S., et al. (2021). The Lancet Healthy Longevity, 2(8), e479-e488. [アルツハイマー型認知症と非アルツハイマー型認知症の死亡率・生存期間に関する系統的レビューとメタアナリシス]</li>



<li>小川朝生 (2016). 認知症の緩和ケア. 精神神経学雑誌, 118(11), 813-823. [日本の認知症病型別平均余命データ]</li>
</ul>



<p></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>子育てを認知症ケアに生かせる 子どもと認知症の方の驚くべき８つの共通点</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/commonalities-between-children-and-people-with-dementia/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=commonalities-between-children-and-people-with-dementia</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 19 Apr 2025 13:41:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[介護ストレス軽減]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症理解]]></category>
		<category><![CDATA[介護のコツ]]></category>
		<category><![CDATA[介護家族支援]]></category>
		<category><![CDATA[家族介護]]></category>
		<category><![CDATA[介護と子育ての両立]]></category>
		<category><![CDATA[子育て]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の方との関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[介護技術]]></category>
		<category><![CDATA[介護の工夫]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の人との接し方]]></category>
		<category><![CDATA[子どもとの共通点]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=1236</guid>

					<description><![CDATA[<p>毎日の介護、お疲れ様です。 今日は、子どもと認知症をお持ちの方の驚くべき８つの共通点についてお話しします。 実は子どもと認知症をお持ちの方々の特徴は驚くほど共通点があります。 群馬医療福祉大学の作業療法士・山口智晴氏も、 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/commonalities-between-children-and-people-with-dementia/">子育てを認知症ケアに生かせる 子どもと認知症の方の驚くべき８つの共通点</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>毎日の介護、お疲れ様です。</p>



<p>今日は、子どもと認知症をお持ちの方の驚くべき８つの共通点についてお話しします。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/31953829_s.jpg" alt="" class="wp-image-1242" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/31953829_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/31953829_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>実は子どもと認知症をお持ちの方々の特徴は驚くほど共通点があります。</p>



<p>群馬医療福祉大学の作業療法士・山口智晴氏も、子どもと認知症の方に多くの共通点が見られると指摘しています。</p>



<p>子育てをされてきた皆さんなら、この記事を読み共通点を知ることで、子育ての経験を認知症ケアに生かすことができるようになります。特に<strong>１番目・２番目・８番目の共通点は重要</strong>だと私は思います。</p>



<p><span class="fz-14px"><span class="fz-16px"><span class="red">※認知症をお持ちの方を子ども扱いすることを勧めるものではありません。</span></span></span></p>



<p><span class="fz-12px">※<span class="fz-14px"><span class="fz-16px">以下の記事は、個人の見解を含みます。特定の病院・施設を批判する意図はありません。</span></span></span></p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">相手の反応は自分を映す鏡</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">自分がどう扱われているかに気付いている</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">意味のないように見える行動に意味がある</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">環境からの影響が大きい</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">子どもが環境から受ける影響</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">認知症をお持ちの方が環境から受ける影響</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">自分の世界を大切にし、壊されると抵抗</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">相手に寄り添い共感するとスムーズに関係が築ける</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">必要としているのは「愛」と「役割」</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">唯一の不幸は周囲による押し付け</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">相手の反応は自分を映す鏡</span></h2>



<p>子どもは大人が大声で注意すれば泣いて大声を出し、笑って一緒に遊べばとても機嫌が良くなりますよね。</p>



<p>認知症の方も同じように、介護されているあなたの心に余裕がなければ不安で落ち着かなくなり、笑顔が多ければ笑うことが多くなります。</p>



<p>子どもや認知症の方でなくても反応はあると思いますが、特に子どもと認知症の方は鏡のようにこちらの状態をよりストレートに映します。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-1245" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-1024x768.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-768x576.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-1536x1152.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ではなぜ子どもも認知症の方も、鏡のような反応をするのでしょうか。理由は２つあります。</p>



<p>1.<strong>理性より感情が強く働いているから</strong>・・子どもも認知症の方も、理性を司る脳の高度な機能を担う部分（前頭葉や大脳皮質）の働きは未発達または低下しており、逆に本能や感情を司る部分（大脳辺縁系）が強く働いています。</p>



<p>そのため、周囲から受けた刺激に対しストレートに感情に表します。怒られれば怒るし、笑顔を向けられれば笑顔で返します。専門用語でいえば、「快刺激・不快刺激に対しストレートに感情で表出する」のです。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>2.<strong>周囲に頼り生きている部分が大きいから</strong>・・また、子どもも認知症の方も、一人で生きていくことはできません。家族やまわりからの助けを得ながら生きている存在です。そのため、頼っている人（親または介護者）が心の余裕があり笑顔でいられるなら、安心します。逆に、頼っている人に余裕がなく頼ることができない状態なら、とても不安になります。頼っている人からの支えが大きい分、影響を受けやすいのです。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>これらの２つの理由により、子どもも認知症の方も自分の鏡のような反応をするのです。</p>



<p>子どもに接するときも、認知症の方の介護をするときも、相手（子供や認知症の方）の方に目が行きがちです。しかし、自分の心の状態も一歩引いて見ておく必要があります。</p>



<p>相手が荒れているとき、実は自分の心に余裕がないからではないか？と立ち止まってみることも大切だと私は思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">自分がどう扱われているかに気付いている</span></h2>



<p>子どもは自分が子ども扱いされていることに気付いています。どうせわからないだろうと小さなウソをつくと、鋭い突っ込みが入ったことが皆さんもあるのではないでしょうか。</p>



<p>例えば、夜に子どもにお菓子を食べさせたくなくて「夜にお菓子を食べると虫歯さんに食べられちゃうよ」などと言うと「お父さんとお母さんは食べてるじゃん！私も食べる！」と言って怒ります。</p>



<div style="height:16px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>実は認知症の方も、自分がどのように扱われているかを敏感に察知されています。「どうせわかっていないだろう」「どうせ聞こえていないだろう」と思って接していると、その接し方の違いにも実は気づかれているのです。ただ、他の人との接し方の違いに気付いていても、見える形で反応されることはほとんどありません。</p>



<p>反応がない理由は２つあります。</p>



<p>1.<strong>言葉にする能力が低下しているから</strong>・・接し方が違うことに気付いていても、言葉がついてこない場合があります。言葉での反応には、聞き取り、理解し、考え、それを言葉にするという過程があります。特に認知症になると、思ったことを言葉にするのが難しくなる傾向があります。「あれ」「それ」という言葉が多くなるのもそのためです。</p>



<p>2.<strong>周囲に気を遣っているから・・</strong>認知症の方々は、自分が「わからない人」「できない人」として扱われても、「自分はまわりに頼ってこれから生きていかなければならない」ことを心のどこかで理解しています。そして「まわりとの関係を悪くしたくない」とも思っています。</p>



<p>長谷川スケールを作り、自身も認知症になった医師 長谷川和夫氏も、以下のように述べられています。</p>



<p><span class="marker-red">〝話していることは認知症の人にも聞こえているし、悪口を言われたり、ばかにされたりしたときの嫌な思いや感情は深く残ります。だから話をするときは注意を払ってほしいと思います。<br>認知症の人が何も言わないのは、必ずしもわかっていないからではないのです。”</span></p>



<p><span class="fz-12px">書籍「ボクはやっと認知症のことがわかった」　著：長谷川和夫　より一部引用</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885.jpg" alt="" class="wp-image-1263" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>子どもや認知症の方と生活するとき、「子ども扱い」「認知症扱い」していないか振り返る必要があります。差別する気持ちは、無意識に言葉や行動を通して伝わってしまうのです。</p>



<p>例えばデイケアの説明を聞くときでも、本人にも気持ちを尋ねる必要があります。本人には話をせずに家族である皆さんにばかり説明している施設は、私は信頼できるとはいえないと思っています。利用する本人に意向を尋ねないのは、自然とは言えませんね。</p>



<p><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/" target="_blank" title="">後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</a></span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">意味のないように見える行動に意味がある</span></h2>



<p>子どもが意味のわからない発言や行動をしていて、あとになってその意味がわかったという経験はありませんか？</p>



<p>例えば、同じ遊びをえんえんと繰り返す、わざとものを落とす、ティッシュを次々に取り出すなど。これらは子どもの脳の発達の上で<strong>自分と環境のつながりを確かめよう</strong>としたり、<strong>法則を見つけよう</strong>とする知的好奇心からの行動だと言われています。「どうして？」と繰り返し質問するのも、世界に対する関心の高まりと意味を見つけようとする行動だと言われています。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>一方で、認知症をお持ちの方にも意味のないように見える行動があります。</p>



<p>例えば、机をたたき続ける、「ご飯は？」など同じ質問を繰り返す、家にいながら「家に帰る」と言うなど。介護されている皆さんにとっては「どうして何度も同じこと言うの」「ここが家でしょ」と思ってしまうこともありますよね。</p>



<p>机をたたき続けたり同じ質問を繰り返す<strong>繰り返し行動</strong>は<span class="bold-red">不安のあらわれ</span>とユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト氏は言われています。同じ質問や行動を繰り返すことで自分を安心させようとしているのです。「今、不安だよ」という<span class="marker"><strong>隠れたメッセージ</strong></span>を伝えているのが繰り返し行動です。</p>



<p><strong>家にいながら「家に帰る」と言う</strong>のは、<span class="bold-red">今いる場所が安心できない</span>という隠れたメッセージを伝えていることがあります。この時、認知症の方がいう「家」とは「安心・安全な場所」「自分の役割があった場所」です。今自分がいる場所が安心・安全でなく役割もないと思っている場合、「家」に帰りたいと言うのです。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このように、理由は違いますが、子どもと認知症の方には意味のないように思える行動に隠れた意味があるという共通点があります。特に認知症の方の一見無意味に見える行動には<strong><span class="marker">隠れたメッセージ</span></strong>があると思って理由を考えてみるいうことも重要です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">環境からの影響が大きい</span></h2>



<p>ここでお話しする環境とは、<span class="bold-blue">物的環境</span>と<span class="bold-green">人的環境</span>のことです。物的環境とは、<span class="blue">住む家やトイレやテレビなど、生活空間にあるモノ</span>のことです。一方で、人的環境とは、<span class="green">人とのつながりの環境</span>のことです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13.jpg" alt="" class="wp-image-1261" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">子どもが環境から受ける影響</span></h3>



<p>子どもが育つ上で環境からの影響は大きいことは、子育てをされてきた皆さんは納得されるのではないでしょうか。</p>



<p><span class="bold-blue">物的環境</span>では、大きな音が聞こえると過剰に驚いたり、目を引くものがあるとすぐに注意が逸れたり。逆に集中して遊べる環境を整えると、親が驚くほど能力を発揮することもありますよね。</p>



<p>一方で、子どもが育つ上での<span class="bold-green">人的環境</span>も非常に重要です。<span class="marker-under-red">人的環境が非常によくないとどうなるか</span>、ひとつの例を挙げます。</p>



<p>1980年代、ルーマニアでは親に捨てられた膨大な数の子供たちが劣悪な環境の孤児院で非人間的な扱いを受けていました。60人の孤児に対し、寮母はたったの1人。ここでは、優しく手を握られることも、笑顔で目線を合わせられることも、優しく声をかけられることもないまま、人とのつながりが抜け落ちた状態となっていました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="679" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1.jpg" alt="" class="wp-image-1262" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1-300x199.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1-768x509.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">食事をする孤児院の子供たち<br>Photo: Cynthia Johnson / Liaison</figcaption></figure>



<p><span class="fz-14px">参考：<a href="https://courrier.jp/news/archives/207445/">COURRINER JAPAN 排せつ物まみれでネグレクト「不潔で不気味で老人のような子供たち」…虐待された「ルーマニアの孤児」の40年後を訪ねて</a></span></p>



<p>表情は乏しくなり、頭をしきりに揺らしたり、うめいたり。これらの子供には、脳（前頭葉：人間らしさを司る部分）の萎縮が見られたそうです。しかし、養子となり人間らしい扱いを受けるようになった子供は、上のような症状はなくなりました。</p>



<p>このように、人的環境が非常によくなかった子どもは、異常な状態を示しています。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">認知症をお持ちの方が環境から受ける影響</span></h3>



<p>認知症をお持ちの方も、環境から大きな影響を受けます。</p>



<p><span class="bold-blue">物的環境</span>では、例えば<span class="red">騒がしい場所</span>や<span class="red">床の模様</span>なども不安感を高めてしまうと言われています。</p>



<p>認知症の語り部 クリスティーン・ブライデン氏は騒がしい環境について以下のように話しています。</p>



<p><span class="marker-red">&#8220;ショッピングセンター、診療所、ディケアのようなところに行くと、ラジオやテレビの音、電話の鳴る音、人の話し声などの雑音があり、人の往き来が激しい。それはまるで泡だて器のように頭の中をかき混ぜてしまう。<strong>私たちが静かに暮らせるようにしてください</strong>”</span></p>



<p>大音量のテレビの前で過ごすなど大きな音が聞こえ続ける環境にいると、脳が疲れて働きづらくなることがあります。パソコンに例えると、たくさんの情報が入り過ぎて動かなくなってしまうイメージでしょうか。そのような状態になると、イライラしたりその場を離れたくなったりすることもあります。私たちが思う以上に、認知症の方の脳は疲れやすいのです。</p>



<p>認知症をお持ちの方々には、<span class="bold-blue">静かな環境</span>が一番安心できます。ただ、「静かな環境にして」と直接言うことができないことが多く、落ち着かなくなったり「帰りたい」と言うといった形で表現されることが多いです。気を遣うことができたらいいですね。</p>



<p><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/" target="_blank" title="">TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</a></span></p>



<p>また、認知症になると、床の模様も立体的に見えることがあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="515" height="344" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/image.jpg" alt="" class="wp-image-1250" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/image.jpg 515w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/image-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 515px) 100vw, 515px" /></figure>



<p>私たちはこのような床の模様があっても、気にすることは少ないかもしれません。しかし、模様が立体的に見えると歩くのが不安になり、足がすくむことがあります。気付かない私たちにとっては「どうして早く歩かないの？」と思うこともあるかもしれませんね。歩く力があっても、様々な環境から歩く速さが遅くなったり止まってしまったりすることもあるのです。</p>



<p>音や床の模様以外にも、様々な物的環境からの影響があります。例えば、ピンク色の照明が安心感を高めたり、トイレを目印で分かりやすく示したりすることで生活しやすくもなります。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症をお持ちの方にとって、<span class="bold-green">人的環境</span>もとても重要です。人とのつながりが欠けている場合、認知症をお持ちの方もルーマニアの孤児院の子どものような状態になるとユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト氏は述べています。ジネスト氏は孤児院での例を引用して、認知症をお持ちの方に対しても、ひとりの人としてつながりを保てる接し方をすることが重要だと述べています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4.jpg" alt="" class="wp-image-1260" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>イヴ・ジネスト氏はユマニチュードという認知症ケアの技法の中で<strong>４つの柱</strong>というポイントを挙げています。</p>



<p>「見る」「話す」「触れる」「立つ」という４つのポイントを押さえて接することで、<span class="bold-blue">あなたのことが大切です</span>というメッセージを伝えることができます。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>子供にとっても認知症をお持ちの方にとっても、環境から受ける影響は大きいといえます。特に、人とのつながりは必要なものです。「誰からも必要とされていない」と感じられる環境に置かれれば、生きる気力を失っていきます。まるで誰からも水をあげられない植物のように。</p>



<p>↓リンクでは、人とのつながりの大切さをまとめています。</p>



<p><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/important-points-of-ninchisho/" target="_blank" title="">ルカの認知症コンサルテーション　大切なPOINT</a></span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">自分の世界を大切にし、壊されると抵抗</span></h2>



<p>子どもが少しでも自分のやりたいようにできないと、泣いて怒った経験はありませんか？</p>



<p>例えば、ご飯の時いつもあるおかずがないとか、いつも着ているパジャマが洗濯していて着られないとか。</p>



<p>子どもにとっては愛着のあるものを自分の一部としてとらえていたり、いつも通りの流れでないと不安を覚えたりします。環境と自分のさかい目がはっきりしていないためです。自分と環境とのつながりを確かめようと、いろいろな遊びをしますよね。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症の方もまた、自分の生活の中で<strong>築き上げてきた習慣</strong>や<strong>慣れ親しんだ環境</strong>を大切にしています。加えて、変化に適応する力も低下しています。例えば、いつも通りの行動（いつもの時間にいつもの食事をする、いつもの順番・道具で風呂に入る）が急に変わったとき、混乱や不安を感じることがあります。このようなときにいわゆる「介護拒否」という状態になり、皆さんは困ってしまうことがあるかもしれません。</p>



<p>認知症をお持ちの方々の<span class="bold-red">介護拒否</span>は、安心できる習慣や環境を守り<strong>自分を安心させようとしている自然な反応</strong>なのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87.jpg" alt="" class="wp-image-1259" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><br>子供と認知症の方は自分の世界や習慣を大切にし、それが壊されると強い抵抗を示すという共通の特徴があります。このような行動は、子どもにとっても認知症をお持ちの方にとっても、自分の心を守るための必要で自然な反応です。私たちが思う以上に馴染みの習慣と環境に頼って生きられていることを知っておくと、安心して過ごすサポートができます。<strong>いつもの時間・いつもの場所・いつもの順番・いつもの道具</strong>など、「いつも通り」を大切にするちょっとした気遣いで「介護拒否」のような状態にならなくて済むかもしれません。馴染みの習慣・環境は、不安が多い毎日の<span class="bold-blue">心のより所</span>なのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">相手に寄り添い共感するとスムーズに関係が築ける</span></h2>



<p>親のいうことを子どもに聞かせようとして、逆にうまくいかなかった経験はありませんか？例えば、遊びに夢中で夜更かししている子どもに「早く寝なさい！」といっても寝てくれないことはよくありますよね。そんな時、「この遊びが楽しかったのね」とよく話を聞いてから寝ることを勧めると、言うことを聞いてくれることがあります。</p>



<p>子どもは自分の考えを言葉にすることが未熟です。自分の気持ちを言葉で表し、共感してもらうことを子どもは求めています。気持ちに寄り添い共感することが、子どもの安心感を高めて信頼関係を築くうえで大切なのです。</p>



<div style="height:16px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>一方で、認知症をお持ちの方も自分の気持ちを言葉で表すことが難しくなります。「なかなか自分の気持ちを言葉にできず、わかってもらえない」という気持ちを抱えられることが多くなります。</p>



<p>加えて、認知症は<span class="bold">だんだん大きくなる<span class="marker-red">うまくいかなさ</span></span>があり、認知症をお持ちの方はいつも<strong>不安</strong>とともに過ごされています。</p>



<p>認知症の語り部であるクリスティーン・ブライデン氏は日常の苦労と不安について、以下のように話しています。</p>



<p><span class="marker-red">”</span><span class="marker-red">頭の中全体にぼんやりと霧がかかっていて、何をするにも大変な努力とコントロールが必要だ。大変な努力を払わなくては、いつも間違えてしまう。</span></p>



<p><span class="marker-red">心の中では、まるで爪を立てて絶壁に張り付いているように感じている。”</span></p>



<p><span class="fz-12px">書籍『私は誰になっていくの？』　著：クリスティーン・ブライデン　訳：桧垣陽子　より一部引用</span></p>



<p>このように、認知症当事者から見た世界は、まわりには気付かれにくい不安と生きづらさがあります。さらに、言葉にする能力が低下しているため、自分の気持ちを伝えることも難しくなります。</p>



<p>完全に認知症をお持ちの方の気持ちを理解することはできません。しかし、共感しようとする姿勢で接することで安心感を高め、信頼関係を築くことができます。</p>



<p>森ノ宮医療大学教授の松下太氏も、認知症をお持ちの方と接するときに最も大切なポイントは<span class="bold-blue">共感的理解</span>だと述べています。</p>



<p><span class="fz-12px">参考資料：講座『「その人らしさ」を考える！認知症のある方へのリハビリテーション』より</span></p>



<p>私たちが知らない不安や生きづらさが認知症にはあるという気持ちをもって接するだけで、こちらの話にも耳を傾けてくれることがあります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">必要としているのは「愛」と「役割」</span></h2>



<p>子どもにもっとも必要なものは「愛」ということは、子育てされてきた皆さんなら共感していただけるのではないでしょうか。また、「子どもだからできない」と接するのではなく「これをお願いできる？」と頼むと生き生きとチャレンジすることもありますよね。</p>



<p>子どもは子ども扱いされることを望んでいません。子どもであっても愛を求め、また大人と同じように役割を担うことを求めています。道具をとるなどの小さな仕事でも、それがお父さん・お母さんの役に立ち「ありがとう」と感謝の言葉をかけられたら、キラキラした笑顔を見せてくれますよね。</p>



<p>子供にとって「愛」と「役割」は生きる上で必要なもので、これらが満たされると精神状態が安定し自己肯定感（自分で自分を大丈夫だと信じること）がはぐくまれます。</p>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>一方、認知症をお持ちの方も、愛を必要としています。認知症になると、<span class="bold-red">これまでの自分が崩れていくような感覚を感じる</span>と言われています。そのため孤独感や不安感を抱え、さらにその<span class="bold-red">苦しみがまわりにわかってもらえない辛さ</span>も抱えられています。</p>



<p>そんな不安な状況の中で愛情に満ちた関わりがあることで、安心感を得られます。例えば、皆さん家族や介護者からのあたたかい言葉やハグなど。認知症になればひとりでは生きてはいけません。まわりからの愛を感じることで、生きていく安心感を得られるのです。まるで荒波の中の船がしっかりしたイカリにつながれるように。</p>



<p>認知症ケアの最も大切な考え方とされているパーソンセンタードケアでも、愛はどんなに重度の認知症の方であってもだれもが求めているものとして中心に置かれています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94.jpg" alt="" class="wp-image-1267" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">イギリスのトムキッドウッドが提唱したパーソンセンタードケアでは、５つの花びらの中心にくるものが愛とされています。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>認知症の方もまた子どもと同じように、役割を求められています。認知症だから「できない」「わからない」と思われることで、これまで任されてきた仕事や役割を失っている方も多くいらっしゃることでしょう。</p>



<p>しかし、想像してみてください。「できない」と思われて、自分がやってきた役割を代わりにやってもらったり手伝われたりすることを。それも一つの苦しみとなることがあります。それは子どもでも認知症をお持ちの方でも、私たちでも同じことです。役割を任されることは生きる力につながり、役割を奪われることは苦しいのです。役割がなくなった人間は生きる気力を失い、自分のことを役に立たない人間だと思うようになります（自己肯定感の低下）。</p>



<p>逆に、家庭内での小さな仕事（食事の準備や簡単な掃除など）をお願いすることで、自分を「生きていても良い」と感じることができるようになります。</p>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>以下は認知症当事者である吾郷源市氏の方の言葉です。↓</p>



<div style="height:6px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="marker-red">&#8220;最近物忘れをするようになった　　物忘れは悪いことです　　情けないことです</span></p>



<p><span class="marker-red">～中略～　早く死にたいです　　それほどもの忘れはつらいです</span></p>



<p><span class="marker-red">～中略～　することを言ってもらえたらまだやれる　　何もすることがないから死んでも良いと思う</span></p>



<p><span class="marker-red">することが有ればまだまだ長生きしても良い”</span></p>



<p><span class="fz-12px">手記『長生きしても良い』　著：吾郷源市　より一部引用</span></p>



<div style="height:4px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>自分が役立っていると感じることは、認知症をお持ちの方にとって極めて重要なのです。</p>



<p>加えて、<strong>失敗しても指摘しない</strong>ことも重要です。例えば、皿洗いをお願いして、洗い残しがあったとします。洗い残しが多いと言いたくなりますよね。でも、ご本人が「仕事をやれた」と感じられることが一番大切です。あとでそっと洗いなおせばよいのです。</p>



<p>認知症になれば、失敗を指摘されることだらけになります。忘れていることを指摘され、できていたことができていないと指摘され、自信を失っていきます。そんな中で、「洗いものを任されて役に立てた」ということは、事実は忘れても<strong>感情記憶</strong>は確かに残り、ご本人を支えます。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このように、愛と役割は子どもにとっても認知症をお持ちの方にとっても、生きる上で大切なものなのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc10">唯一の不幸は周囲による押し付け</span></h2>



<p>子どもの頃、暗くなって見えなくなるまで公園で遊んだ経験はありませんか？でも、大人になれば「そろそろ帰ってご飯を食べないと」とか「寝るのが遅くなる」などとあれこれ考えてしまいますよね。</p>



<p>子どもは「今」を大切に生きています。頭の中では今一瞬一瞬の感覚や感情でいっぱいです。例えば、砂場の砂の感触や、夕暮れ時の空気感、楽しさ、走る爽快感・・。</p>



<p><span class="bold-blue">過去や未来にとらわれず今の感覚だけに集中することは、幸福度が高い</span>といわれています。これを<strong><span class="bold-blue">マインドフルネス</span></strong>の状態と言います。私たちでも仕事やスポーツに集中して、気付いたら時間が過ぎていた経験がありますよね。そんな時は、過去の後悔や未来への不安から解放されているといえます。子どもが夢中で遊んでいるときは、とても幸せな心でいられていると言えるのです。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>しかし、子どもが遅くまで泥だらけで遊んでいると、親は「寝るのが遅くなる」「こんなに汚したら洗濯が大変」などと言ってしまいますよね。親と子どもは住んでいる世界が違うとも言えます。さらに「遊んでばかりいないで勉強しないと」とか「そんなんじゃ将来困るよ」とか、親の世界の価値観を子どもに求めていきます。それは<ruby>躾<rt>しつけ</rt></ruby>で仕方がないことでもありますが、いつも今だけに集中できていたマインドフルネスの状態は失われていきます。そして過去や未来のことが常に頭に入り込むようになり、大人の思考になっていくのです。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>一方で、認知症をお持ちの方も子どもと同じような状況にあります。特にアルツハイマー型認知症では、過去の記憶が抜け落ち、また未来を予測する能力も低下してきます。そのため「今」一瞬一瞬を生きるマインドフルネスの状態に近づいていきます。その時に嬉しい・悲しいという感覚や心の動きで、頭の中は一杯なのです。加えて、私たちのように対人関係に気を遣いすぎることもありません。思ったことをストレートに口に出すことも増えます。これらを医学的には認知機能障害という見方もできますが、<span class="bold-blue">認知症をお持ちの方は過去にも未来にもとらわれず幸福度は高くなりやすい</span>状態でもあると私は考えています。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>しかし、なぜ認知症になると苦しいと言われるのでしょうか。それは、ひとつに周囲からの価値観の押し付けがあるからです。認知症になり失敗がみられるようになると、「私たちと同じようにできない人」といった見方をされるようになります。<span class="bold-red">失敗を指摘されたり、「できない人」「わからない人」として扱われる</span>ようになり、扱いの違いにご本人も気付きます。さらに、私たちと同じようにできるよう、やり方を教えられたり注意されたりしながら過ごし続けることになります。例えば、薬を飲み忘れていると言われたり、ゴミ出しの日が違うと言われたり、行事の日を忘れていることを指摘されたり、同じものを買ってこないでと言われたり。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc.jpg" alt="" class="wp-image-1268" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">認知症がない人：アンパン　認知症の方：ドーナツ　と例えると、おたがいに違っていてもよいのに指摘しているように見えます。ドーナッツは穴が空いていても、アンパンと違ったおいしさがありますよね。</figcaption></figure>



<p>この価値観の押し付けを、私はドーナツとアンパンに例えます。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>ドーナツ　⇒　認知症をお持ちの方</li>



<li>アンパン　⇒　認知症ではない人</li>
</ul>



<p>このように例えると、アンパンから見ればドーナツは穴が空いているし、あんこも入っていません。「なぜアンパンにあるものがないのか（認知機能や生活能力）」と指摘したくなります。しかし、ドーナツはアンパンと比べるから「穴が空いている」「あんこが入っていない」と言われるのであって、ドーナツにはドーナツのおいしさ（個性と能力）がありますよね。比べなければ、劣っているなどと言われることはないのです。その偏見や価値観の押し付けが、認知症をお持ちの方々を苦しめる要因となっています。</p>



<p>戸田中央総合病院メンタルヘルス科 元部長　上田諭氏は、著書「治さなくてよい認知症」の中で以下のように述べられています。</p>



<p><span class="marker-red">”脳神経障害がいまだわずかな初期から中期に生じるBPSDとは、かなりの部分が環境や周囲に対するネガティブな反応である。周囲が無理解だったり認知症を受容できていなかったりすることが、本人の自尊心を傷つける接し方となりやすく、その反応症状として不機嫌や易怒性などが引き出される。”</span></p>



<p><span class="fz-12px">書籍「治さなくてよい認知症」　著：上田諭　出版：日本評論社　より一部引用</span></p>



<p>BPSDとは行動・心理症状のことで、わかりやすく例えば大声を出したり、介護に抵抗したりといった行動を指します。要するにこのような行動は、例えるならドーナツに対してアンパンのようにふるまうことを押し付けることの反発として起きるのです。「ドーナツはドーナツのままでいい」とありのままを認め、アンパンと比べて無いものを求めなければ、ドーナツ（認知症をお持ちの方）は幸せになれると私は考えます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc11">まとめ</span></h2>



<p>今回は、子どもと認知症をお持ちの方の驚くほど多い共通点８選をお話ししました。</p>



<p><strong>・・子どもと認知症の方の共通点８選・・</strong></p>



<ol class="wp-block-list">
<li><strong>相手の反応は自分を映す<span class="bold-blue">鏡</span></strong></li>



<li><strong>自分がどう扱われているかに気付いている</strong></li>



<li><strong>意味のないように見える行動に<span class="bold-blue">意味</span>がある</strong></li>



<li><strong>環境からの影響が大きい</strong></li>



<li><strong>自分の世界を大切にし、壊されると<span class="bold-red">抵抗</span></strong></li>



<li><strong>相手に寄り添い<span class="bold-blue">共感</span>するとスムーズに関係が築ける</strong></li>



<li><strong>必要としているのは<span class="bold-blue">愛</span>と<span class="bold-blue">役割</span></strong></li>



<li><strong>唯一の不幸は周囲による<span class="bold-red">押し付け</span></strong></li>
</ol>



<p>確かに、子どもと認知症をお持ちの方は年齢も発達過程も全く違い、共通点があると言うことができないという意見もあるでしょう。異なっている部分が多いことは間違いありません。</p>



<p>ただ、私の経験的には子どもと認知症をお持ちの方への接し方に共通部分が非常に多いことを感じています。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>なぜ共通点が多いと考えられるのか、理由は２つあります。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li> <strong>脳の機能面で共通点があるから</strong>・・ 前頭葉や大脳皮質など高度な機能を担う部分は私たちに比べて未発達または衰えており、本能や感情を司る大脳辺縁系が強く働いていることがあげられます。</li>



<li><strong>私たち自身が純粋な反応を失っているから・・</strong> 子どもや認知症の方は“今”を純粋に生き、目の前のことに笑い、怒り、涙を流します。一方で、私たちは人間関係や損得を考え、過去や未来にとらわれ、生き物として不自然な反応をすることが多いのです。</li>
</ol>



<p>２つ目の理由から、私たちが子どもや認知症の方を「何も分かっていない」と見下すのは間違いだと言えます。 実は彼らのほうが多くを感じ、見て、本来の人間らしさを備えている。さらには、幸福に近い存在なのではないかと私は思います。</p>



<p>ただし、一つだけ不幸な要因があります。８つ目の共通点でお話ししましたが、私たちが彼らを「何も分かっていない」と憐れみ、差別的に扱うことです。子供も認知症をお持ちの方も最も幸福に近い存在にもかかわらず、扱いを区別され私たちの価値観を押し付けられることが生きづらさとなる点が、私が強調したいことです。</p>



<p><strong>子どもも認知症をお持ちの方も、ありのままを認め、気持ちを汲み取り、失敗を指摘せず、愛をもって関わりながら、必要とされる役割をもてるようにする。</strong>これこそ、子育てにも認知症ケアにも通じる極意であると私は思います。</p>



<p>そして、子育てと同じように、介護にも終わりがあります。終わりを迎えた後もあなたの人生が燃え尽きることなくご自分の人生を生きられますように。<br>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<p>この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。</p>



<p>あなたとあなたの大切なご家族の今後が、笑顔の多いものになりますように。</p>



<p></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/commonalities-between-children-and-people-with-dementia/">子育てを認知症ケアに生かせる 子どもと認知症の方の驚くべき８つの共通点</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=why-family-support-for-dementia-necessary</link>
					<comments>https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 22 Sep 2024 21:37:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護のストレスと気持ちの整理]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
		<category><![CDATA[アルツハイマー]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[相談]]></category>
		<category><![CDATA[ストレス]]></category>
		<category><![CDATA[眠れない]]></category>
		<category><![CDATA[ふらつき]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「認知症になった家族に、どう接すればいいんだろう…」 「良かれと思ってしたことが、かえって本人を怒らせてしまった…」 毎日の介護、本当に、本当にお疲れ様です。 かつてのお父様・お母様との違いに戸惑い、終わりの見えない介護 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/">【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「認知症になった家族に、どう接すればいいんだろう…」 </p>



<p>「良かれと思ってしたことが、かえって本人を怒らせてしまった…」</p>



<p>毎日の介護、本当に、本当にお疲れ様です。</p>



<p>かつてのお父様・お母様との違いに戸惑い、終わりの見えない介護に、お一人で心をすり減らしているのではないでしょうか。</p>



<p>こんにちは、家族専門認知症ケアアドバイザーのルカです。</p>



<p>この記事では、多くのご家族が抱えるその切実なお悩みに対して、ご本人も、そして何よりあなた自身の心もふっと軽くなる具体的な<strong>5つのヒント</strong>を、私の経験と多くのご家族の事例を元にご紹介します。</p>



<p>難しいテクニックではありません。今日から一つでも意識できる、関わり方の「土台」となる考え方です。この記事を読み終える頃には、きっと明日からの介護への向き合い方が変わるはずです。</p>



<p>※以下の記事は、個人の見解を含みます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="624" height="624" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/2488718.jpg" alt="" class="wp-image-1197" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/2488718.jpg 624w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/2488718-300x300.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/2488718-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 624px) 100vw, 624px" /></figure>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">ヒント１：本人の「世界」を否定せず、まず受け入れる</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">ヒント２：「一人の人間」として尊厳を守る接し方を心がける</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">ヒント３：言葉より「穏やかな態度」で安心感を伝える</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ヒント４：小さな「役割」で自信を取り戻してもらう</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ヒント５：【最重要】「シャンパンタワーの法則」で自分自身を満たす</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">ヒント１：本人の「世界」を否定せず、まず受け入れる</span></h2>



<p>多くのご家族が最初にぶつかる壁。それは、お父様・お母様の言動を「それは違うでしょ」「忘れたの？」と、つい<strong>事実で正そうとしてしまう</strong>ことです。</p>



<p>例えば、「ご飯はまだ食べていない」と繰り返す家族に、「さっき食べたでしょ！」と言ってしまう。これは自然な反応かもしれません。しかし、ご本人にとっては「食べていない」ということが、ご本人にとっての紛れもない真実なのです。</p>



<p>その真実を否定されると、ご本人は「誰にも信じてもらえない」「攻撃されている」と感じ、不安や混乱が強まってしまいます。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/commonalities-between-children-and-people-with-dementia/" target="_blank" title="">子育てを認知症ケアに生かせる 子どもと認知症の方の驚くべき８つの共通点</a></p>



<p><strong>【具体的なアクション】</strong> </p>



<p>まずは、<strong>共感のクッション言葉</strong>を使いましょう。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>「そうなのね、お腹がすいたんだね」</li>



<li>「大変だったね、心配だね」</li>
</ul>



<p>このように、<strong>最初の一言目で共感</strong>しご本人の世界観を受け止める。それだけで、ご本人は「この人は自分の気持ちを分かってくれる味方だ」と感じ、心を落ち着かせることができます。あなたにとって適切でないことをされているご本人に最初の一言目で共感することは難しいかもしれませんが、まず気持ちに寄り添おうとすることが、とても大切な信頼関係の第一歩です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">ヒント２：「一人の人間」として尊厳を守る接し方を心がける</span></h2>



<p>たとえ多くのことができなくなったとしても、その方の<strong>人生やプライド、築き上げてきた人格が失われたわけではありません。</strong></p>



<p>「こんなこともできないの？」 「どうして分からないの？」</p>



<p>私たちは自分よりも能力が低い人間を見ると、無意識のうちにまるで子どもや劣った存在のようにとらえてたり、接してしまうことがあります。人間の心理としては自然なことです。しかし、たとえ私たちが傷つけようと思っていなくても、ご本人が子どものように扱われている，できない人間と扱われていると感じれば傷つきます。私たちも認知症の方も全く同じです。</p>



<p>今は病気のためにできないことが増えましたが、これまで何十年と苦労を乗り越えてこられた事実は変わりません。お父様・お母様は死んでしまいたいと思われることも私たち以上に幾度となく乗り越えてこられたでしょう。そのことを意識しようとするだけで、自然と尊厳を守る態度が生まれます。</p>



<p><strong>【具体的なアクション】</strong> </p>



<p>ご本人が持つ人生経験やプライドに敬意を払い、相談したり選んでもらったりすることを意識してみてください。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>言葉遣いを丁寧に保つ。</strong></li>



<li><strong>失敗しても責めずに、さりげなくフォローする。</strong></li>



<li><strong>服を選んだり、食事のメニューを決めたりする際に、意見を尋ねる。</strong></li>
</ul>



<p>たとえ返事がなくても、「お父さん（お母さん）はどちらがいいと思う？」と問いかける姿勢そのものが、その方の尊厳を守ることに繋がります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">ヒント３：言葉より「穏やかな態度」で安心感を伝える</span></h2>



<p>あなたは、介護中にイラっとしたり、怒りを感じたりすることはありませんか？ 「わかってほしいのに、全然わかってくれない」 「なんでこんなことをするの…」 そのように感じるのは、あなたがご家族のことを諦めていない、大切な証拠です。<strong>「こうあってほしい」という期待</strong>があるから<span class="bold-red">怒り</span>が生まれるのです。</p>



<p>しかし、一つだけ知っておいてほしいことがあります。 認知症の方は、言葉の意味を理解するのが難しくなっても、<strong>相手の表情や声のトーンといった「感情」は驚くほど敏感に感じ取っています。</strong>なぜなら、私たちの脳の働きは知性（大脳皮質）が中心ですが、認知症をお持ちの方々の脳の働きは感情・本能（大脳辺縁系）が中心だからです。そのため、理屈や言葉の内容よりも、あなたの感情の方が強く伝わってしまうのです。</p>



<p>あなたが焦りや怒りを感じていると、そのトゲトゲした空気は必ず相手に伝わり、ご本人の不安を増幅させてしまいます。</p>



<p><strong>【具体的なアクション】</strong> </p>



<p>何かを伝えようとする前に、まず<strong>あなた自身が落ち着くこと</strong>。それが何よりのコミュニケーションになります。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>話しかける前に、一度深呼吸をする。</strong></li>



<li><strong>相手の目線に合わせて、笑顔で話す。</strong></li>



<li><strong>優しいトーンで、ゆっくりと話す。</strong></li>
</ul>



<p>介護者が穏やかでいること。それだけで、ご本人は「ここは安全な場所だ」と感じ、心を落ち着かせることができるのです。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/comfortable-smile-skills/" target="_blank" title="">認知症の方に笑顔で安心感を伝えるポイント　３選</a></p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/comfortable-touch-skills/" target="_blank" title="">認知症の方を不安にさせない手の触れ方　3選</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">ヒント４：小さな「役割」で自信を取り戻してもらう</span></h2>



<p>認知症の進行とともにお父様・お母様が最もつらく感じるのは、「自分は何もできなくなった」という無力感です。その気持ちは、自尊心を傷つけ、生きる気力さえ奪ってしまいます。そして、「何もできない人」と見られていることも感じ、自分の居場所がないように感じられることもあるでしょう。</p>



<p>ご家族にできる素晴らしいサポートの一つが、<strong>ご本人が「自分はまだ役に立てる」と感じられるチャンスを作ってあげる</strong>ことです。</p>



<p><strong>【具体的なアクション】</strong> </p>



<p>ご本人の能力に合わせて、<strong>簡単な役割</strong>をお願いしてみましょう。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>洗濯物をたたんでもらう</li>



<li>テーブルを拭いてもらう</li>



<li>野菜の皮をむいてもらう（安全に配慮して）</li>
</ul>



<p>たとえ完璧にできなくても、決して手を出したり責めたりしないでください。洗濯物の畳間違いなどは、あとで手直しすればよいのです。大切なのは結果ではなく、「役割を担う」という行為そのものです。そして、終わったら必ず「ありがとう、助かったわ」と<strong>感謝の言葉</strong>を伝えてください。その一言が、ご本人の失いかけた自信と笑顔を取り戻すきっかけになります。それどころか、生きる気力さえ取り戻すチャンスにもなりえます。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/" target="_blank" title="">役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">ヒント５：【最重要】「シャンパンタワーの法則」で自分自身を満たす</span></h2>



<p>これまで4つのヒントをお伝えしましたが、これらを実践するには、たった一つ、最も大切な条件があります。 それは、<strong>介護するあなた自身が、少しでも心と体に余裕を持っていること</strong>です。</p>



<p>ここで、私が決して忘れることのできない、ある男性のお話をさせてください。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p>ある男性がいました。</p>



<p>認知症になった妻の介護を長年続けています。</p>



<p>妻は男性が近づくといつも叩いて抵抗しました。</p>



<p>叩かれても叩かれても、男性はすり潰したご飯を妻の口へ運びました。</p>



<p>ある日、男性はいつものように妻のために野菜をすり潰していました。</p>



<p>その時、妻が男性につかみかかってきました。</p>



<p>とっさに妻の手を払いのけた際、男性が持っていたすりこぎが妻の目に当たりました。</p>



<p>その時です。</p>



<p>男性の中で押さえつけていたものが一気に膨れ上がり、気付くと持っていたすりこぎで何度も妻の目を突いていました。</p>



<p><strong>「最初の一回は偶然だったんです。でも、あとは気づいたらやってしまっていました。」</strong> </p>



<p>（松本一生氏 講座・書籍「今、この時の家族支援」のエピソードより）</p>
</blockquote>



<p>なぜ、これほど献身的だった彼が、ここまで追い詰められてしまったのでしょうか。 原因は、<strong>自分を犠牲にする介護</strong>です。自分の辛さ、怒り、寂しさ、不安、疲れ。あらゆる感情に蓋をして、「もっと頑張らなくては」と自分を追い詰めた結果、心は限界を超えてしまいました。</p>



<p>心が限界に達する前に、体は先に悲鳴を上げはじめます。あなたの体は、悲鳴をあげていませんか？ </p>



<p><strong>　☑ ふらつき、めまい、むかつき</strong></p>



<p><strong>　☑ 体の痛み </strong></p>



<p><strong>　☑ 眠れない（不眠は最も<span class="bold-red">危険なサイン</span>です）</strong></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/0be327e80c72648cf63b4bc828d6711b.jpg" alt="" class="wp-image-1198" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/0be327e80c72648cf63b4bc828d6711b.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/0be327e80c72648cf63b4bc828d6711b-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/0be327e80c72648cf63b4bc828d6711b-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>心が「まだ大丈夫」と思っていても、体が先に限界を迎えることは少なくありません。</p>



<p><strong>シャンパンタワーの法則</strong>というものがあります。 一番上のグラス（あなた自身）にシャンパンを注ぎ、そこから溢れた愛やエネルギーで、初めて下のグラス（大切な家族）を満たすことができるのです。自分のグラスが空のまま、誰かを満たすことはできません。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="724" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/1356050-1-1024x724.png" alt="" class="wp-image-1199" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/1356050-1-1024x724.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/1356050-1-300x212.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/1356050-1-768x543.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/1356050-1-1536x1086.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/1356050-1.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>【具体的なアクション】</strong> <strong>あなた自身を、何よりも一番大切にしてください。</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>介護サービスを「自分のため」に使うことに、罪悪感を持たないでください。</strong></li>



<li><strong>ショートステイに預けて、友人と食事に行ってもいいのです。温泉に行ってもいいのです。</strong></li>



<li><strong>「許せない」「憎い」そんな感情が湧いても、自分を責めないでください。それは人間として当たり前の感情です。誰かにその気持ちを吐き出してください。</strong></li>
</ul>



<p>あなたが自分を大切にし、心にほんの少しのゆとりが生まれること。その結果こぼれるあなたの自然な笑顔こそが、ご家族にとって最高の幸せなのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/9ee5ffe0a698e0827cf7a778fb2465ca.jpg" alt="" class="wp-image-1200" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/9ee5ffe0a698e0827cf7a778fb2465ca.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/9ee5ffe0a698e0827cf7a778fb2465ca-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/09/9ee5ffe0a698e0827cf7a778fb2465ca-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">まとめ</span></h2>



<p>いかがでしたでしょうか。 認知症になったあなたの家族との関わりが少しでも楽になる、5つのヒントをご紹介しました。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>ヒント１：本人の「世界」を否定せず、まず受け入れる</strong></li>



<li><strong>ヒント２：「一人の人間」として尊厳を守る接し方を心がける</strong></li>



<li><strong>ヒント３：言葉より「穏やかな態度」で安心感を伝える</strong></li>



<li><strong>ヒント４：小さな「役割」で自信を取り戻してもらう</strong></li>



<li><strong>ヒント５：【最重要】「シャンパンタワーの法則」で自分自身を満たす</strong></li>
</ul>



<p>すべてを完璧にこなす必要はありません。</p>



<p> 「今日は自分を大切にできたかな？」</p>



<p>と問いかけるだけでも十分です。</p>



<p>終わりの見えない介護にも、必ず終わりは訪れます。その日が来たときに、あなたの人生が笑顔で満たされていること。それこそが、あなたを愛してくれたご家族の一番の願いではないでしょうか。たとえ今は病気のために「私のことよりあなたの人生を大切にして」と言えなかったとしても、きっとあなたのお父様・お母様はそう思われていると私は思います。</p>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>介護はその後も続くあなたの人生の一部分でしかありません。</p>



<p>介護であなたが犠牲になることなく過ごしていけますように。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<p>あなたとあなたの大切な家族のこれからが、笑顔でいっぱいでありますように。</p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/">【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 05 Feb 2023 14:09:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者介護]]></category>
		<category><![CDATA[認知症サポート]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[医療知識]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症の知識]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症予防]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症対策]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
		<category><![CDATA[余命]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者の健康]]></category>
		<category><![CDATA[脳の健康]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 あなたは、アルツハイマー型認知症の方の平均余命は発症してから８年だということをご存知でしょうか？ 多くのご家庭でアルツハイマー型認知症の重要な知識を知らずに介護をされてい [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p>あなたは、アルツハイマー型認知症の方の平均余命は発症してから８年だということをご存知でしょうか？</p>



<p>多くのご家庭でアルツハイマー型認知症の重要な知識を知らずに介護をされていると感じています。</p>



<p>現場では、知らなかったために後悔される家族の方も見てきました。</p>



<p>今回は、教科書には載っておらず多くの人が知らないけれども介護をする上で絶対に知っておくべきアルツハイマー型認知症の重要な知識についてお話しします。</p>



<p>※以下の記事は、個人の見解を含みます。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">生きづらさの一番の原因は大きな不安</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">平均余命は８年</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">どんなに治療をしても進行する</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">脳トレだけでなく生活支援を</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">認知症になってもできること</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">支援を受けることに罪悪感を持たないで</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">限られたかけがえのない時間を大切に</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">生きづらさの一番の原因は大きな不安</span></h2>



<p>アルツハイマー型認知症はすべての認知症患者の2人に1人と言われており、最も患者数の多い認知症です。テレビなどで取り上げられる「いわゆる認知症」は、アルツハイマー型認知症のことだと思ってよいです。</p>



<p>もの忘ればかり注目される中で、あまり知られていないアルツハイマー型認知症の大きな特徴は、<span class="bold-red">大きな不安</span>です。</p>



<p>デイケア・デイサービスでそわそわ・きょろきょろして落ち着かない方がいれば、アルツハイマー型認知症のことがほとんどです。</p>



<p>なぜ大きな不安が特徴なのかというと、病気の進行でできないこと・うまくいかないことが増えた時、<span class="bold">なぜできなくなっているのか・うまくいかなくなっているのか<span class="bold-red">理由が自分ではわからない</span></span>ことが原因の一つです。</p>



<p>例えば、アルツハイマー型認知症ではついさっきの出来事をすっかり忘れてしまう（<span class="bold">短期記憶障害</span>）症状がありますが、忘れてしまっていることに自分では気付くことはできません。「ご飯まだ？」と10回言ったとしても、毎回初めてのつもりでご本人様は言っています。でも、「何回同じことを言うの！いいかげんにしてよ！」と言われて戸惑われるようなケースが毎日何度も何度も起こります。</p>



<p>記憶障害の他にも、今日が何月何日かやここがどこか、相手が誰か分からなくなる（<span class="bold">時間・場所・人の見当識障害</span>），道に迷う（<span class="bold">空間認識の障害，地誌的見当識の障害</span>），，着替えるなどの複雑な動作が難しくなる（<span class="bold">失行</span>）などがあります。これらも、なぜできなくなっているのか自分で気づくことはできません。</p>



<p>中でも特に生きづらさの原因となっているのが、状況や相手の気持ちを読めなくなる障害（<span class="bold-red">社会的認知の障害</span>）です。例えば、鍋を火にかけているのを忘れていて、煙が部屋に立ち込めたとします。家族は煙とにおいでびっくりして「鍋こげてるじゃない！」と言いますが、当の本人は「どうしたの？」ときょとんとしていることがあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac.png" alt="" class="wp-image-865" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>これは病気の症状ではありますが、家族などのまわりの人々を<span class="marker-under-red">イライラさせる原因</span>となります。本人も、理由はわからないけれどまわりを困らせていることに気付き、苦しくなります。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このような生きづらさがありながら、<span class="bold">なぜ生きづらくなっているのかわからない</span>こと，記憶やまわりとのつながりなどの<span class="marker-red">確かなものがどんどん不確かなものへ変わっていく</span>ことが大きな不安の原因であると考えられます。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>私がとても大切だと思うのは、<span class="bold-blue">認知症のことを知る</span>ことです。アルツハイマー型認知症の方々はどんな症状を持っておられるのか・どんな生きづらさを抱えて生きておられるのかを知ることで、介護する側も心が受け入れやすくなります。逆に病気のことを知らないと、理由が分からないのでイライラが止まらなくなります。それでは介護する側も介護される側も苦しくなってしまうでしょう。</p>



<p>・・このブログでは認知症のことを知ってもらうために、専門家でなくてもわかりやい記事にして発信しています。他の記事も参考にしていただければ嬉しいです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">平均余命は８年</span></h2>



<p>アルツハイマー型認知症（アルツハイマー病）は物忘れが進む病気だと思っていませんか？？</p>



<p>確かに記憶障害が進むのは間違いありません。</p>



<p>しかし、平均余命は発症してから<span class="bold">８年</span>と意外にも短いのをご存知でしょうか。</p>



<p><span class="fz-12px">（Alzheimer&#8217;s Association　HPより</span><span class="fz-12px">。※</span><span class="fz-12px">進行は</span><span class="fz-12px">個人差があります</span><span class="fz-12px">。</span><span class="fz-12px">）</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25802791_s-1.jpg" alt="" class="wp-image-802" style="width:459px;height:306px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25802791_s-1.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25802791_s-1-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>アルツハイマー型認知症は、もの忘れや徘徊などが注目されますが、脳がやせていき<span class="bold">最後には命を奪われる</span><span class="bold">病気</span>（神経変性疾患）です。</p>



<p>残酷な事実ではありますが、このことは医療関係者でさえ盲点になりやすいことです。</p>



<p>最初は記憶障害が目立ちますが、徐々に脳の働きだけでなく<span class="bold">体の機能も低下</span>し、立ち上がることも難しくなります。できていたことは次第にできなくなり、起き上がれなくなったときに「歩けるうちにもっと一緒に出かければよかった」と後悔される方もおられます。最後には寝たきりとなり、重度になると飲み込む力が低下して誤嚥性肺炎や他の病気を合併して亡くなられるケースが多いです。そのため、直接の死因は誤嚥性肺炎などとなっていても、アルツハイマー型認知症が背景にある場合は多くあります。</p>



<p>余命について知らなければ、もの忘れの進行にばかり気を取られて、<span class="bold">残された時間と能力の大切さ</span>に気付くことができません。進行することを考えれば、今目の前にいる認知症の方は「今が一番良い状態」です。今できることの多くは今後できなくなります。最も進行すれば、笑う能力さえ失われてしまいます。</p>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">どんなに治療をしても進行する</span></h2>



<p>亡くなる原因の病気は</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>１位　ガン（悪性新生物）</li>



<li>２位　心疾患（心筋梗塞など）</li>



<li>３位　脳血管障害（脳梗塞など）</li>
</ul>



<p>となっています<span class="fz-14px">（厚生労働省HP 2021年統計より）</span>　。</p>



<p>この３つの病気は、治療法が存在します。例えば、ガンであれば切り取ったり抗がん剤を使ったり放射線を使ったり。もちろん治療が難しいケースもありますが、全体として見れば治療法は確立していると言ってよいと思います。</p>



<p>しかし、認知症　特にアルツハイマー型認知症は、進行を遅らせることはできるものの、<span class="bold">根本的な治療法は今のところありません</span>。そのため、いくら薬を飲んでも、脳トレをしても、おおむね改善することはなく<span class="bold">徐々に進行していきます</span>。</p>



<p>薬を飲むこと、脳トレをすることが意味のないことではありません。進行を緩やかにし、今できることを保てるようにする大切なことです。本人が苦にならずに自分から取り組めていれば問題ありません。</p>



<p>ただし</p>



<p>「認知症を治さなければ。もっと脳トレをさせなければ。運動も頑張ってもらって、食事にも気を付けて、認知症が進まないようにしなければ。」</p>



<p>と<span class="bold">努力を無理強いしてしまうと、認知症であるご本人は追い詰められてしまいます</span>。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/3853030_s.jpg" alt="" class="wp-image-847" style="width:468px;height:312px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/3853030_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/3853030_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption class="wp-element-caption">毎日多くの脳トレを課す介護者の方もおられます。</figcaption></figure>



<p>認知症と共に生きることは、普段の生活を送るだけでもとても疲れます。</p>



<p>本人も認知症である語り部 クリスティーン・ブライデンさんは、以下のように述べています。</p>



<p>「朝起きると、今日は何曜日か、何をすることになっているのかが思い出せない。<span class="bold">ただ、家でのんびり過ごすだけでも疲れ切ってしまう</span>。お茶の入れ方、シャワーの使い方、服のあり場所、何を着るべきかがわからない。」</p>



<p>普通の生活を送るだけでも、脳をフル活動させる必要があるからです。その上、脳トレや運動を度を超えて無理強いすることは、苦痛以外の何でもありません。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="868" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-868x1024.jpg" alt="" class="wp-image-866" style="width:290px;height:341px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-868x1024.jpg 868w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-254x300.jpg 254w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-768x906.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622.jpg 1200w" sizes="(max-width: 868px) 100vw, 868px" /><figcaption class="wp-element-caption">普段の生活だけでも脳は頑張り過ぎています。</figcaption></figure>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>脳トレをしてもゆっくりと進行していくことを受け入れ、今できることや与えられている時間に目を向けましょう。脳トレだけに執着するよりも、今の生活を支えることや、不安に寄り添うこと，残された能力でやりたいことを精一杯してもらうことがもっと大切です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">脳トレだけでなく生活支援を</span></h2>



<p>認知症とは、脳の働きの障害と勘違いされている方が多いように思います。</p>



<p><span class="bold">認知症とは</span>脳の働きの障害を指すのではなく、<span class="bold">脳の働きの障害により<span class="marker-red">生活がうまく送れなくなった状態</span></span>のことを指します。そのため、認知症により<span class="bold-blue">生活に困っていることを支える</span>ことが大切です。</p>



<p>具体的には、介護サービスを使ったり、自宅の環境を整えたり、地域で見守りできるようにしたり。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「脳トレやリハビリは必要ないの？？」</p>



<p>とおっしゃる方もいらっしゃると思います。</p>



<p>脳トレやリハビリはとても大切なことです。続ければ脳の働きの低下を緩やかにすることができます。ただし、それだけでは生活の困りごとを解決することはできません。ましてや、脳の機能は徐々に衰えていくことは病気の性質上どうしようもないことです。そのため脳トレやリハビリだけに集中するのではなく、生活を支える環境づくりをしていくことが重要です。</p>



<p>生活を支えるとは、主に以下の２つです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">できない部分のみ介助する</span></li>



<li><span class="bold">できる環境を作る</span></li>
</ul>



<p>例えば、毎週月曜と木曜がゴミ出しの日だとします。でも、今日が何曜日なのかわからないので、どうしてもゴミ出しの日を間違えてしまいます。</p>



<p>このような時、脳トレをして今日が何曜日かわかるように訓練することはとても難しいことです。</p>



<p>でも、ゴミ出しの日の朝、息子さんが電話をして「今日はゴミ出しの日だよ」と教えたらどうでしょう。今日が何曜日かわからなくなっても、ゴミを出せるかもしれません。</p>



<p>また、ゴミ出しカレンダーの横に大きな日めくり電波時計を置いてみるのもひとつの方法です。大きく今日の日付と曜日を表示するので、状態によってはうまくいくかもしれません。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-1024x768.png" alt="" class="wp-image-806" style="width:535px;height:401px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-1024x768.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-768x576.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-1536x1152.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>このような支援が、できない部分のみ介助する（電話でゴミ出しの曜日を教える），できる環境を作る（日めくり電波時計が日付を教えてくれる）の一例です。認知症によりできないことが増えたとしても、支援を工夫することで生活を続けていくことができます。</p>



<p></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">認知症になってもできること</span></h2>



<p>これまでアルツハイマー型認知症になるとできなくなることばかりを述べてきましたが、できることは同じくらいたくさんあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5.png" alt="" class="wp-image-849" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>病気の進行とともに、できないことは増えて支援が必要になる割合は増えていきます。</p>



<p>しかし、できないことが増えることばかりに目を向けていると、せっかくたくさんのできることがあっても気付くことができなくなります。</p>



<div style="height:17px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「アルツハイマーになると、できることなんてほとんどないよ」</p>



<p></p>



<p>と思われている方も多いのではないでしょうか。</p>



<p>実際に介護をされている方は「できなくなった」印象が強くて、「できる」ことをイメージするのが難しいのももっともです。</p>



<p>では、アルツハイマー型認知症の方々にできることとはどんなものがあるのでしょうか。</p>



<p>それは例えば次のような活動です。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">長年やりなれた習慣</span>・・仕事で長い間やってきたことは体に染みついている</li>



<li><span class="bold">コミュニケーション</span>・・空気を読むことは難しくなるものの、会話の能力は比較的保たれる</li>



<li><span class="bold">運動</span>・・難しいものでなければ重度になるまで運動する能力は保たれる</li>



<li><span class="bold">シンプルな作業</span>・・やすり掛けなどの１つの工程のみの作業はこなしやすい</li>
</ul>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>特に長年やりなれた習慣は、アルツハイマー型認知症の方々にとって大きな強みになります。例えば、昔から着物の着付けをしていた方であれば、手際よく着付けをされることがあります。また、長年農業をされてきた方であれば、畑に行ったとたんに野菜の手入れをいきいきとされる場面はよく見かけます。</p>



<p>やりなれた習慣でなくても、シンプルな作業なら十分活躍することができます。例えば、品物のふくろ詰めだったり雑巾がけだったり。このような１工程の作業には活躍の場が多くあります。</p>



<p>くわえて、一緒に取り組む仲間がいたり、騒がしすぎない場所を用意することで、もっとできることは増えます。また、できない部分のみ支援をうけることで、さらに活躍の場は広がります。できることに集中して取り組むことで、不安は頭から離れ「私にもできることがある！」と感じられます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="429" height="495" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/598562.jpg" alt="" class="wp-image-867" style="width:254px;height:293px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/598562.jpg 429w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/598562-260x300.jpg 260w" sizes="(max-width: 429px) 100vw, 429px" /><figcaption class="wp-element-caption">できることが生きがいにつながります。</figcaption></figure>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「注文をまちがえる料理店」をご存知でしょうか？</p>



<p>この料理店のホールで働く方はみんな認知症の方々です。注文を間違えることがありますが、お客様の理解があるので注文を間違えてもそれが店の魅力となっています。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このように認知症になってもできることはたくさんあります。さらに、まわりの支援があれば、できることはもっとたくさん生まれます。アルツハイマー型認知症の方々には、活躍の場がまだまだたくさん眠っています。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">支援を受けることに罪悪感を持たないで</span></h2>



<p>このポイントがアルツハイマー型認知症の方の介護で、<span class="bold-red">最も重要</span>だと私は思います。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「デイケアには行きたくない。息子のお前が介護をしろ。」</p>



<p>介護をしている父親にそう言われたら、あなたはどうしますか？</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症の方の介護は、家族だけでやり続けていくのは私は絶対におすすめしません。</p>



<p>もし支援を受けずに家族だけで介護ができていたとしても、介護サービスなどの<span class="bold">支援を受けずに介護を続けることは、</span><span class="bold">息継ぎをせずに広い海を泳ぎ続けるようなもの</span>です。介護は何年続くかわからないだけでなく、頑張れば病気がよくなるものでもありません。介護が長引くにつれ、いつか家族は疲れ果ててしまいます。家族が疲れて自分の幸せを犠牲にしているのであれば、介護される側も幸せにはなれません。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25497705_s.jpg" alt="" class="wp-image-860" style="width:393px;height:262px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25497705_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25497705_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>まず、介護をされている<span class="bold">あなたの心と体を一番大切にしてください</span>。そして、介護を受けているあなたのお父さん・お母さん（お義父さん・お義母さん）を二番目に大切にすること悪いことと思わないでください。もし子供がいらっしゃる方は、お父さん・お母さんを三番目に大切にすることも良くないことと思わないでください。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>私自身、親の介護と育児を同時にしていた（Wケア）ことがありました。「自分が頑張らなければ」と思い頑張り続けましたが、私の体重はどんどん減っていきました。気付かないうちに私の顔から笑顔が消え、家族にも余裕をもって接することができなくなっていました。この時、介護サービスを使っていましたが、それでも余裕はありませんでした。やせて疲れ果てた私の顔を見ていて、介護をされていた親はどう思っていたでしょう？</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「親の世話は子供がするべき」という考え方が日本にあります。これは日本が儒教の影響を色濃く受けているため、当たり前と思っている方が多いように思います。</p>



<p>しかし、儒教のおおもとを作った孔子は、親の世話を子供の義務とは言っていません。<span class="bold">親を大切に思う気持ちが大切で、世話は絶対の義務ではない</span>と論語の中で述べています。日本に伝わった儒教は、孔子のもともとの教えからはズレてしまっています。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>親はあなたの人生を犠牲にすることを望んでいるでしょうか？</p>



<p>あなたにこそ幸せになってほしいと思っているのではないでしょうか？</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>支援を受けることを悪いと思わず、介護サービスを利用することをためらわないでください。もしどうしても必要になった場合、入所サービスを利用することを受け入れてください。入所を選んだ自分を責めないでください。</p>



<p>介護を頑張られているあなたにまず幸せになっていただきたいと私は思います。</p>



<p>「介護には支援が必要」</p>



<p>これは病気の知識ではありませんが、介護に必要な知識だと私は思っています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/father-g26280c4c3_640.jpg" alt="" class="wp-image-861" style="width:470px;height:314px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/father-g26280c4c3_640.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/father-g26280c4c3_640-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-go-along-with-stress/" target="_blank" title="">「わかっているけどイライラしてしまう」介護で行き詰まらないための楽になる方法</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">限られたかけがえのない時間を大切に</span></h2>



<p>最初に、平均余命は８年とお伝えしました。これは今介護されている方を絶望させるために言ったのではありません。</p>



<p>事実と向き合うことで、限りある命と残された力の大切さを知ることができると私は思います。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「あのときもっと一緒にいてあげればよかった」</p>



<p>「もっと話を聞いてあげればよかった」</p>



<p>「歩けるうちに一緒に思い出の場所へでかければよかった」</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このような後悔を、今一生懸命に介護をされている方にしてほしくありません。</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ただ、アルツハイマー型認知症の方を介護される家族の方々は、まさに必死で頑張り続けられていると思います。怒鳴ってしまい自分を責めてしまうこともあるでしょうし、希望をもてなくなることもあるでしょう。</p>



<p>私が一番伝えたいのは、自分が頑張るのではなく、介護サービスを使えるだけ使ってください。「私が看なければ」という気持ちは置いておいてください。「大切にしたい」という気持ちさえあれば十分です。</p>



<p>現在の介護サービスは昔と比べて支援の質は大きく上がりました。また、認知症の方々がいかにいきいきと生活できるかについて専門性の高い方も多くおられます。家族のみで介護をしていては気付かないようなポイントを教えてくれることもありますし、より生活しやすくなるようなアドバイスをくれることもあります。</p>



<p>必要な支援を受け、ほんのわずかにできた心のゆとりを認知症となったご本人に向けてみてはいかがでしょうか。</p>



<p>命と能力にタイムリミットがある事実と向きあい、専門職の支援を受けながら「何もできない人」ではなく「認知症となっても輝き続けた人」として残りの人生を過ごしていただきたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">まとめ</span></h2>



<p>まとめです。</p>



<p><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">生きづらさの一番の原因は<span class="bold-red">大きな</span><span class="bold-red">不安</span></span></li>



<li><span class="bold">平均余命は<span class="bold-red">８年</span></span></li>



<li><span class="bold">どんなに治療をしても<span class="bold-red">進行する</span></span></li>



<li><span class="bold">脳トレではなく<span class="bold-blue">生活支援</span></span><span class="bold">を</span></li>



<li><span class="bold">認知症になってもできること</span></li>



<li><span class="bold">支援を受けることに罪悪感をもたないで</span></li>



<li><span class="bold">限られたかけがえのない時間を大切に</span></li>
</ul>



<p>この中でも「支援を受けることに罪悪感をもたないで」というポイントが最も重要だと思います。これはアルツハイマー型認知症に限ったことではありませんが、専門家による必要な支援を受けることで初めて、あなたは自分を大切にし、目の前の方を大切にするわずかな心のゆとりが生まれると思います。</p>



<p>また、アルツハイマー型認知症について知ることも大切です。余命や症状について知ることで、受け入れる心が生まれます。</p>



<p>それに、今はユマニチュードという家族が学びやすい認知症ケアの技術もあります。ユマニチュードは認知症の方にも伝わるように「あなたのことを大切に思っています」というメッセージを伝える技術です。専門家でなくても学びやすく、家庭でも取り入れやすいことが特徴です。家庭で取り入れることで壊れかけた家族のつながりが劇的に改善した例もあります。ユマニチュードは、家族で介護されている方に一番学んでほしい認知症ケアの技術です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="240" height="345" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/BM2j7K0aiKyzud2kfkni6g__.jpg" alt="" class="wp-image-880" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/BM2j7K0aiKyzud2kfkni6g__.jpg 240w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/BM2j7K0aiKyzud2kfkni6g__-209x300.jpg 209w" sizes="(max-width: 240px) 100vw, 240px" /><figcaption class="wp-element-caption">書籍：「家族のためのユマニチュード」</figcaption></figure>



<p>私が伝えたいのは、介護する側も介護される側も幸せを諦めるのではなく、全員が幸せになる方法を探してほしいということです。誰かが犠牲になる幸せはよくありません。</p>



<p>無理のないように介護サービスを受け、認知症について勉強して理解する。</p>



<p>これがお互いに幸せになるための一番の近道だと思います。</p>



<p>終わりの見えない介護にも、必ず終わりが訪れます。介護が終わりを迎えた後も、燃え尽きることなくあなたがあなたの人生を生きられますように。介護であなたが犠牲となることは、大切なご家族も望まれていないはずです。</p>



<p>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<p>この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="683" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-683x1024.jpg" alt="" class="wp-image-869" style="width:224px;height:336px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-683x1024.jpg 683w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-200x300.jpg 200w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-768x1151.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-1025x1536.jpg 1025w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash.jpg 1281w" sizes="(max-width: 683px) 100vw, 683px" /></figure><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「今日は何月何日ですか？」認知症をお持ちの方にこの質問がNGな理由</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/do-not-ask-this-contents/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=do-not-ask-this-contents</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 27 Nov 2022 14:32:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[家族のための情報]]></category>
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		<category><![CDATA[介護]]></category>
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		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
		<category><![CDATA[介護のコツ]]></category>
		<category><![CDATA[認知症予防]]></category>
		<category><![CDATA[認知症と会話]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 「今日は何月何日ですか？」 「私のこと覚えてる？」 認知症の方へ何気なくこのような質問をしている方をあなたは見たことはありませんか？？ 認知症の方へのこのような質問は、N [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p><strong>「今日は何月何日ですか？」</strong></p>



<p><span class="bold">「私のこと覚えて</span><span class="bold">る</span><span class="bold">？」</span></p>



<p>認知症の方へ何気なくこのような質問をしている方をあなたは見たことはありませんか？？</p>



<p>認知症の方へのこのような質問は、NGです。</p>



<p>NGな理由を以下にお話しします。</p>



<p><span class="fz-12px">※以下の記事は、私個人の見解を含みます。</span></p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-12" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-12">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">認知症の方々の知られざる必死の努力</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">記憶をテストされる苦痛</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">覚えていないことはこちらから教えましょう</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">認知症の方々の知られざる必死の努力</span></h2>



<p>認知症となられた方々に</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「今日は何月何日ですか？」</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>と尋ねると</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「今日は新聞見てきてないから」</p>



<p>「あなたが知ってるんでしょ」</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>など、答えなくてすむようにかわされる場面を見かけます。</p>



<p>これは一般的に<span class="bold">取り繕い反応</span>と呼ばれています。</p>



<div style="height:21px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ではなぜ認知症の方々はこのようにはぐらかすのでしょうか？？</p>



<div style="height:24px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症の方々は自分が忘れていることに気づいていて、<span class="bold-red">強い不安</span>をお持ちです。</p>



<p><span class="bold">自分が忘れていることを他人に気づかれまい</span>と常に<span class="bold-red">必死の努力</span>をされているから、このようにはぐらかすのです。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>・・でも、</p>



<p>「認知症なのだから、自分が忘れていることには気づいていないのでは？？」</p>



<p>というご意見もあるかと思います。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>たしかに、認知症になると自分が記憶を失っていること自体が自分では気付けなくなります。</p>



<p>これを<span class="bold">メタ記憶の障害</span>と言います。</p>



<p><span class="fz-12px">（メタ記憶：ある内容が、自分の記憶のなかにあるかどうかという知識のこと　wikipedia「メタ記憶」より）</span></p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>しかし、認知症の方々は、自分の言動に対する周囲の困った顔や怒った顔を見ることを通して</p>



<p>「自分の何か（もの忘れなど）がまわりを困らせているのではないか」</p>



<p>とはっきりと感じています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda.png" alt="" class="wp-image-701" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>失った記憶を自分で直接気付くことはできませんが、周囲の表情やリアクションを通して</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「自分のもの忘れなどが周りに迷惑をかけているのではないか」</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>と間接的に感じ取り、<span class="bold">周囲に気付かれないように必死に努力されている</span>のです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">記憶をテストされる苦痛</span></h2>



<p>医療・介護現場で働くスタッフであれば、長谷川式スケール<span class="fz-12px">（改定長谷川式簡易知能評価スケール：HDS-R）</span>を使って認知機能の検査したことがあると思います。</p>



<p>私も何気なく頻繁に検査をしていました。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ただ、このテストをされる高齢者の方々はどんなお気持ちか考えたことがあるでしょうか？？</p>



<div style="height:31px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="fz-12px"><span class="fz-14px">・・</span></span><span class="fz-14px">以下　書籍「老いの心と臨床」　著：竹中星郎　より一部引用・・</span></p>



<p>老年者の診療に当たって患者の知的水準がどの程度であるか、障害されているか否かは重要な問題である。</p>



<p>しかし医師が知りたがるようには患者はその判定を欲していない。</p>



<p>一般に痴呆であると言われることを恐れていることによる。</p>



<p>まして「１００ー７は」「今日は何月何日か」・・という<span class="bold">小学校低学年の児童に対すると同じテストをされる</span>ことは、できるできないに関係なく<span class="bold">名状しがたい</span><span class="bold">不快な体験</span>であろう。</p>



<p>”子供に聞くようなことを尋ねて申し訳ないが、一応誰に対してもやっていることなので・・”とあらかじめ断ることで、患者の屈辱感はかなり薄らぐことが多い。</p>



<p>知能や性格に関する検査は個人の人格にかかわることで、本人の了解なしにしてはならないことである。</p>



<div style="height:32px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このように、若いスタッフからなんの断りもなく小学生に聞くような検査をされることは、認知症であろうとなかろうと誇りを踏みにじられるような苦い体験となりえます。</p>



<p>さらに、「今日は何月何日ですか？」という質問にもし答えられなければ、そんな<span class="bold">小学生でもわかるような質問にさえ答えられない自分</span>を相手に<span class="bold">さらけ出す</span>ことになります。</p>



<p>これはとても<span class="bold-red">受け入れがたい屈辱</span>です。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>前章でも述べましたが、認知症の方々にとってもの忘れとは、他人に絶対に見せたくない部分です。</p>



<p>検査をする際はお相手の気持ちに配慮し、</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold">「小学生に聞くようなことをたずねて申し訳ありませんが、一応誰にでもやっていることなので・・」</span></p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>と必ず<span class="bold-blue">断り</span>を入れましょう。</p>



<p>これは配慮が足りずに数々の検査を行ってきた私もとても反省していることです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">覚えていないことはこちらから教えましょう</span></h2>



<p>「今日は何月何日でしょう？」</p>



<p>と尋ねて答えられない場合、今日の日付はもう自力ではわからなくなっていると思っていただいて良いと思います。</p>



<p>どんなに思い出そうとしても、日付を頭にとどめておく能力<span class="fz-12px">（日付の見当識）</span>自体が失われている場合は思い出すことはできません。</p>



<p>訓練だと思って、会うたびに今日の日付を聞く人がいます。</p>



<p>これは苦痛でしかありません。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>日付がわからなくなっている方に今日の日付を尋ねることは、<span class="bold-red">２つの苦痛</span>を伴います。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<ol class="wp-block-list">
<li>　<span class="bold">日付さえわからなくなっている自分に向き合わなければならない苦痛</span></li>



<li><span class="bold">　日付さえわからなくなっている自分を他人にさらけ出す苦痛</span></li>
</ol>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>もし日付を聞くことが多少の思い出す訓練になるとしても、このような苦痛を伴ってまで毎回尋ねるのはご本人様にとって<span class="bold-red">大きな負担</span>だと私は思います。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>それよりも、ご本人様と<span class="bold-blue">一緒にカレンダーを見ながら日付の確認</span>をした方がストレスはありません。</p>



<p>カレンダーで季節を感じにくい場合は、<span class="bold-blue">一緒に</span><span class="bold-blue">屋外に出る</span>のもひとつの方法です。</p>



<p>屋外ではカレンダーを見なくても季節を感じられるものがたくさんあります。</p>



<p><span class="fz-14px">（例えば、紅葉や雪、桜のほかに暑さ・寒さなど。）</span></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="678" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-1024x678.jpg" alt="" class="wp-image-703" style="width:422px;height:279px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-1024x678.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-300x199.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-768x509.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-1536x1018.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-704" style="width:424px;height:282px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-1024x682.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-300x200.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-768x512.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="650" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-1024x650.jpg" alt="" class="wp-image-705" style="width:423px;height:268px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-1024x650.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-300x190.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-768x487.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>風景を見ながら季節を一緒に確認することで、季節を肌で感じることができると思います。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>また、認知症がある方に</p>



<p><span class="bold">「私のこと、覚えてる？」</span></p>



<p>と尋ねる人をときどき見かけます。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>これも、<span class="bold-red">NG</span>です。</p>



<p><span class="bold">会ってすぐに自分の記憶をテストされる</span>のは、覚えていないご本人様からすれば<span class="bold-red">大きな苦痛</span>でしょう。</p>



<p>認知症の方と会う時は、記憶が失われていることを前提で</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「こんにちは、○○さん。私は○○です。」</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>と<span class="bold-blue">自分から名乗りましょう</span>。</p>



<p>そうすることで認知症の方も安心します。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">まとめ</span></h2>



<p>今日は、認知症の方へ「今日は何月何日ですか？」と尋ねてはいけない理由についてお話ししました。</p>



<p><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイン</span></strong><span class="bold-blue">ト・・</span></p>



<p><span class="bold">・認知症の方々の知られざる<span class="bold-red">必死の努力</span></span></p>



<p><span class="bold">・抜け落ちた記憶をテストされる苦痛</span></p>



<p><span class="bold">・覚えていないことはこちらから教えましょう</span></p>



<p>認知症の方々は、自分にもの忘れがあること・自分の中の何か（もの忘れなど）が周りに迷惑をかけていることはわかられていて、強い不安を感じられています。</p>



<p><span class="fz-16px"><span class="fz-14px">（ただし、自分の置かれている状況がわかりづらかったり、相手の気持ちを読むのが難しくなったりすることで、正確に何が原因で周囲が困っているのかはわかりにくい状況にあります。そのことから自分の失敗に対してそしらぬ態度をとってしまい反感を買ってしまうこともあります。このことはまた別の機会にお話しします。）</span></span></p>



<p>それに気付かれまいと、必死で取り繕ったりはぐらかしながら過ごされています。</p>



<p>検査や自己紹介をする際などは、認知症の方々の不安な心に寄り添っていただければと思います。</p>



<div style="height:17px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>この記事が少しでもあなたと認知症のご家族の心に寄り添える材料となったら幸いです。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="fz-14px">参考文献：書籍　「認知症とは何か」　著・小澤勲</span></p>



<p><span class="fz-12px"><span class="fz-14px">　　　　　書籍「老いの心と臨床」　著：竹中星郎</span></span></p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/do-not-ask-this-contents/">「今日は何月何日ですか？」認知症をお持ちの方にこの質問がNGな理由</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=silent-environment</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Oct 2022 00:13:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[環境]]></category>
		<category><![CDATA[騒音]]></category>
		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
		<category><![CDATA[環境管理]]></category>
		<category><![CDATA[認知症予防]]></category>
		<category><![CDATA[認知症と環境]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
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		<category><![CDATA[ユマニチュード]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者介護]]></category>
		<category><![CDATA[ソシオエステ]]></category>
		<category><![CDATA[認知症サポート]]></category>
		<category><![CDATA[妄想]]></category>
		<category><![CDATA[介護情報]]></category>
		<category><![CDATA[看護]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者の生活]]></category>
		<category><![CDATA[音]]></category>
		<category><![CDATA[介護の悩み]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 「私たちが静かに暮らせるようにしてください」 認知症の語り部　クリスティーン・ブライデンさんはこのように訴えられています。 ※以下の記事は、私個人の見解を含みます。 目次 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p><span class="bold">「私たちが静かに暮らせるようにしてください」</span></p>



<p>認知症の語り部　クリスティーン・ブライデンさんはこのように訴えられています。</p>



<p><span class="fz-14px">※以下の記事は、私個人の見解を含みます。</span></p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-14" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-14">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">認知症の方はたくさんの音を脳で処理することが難しい</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">騒音が続くことで不安・混乱を招く</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">静かな時間を</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">落ち着ける場所を</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">認知症の方はたくさんの音を脳で処理することが難しい</span></h2>



<p>「うるさーい！」と怒鳴られる認知症の方を見かけたことはないでしょうか。</p>



<p>認知症になると、脳に入ってくる刺激を上手に処理することが難しくなります。</p>



<p>これは<span class="bold">感覚のスクリーニング機能の障害</span>と呼ばれています。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>下の図をご覧ください。</p>



<p>これは若者（健常者）の脳です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656.jpg" alt="" class="wp-image-1412" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>若者の脳は<span class="bold-blue">性能の良いパソコン</span>です。</p>



<p>入ってくる情報を「<span class="bold">必要な情報</span>」と「<span class="bold">必要でない情報</span>」に素早く振り分けることができます。</p>



<p>若者の脳は、必要な情報だけを抜き出すことができます。</p>



<p>このためラジオやTVの音の中でも、相手の会話の内容だけを聞き取ることができます。</p>



<p>このとき、ラジオやTVの音は「必要でない情報」として<span class="bold">無視</span>されます。</p>



<div style="height:34px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>今度は認知症の方の脳を見てみましょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f.jpg" alt="" class="wp-image-1413" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>認知症の方の脳は、感覚のフィルター機能が落ちています。</p>



<p><span class="bold">「必要な情報」と「必要でない情報」を振り分けることが難しく、大量の音の情報がそのまま脳に流れ込んできてしまいます。</span></p>



<p>感覚のフィルター機能には、脳の多くのメモリーを消費すると言われています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28.jpg" alt="" class="wp-image-1414" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>必要な情報だけを抜き出すことが難しいため、相手の話をキャッチするのが難しくなります。</p>



<p>たくさんの音が頭に流れ込み、<span class="bold">脳が疲れてショートしてしまいます。</span></p>



<p>「うるさーい！」と叫んでしまう方は、たくさんの音で脳がくたくたになっている可能性があります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">騒音が続くことで不安・混乱を招く</span></h2>



<p>クリスティーンさんは「ショッピングセンター、診療所、ディケアのようなところに行くと、ラジオやテレビの音、電話の鳴る音、人の話し声などの雑音があり、人の往き来が激しい。それは<span class="bold">まるで泡立て器のように、頭のなかをかき混ぜてしまう</span>」とおっしゃっています。そこで「耳栓をして行くことにした」とも書いておられます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/3632631_s.jpg" alt="" class="wp-image-684" style="aspect-ratio:1.5;width:840px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/3632631_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/3632631_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p><span class="bold">夕暮れ症候群</span>という言葉をご存知でしょうか。</p>



<p>認知症がある高齢者が、夕方になると落ち着かなくなる状態のことを指します。</p>



<p>この原因は諸説（見当識障害，意識の変動など）ありますが、<span class="bold">日中の多すぎる刺激が一因</span>という説があります<span class="fz-12px">（ユマニチュード基礎研修より）。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/2797365_s.jpg" alt="" class="wp-image-685" style="width:515px;height:343px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/2797365_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/2797365_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>日中たくさんの刺激が脳に流れ込むと、夕方ごろになると脳が一杯一杯の状態になります。</p>



<p>脳がもう働く余裕がなくなることが、夕暮れ症候群の原因となると一説には考えられています。</p>



<p>ちょうどコップに水が一杯になり、溢れ出てしまうように。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">静かな時間を</span></h2>



<p>では、私たちはどうすればよいでしょうか。</p>



<p>それは、<span class="bold-blue">静かに過ごせる時間</span>を作ることです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-686" style="width:520px;height:347px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-1024x683.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-300x200.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-768x512.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>音であふれかえる環境から離れ、静かに過ごせる時間を作ることで、脳を休めることができます。</p>



<p>短時間の昼寝も効果的です。</p>



<p>リラックスしてゆっくり静かに過ごす時間は、脳を休めて記憶を整理・固定する働きが生まれます。</p>



<p><span class="fz-12px">（脳の一部・後帯状回によるデフォルトモード・ネットワークの働き　畿央大学教授：</span><span class="fz-12px">森岡周氏</span><span class="fz-12px">）</span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">落ち着ける場所を</span></h2>



<p>大半のディケアでは、とくに熱心にかかわろうとしている施設ほど、<span class="bold">「逃げ場」がないことが多い</span>。つまり、刺激が氾濫する時間帯が多く、感覚のスクリーニングがうまく機能しない人は「うるさい」と感じる。その結果、混乱し、いらいらして行動にまとまりがなくなってしまう人は確かにいる。<br><span class="fz-12px">（「認知症とは何か」　著：小澤勲　より一部引用</span><span class="fz-12px">）</span></p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このように、特にデイケアなどで落ち着ける場所がないことも少なくありません。</p>



<p>例えば、私の職場の施設では、難聴の患者様のご要望でTVが大音量になっていることがありました。</p>



<p>しかし、認知症の患者様は「音量が大きいから下げてほしい」とおっしゃる方はほとんどおられませんでした。</p>



<p><span class="bold">「音量を下げてほしい」と言えない方々こそ、騒音があふれる環境で大きなストレスをためられている恐れがある</span>と感じました。</p>



<div style="height:28px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>そんなときは、<span class="bold-blue">落ち着ける場所</span>を別に作っておくことが大切です。</p>



<p>デイケアであれば、音が届きにくいスペースを確保し、ゆっくり過ごせる環境を作るとよいと思います。</p>



<p>また、施設・病院であれば、自分のお部屋でゆっくり過ごすお誘いをしてみるのも良いかもしれません。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>音の問題以外にも、談話室などの<span class="bold-red">共有スペースで過ごす時間が多すぎる</span>と、それも認知症の方にとっての大きなストレスとなる可能性があります。</p>



<p>「少し静かなお部屋でゆっくりしませんか？」</p>



<p>と声をかけてみるのも大切です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">まとめ</span></h2>



<p>今回は、音の刺激の影響についてお話ししました。</p>



<p><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">認知症の方はたくさんの音を脳で処理することが難しい</span></li>



<li><span class="bold">騒音が続くことで<span class="bold-red">不安・混乱</span>を招く</span></li>



<li><span class="bold">静かな時間を</span></li>



<li><span class="bold">落ち着ける場所を</span></li>
</ul>



<p>認知症の方々にとって、多すぎる音の刺激は脳を疲れさせてしまいます。</p>



<p>さらに「たくさんの音で疲れる」と訴えることができる人は多くありません。</p>



<p>ぜひ「音は大きすぎないかな？」「落ち着ける場所と時間は取れているかな？」という視点から見てみてください。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>今回は触れませんでしたが、認知症の方々にとって疲れ果てる原因は、音だけではありません。</p>



<p>脳の機能が低下していく中で、いつも頭をフル回転させていないと生活していけないギリギリの状態であることもあります。</p>



<p>また、自分がそんな状態にあることを周りに気づかれないように、必死の努力をされている人も数多くいらっしゃいます。</p>



<p>そんな認知症の方々の生きづらさを知ることで、安心して過ごせるサポートができるのではないかと私は思います。</p>



<p></p>



<p>この記事があなたと認知症のご家族にとって安心できる環境づくりのヒントになれば嬉しいです。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<p><span class="fz-12px">参考資料：「認知症とは何か」著：小澤勲，ユマニチュード基礎研修，</span><span class="fz-12px">リハノメ講座「脳の構造と機能」森岡周</span></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/">TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」そう言わざるをえなくなる物盗られ妄想に隠された声とあなたが取るべき行動４つ</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/monotorare-mousou/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=monotorare-mousou</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Sep 2022 00:27:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症予防]]></category>
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		<category><![CDATA[物盗られ妄想]]></category>
		<category><![CDATA[家族の悩み]]></category>
		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
		<category><![CDATA[介護と心理]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 今回は、アルツハイマー型認知症によくみられる物盗られ妄想の裏に隠された背景についてシェアしたいと思います。 物盗られ妄想の標的になったご家族は、大変苦しい思いをされている [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/monotorare-mousou/">「あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」そう言わざるをえなくなる物盗られ妄想に隠された声とあなたが取るべき行動４つ</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p>今回は、アルツハイマー型認知症によくみられる<span class="bold">物盗られ妄想の裏に隠された背景</span>についてシェアしたいと思います。</p>



<p>物盗られ妄想の標的になったご家族は、大変苦しい思いをされていると思います。</p>



<p>物盗られ妄想の背景を知ることで、少しでもあなたの苦しみが軽くなれば嬉しいです。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-16" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-16">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">しっかり者の女性がおちいった袋小路</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">受け入れがたい現実の中で自分を保つための方法</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">あなたが取るべき行動４つ</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">一緒に探そうと伝える</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">本人に探し物を見つけさせる</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">本人が役割をもてる場を作る</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">介護サービスの利用</a></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">しっかり者の女性がおちいった袋小路</span></h2>



<p> あるしっかり者の女性がいました。</p>



<p> 責任感が強く、他の人の仕事もすすんで引き受け、周りからも頼りにされていました。 </p>



<p>やがて祖母となり、家に嫁いできた嫁にはしっかり者のお義母さんとして頼りにされていました。 </p>



<p>得意料理の肉じゃがは、嫁から「さすがお義母さんの味付けですね！」とよく褒められていました。 </p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/25427210_s.jpg" alt="" class="wp-image-755" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/25427210_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/25427210_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>・・しかし、ある時から物忘れがあらわれ始め、鍋を焦がすなどの失敗が目立つようになりました。</p>



<p> この頃から嫁に向かって、「私の指輪、あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」とことあるごとにつっかかるようになりました。 </p>



<p>もっとも信頼すべき介護者に向けて、このような言葉が投げつけられます。 </p>



<p>一生懸命世話をしているにもかかわらず、そのような言葉を言われると、介護者は途方に暮れてしまいます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">受け入れがたい現実の中で自分を保つための方法</span></h2>



<p> 教科書には</p>



<p>「物盗られ妄想は、認知症のよくある周辺症状です」 </p>



<p>「一緒に探してみて、見つかったら落ち着くことがあります」 </p>



<p>とよく書いてあります。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p> それは物盗られ妄想の表面をすくったにすぎません。 </p>



<p>この女性にとって、嫁から頼られる立場から、今後嫁から世話をしてもらわなければならない立場に変わる（落ちる）ことは簡単に受け入れられることではなかったはずです。でも、世話を受けなければ生きていくことはできません。世話を受けたくない気持ちが強い反面、助けてほしい気持ちも同じくらいあります。</p>



<p>これから世話を受け続ける立場に回るが助けてほしいとどうしても言えないという<span class="bold"><span class="bold-red">受け入れがたい現実</span>を受け入れなければならないという袋小路で、自分をどうにかして保つための方法</span>が物盗られ妄想です。</p>



<div style="height:6px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>偏見を生むとよくありませんが、物盗られ妄想をもつ方の性格特性は<span class="bold">メランコリー親和型</span>が多いと言われています。<br>いわゆる真面目なしっかり者で、エネルギーに満ち溢れ、年より若いと言われ続けてきた方々です。<br>メランコリー親和型性格の方々は鬱病になりやすいことで知られています。</p>



<p>このような方々は</p>



<p><span class="bold">「世話をするのは得意だが、世話をされるのは苦手」</span></p>



<p>な方々が多いと言われています。</p>



<p>だからこそ、「物盗られ妄想」が一番身近な介護者に向けられる理由は、「絶対世話になりたくない！」という攻撃する心があり、また同時に「本当は頼りたい。助けてほしい。」という反対の気持ちがあるするためだと小澤氏は述べています。</p>



<p>「なぜ最も依存すべき相手に攻撃性を向けるのか」の答えは、<span class="bold-red"><span class="bold-blue">一番信頼している人</span></span>だからです。もしあなたが物盗られ妄想で攻撃されているなら、<span class="bold-blue">あなたのことを一番信頼している証拠</span>なのです。</p>



<p>実際に、物盗られ妄想が消失したあと、多くの事例で<span class="bold">妄想対象だった人間が「最も頼りにされる存在」に変わる</span>という事実があります。</p>



<p>受け入れがたい現実をどうにか受け入れることができた時、他者を頼りつつ生きるという新たな生き方に移ることができるのかもしれません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">あなたが取るべき行動４つ</span></h2>



<p>「あなたが盗ったに違いない！」と物盗られ妄想で攻撃されることは、非常につらいものです。あなたの人格まで否定する発言が次々に浴びせられることもあるでしょう。</p>



<p>あなたが物盗られ妄想を向けられた時、あなたが取るべき行動を紹介します。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>一緒に探そうと伝える</strong></li>



<li><strong>本人に探し物を見つけさせる</strong></li>



<li><strong>本人が役割をもてる場を作る</strong></li>



<li><strong>介護サービスの利用</strong></li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">一緒に探そうと伝える</span></h3>



<p>「財布がない！あなたが盗ったんじゃない？」と言われたら、あなたは「私は盗ってなんかない！」と言いたくなりますよね。</p>



<p>そういう気持ちを抑え、「財布がなくて困ってたんだね。一緒に探そう」と声をかけてみてください。<strong>最初の一言を<span class="bold-blue">共感</span>から始める</strong>ことがとても重要です。</p>



<p>また、自分が置き場所を忘れていると指摘されることは、本人にとって一番言われたくない言葉です。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong><span class="bold-red">NG</span>例：</strong> 「私は盗ってないよ！」「自分でしまって置き場所を忘れてるんでしょ！」</li>



<li><strong><span class="bold-blue">OK</span>例：</strong> 「それは大変！財布なものがないと困るよね。一緒に探そうか？」</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">本人に探し物を見つけさせる</span></h3>



<p>財布を探しているとして、もし財布をあなたが先に見つけても、「ほら、ここにあったよ」と持って行かないでください。あなたが財布をもって本人の所へ行くと「あなたが隠してたんでしょう！」となる場合があります。</p>



<p>もし財布を見つけたら、それとなく本人が見つけられるように促します。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong><span class="bold-red">NG</span>例：</strong> 「ほら、タンスの中にあったよ。置き場所を忘れてただけじゃない」</li>



<li><strong><span class="bold-blue">OK</span>例：</strong> 「タンスの中は探した？まだだったら探してみて」</li>
</ul>



<p>自分で発見することで、あなたに攻撃の矛先が向くことを避けることができます。ただし、「あなたが盗ったのをここに置いた」などと言われることもあると思います。それは、「一番信頼しているあなただから」そう言ってしまうと捉えてください。本当は気持ちのやり場がなく、助けてほしいのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">本人が役割をもてる場を作る</span></h3>



<p>本人に小さくても活躍できる場（仕事や役割）をもっていただくことが大切です。例えば、小さな役割とは以下のようなものがあります。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>皿洗い</li>



<li>洗濯ものたたみ</li>



<li>配膳</li>
</ul>



<p>ここでもし不手際があったとしても、指摘しないようにしてください。例えば、少しくらい洗い残しがあったとしても、後で洗いなおせばよいのです。重要なのは、「ありがとう！助かったよ」と感謝される機会があるということです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong><span class="bold-red">NG</span>例：</strong> 「お母さんは洗い残したりするから、私が洗っとくよ」</li>



<li><strong><span class="bold-blue">OK</span>例：</strong> 「お母さん、洗いものお願いできる？」「助かったよ、ありがとう」</li>
</ul>



<p>小さな役割を持つことで、世話を受ける側に回ってしまうという気持ちを少なくできますし、自信を取り戻すことができます。認知症になると一生ミスを指摘される人生になってしまいかねません。そこであなたからの感謝の一言があれば、生きる希望が生まれることもあると思います。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/" target="_blank" title="">役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</a></p>



<p>私が出会った物盗られ妄想がみられる方は、ありとあらゆる物を盗られたと話される方でした。しかし、作業活動で活躍の場をつくり作品が評価を受けるようになると、自然と物を盗られるという発言は減っていきました。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc7">介護サービスの利用</span></h3>



<p>もしあなたが介護サービスを十分に使わていなかったとすれば、ぜひ積極的に使うことをおすすめします。例えば、デイケアやデイサービスなど。</p>



<p>理由は２つあります。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>第三者を入れるほうがあなたと本人の関係は良くなる</strong></li>



<li><strong>あなたの心と体に余裕がなければ対処法がわかっても取り組めない</strong></li>
</ul>



<p>うまくいっていない関係の２人がいたとして、いくら２人だけで時間を過ごしても関係は改善しないことはあらゆるところで見られます。例えば、戦争している２つの国に、第３国が仲介に入るなど。何事も２者関係よりも３者関係の方が関係はよくなるきっかけを作りやすいのです。</p>



<p>また、物盗られ妄想で攻撃を向けられることは、心も体も疲れ果ててしまうことでしょう。物盗られ妄想の対処法と背景を知ったとしても、あなたに余裕がなければ元も子もありません。</p>



<p>そのため、デイケアやデイサービスを十分に利用する（必要に応じてショートステイも）ことで、あなたは本人とある程度の距離を置くことができ、心の余裕を作ることができます。</p>



<p>デイケアやデイサービスで本人が活躍できる活動が提供されていれば、さらに良い効果が期待できます。同じような状況の仲間と交流することだけでも、本人にとってリフレッシュになると思います。</p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/" target="_blank" title="">【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</a></p>



<p>関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/" target="_blank" title="">後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">まとめ</span></h2>



<p>攻撃を向けられることはとても苦しく、怒りが湧いてきますよね。</p>



<p>ただ、あなたの家族も苦しんでいて、どうしようもない気持ちをもっていることも確かです。そしてあなたのことを一番に信頼しています。だからこそ、あなたを攻撃してしまうのです。</p>



<p>もし物盗られ妄想のご利用者様に出会ったら、その裏の心の声に耳を澄ませてみてください。そして、心の声をくみ取った対応をすれば、よい方向に向かう可能性は十分にあると私は思います。</p>



<p><strong>物盗られ妄想が落ち着いたあと、攻撃を受けていた人は<span class="bold-blue">最も信頼される人</span>に変わる</strong>という事実があります。この先ずっと妄想が続くわけではないと思って、上記の対処法をやってみていただければと思います。</p>



<p>そして、子育てと同じように、介護にも終わりがあります。</p>



<p>介護の終わりを迎えた後もあなたの人生が燃え尽きることなくご自分の人生を生きられますように。<br>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<p>この記事が少しでもあなたとご家族の心に寄り添える材料となったら幸いです。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<div style="height:26px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>参考文献　：　「痴呆を生きるということ」小澤勲 著</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="178" height="293" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/09/417EY5R08FL._SY291_BO1204203200_QL40_ML2_.jpg" alt="" class="wp-image-664" style="width:221px;height:364px"/><figcaption class="wp-element-caption">2003年初版にもかかわらず今も色あせない名著。</figcaption></figure><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/monotorare-mousou/">「あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」そう言わざるをえなくなる物盗られ妄想に隠された声とあなたが取るべき行動４つ</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>認知症の方へどう話しかけていますか？ほとんどの人が知らない４つの言葉を伝えるポイント　脳科学から見た言葉と脳と行動の関係</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/how-to-use-words/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=how-to-use-words</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 20 Aug 2022 21:19:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
		<category><![CDATA[ユマニチュード]]></category>
		<category><![CDATA[パーソンセンタードケア]]></category>
		<category><![CDATA[看護]]></category>
		<category><![CDATA[言葉]]></category>
		<category><![CDATA[ケア]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=624</guid>

					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 「三振したらケツバットだぞ！」と言われて打席に立った選手は、三振してケツバットになる。 この例から、認知症のご家族へ言葉を伝えるポイントを脳科学の視点からお伝えします。  [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-use-words/">認知症の方へどう話しかけていますか？ほとんどの人が知らない４つの言葉を伝えるポイント　脳科学から見た言葉と脳と行動の関係</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p><span class="bold">「三振したらケツバットだぞ！」と言われて打席に立った選手は、三振してケツバットになる。</span></p>



<p>この例から、認知症のご家族へ言葉を伝えるポイントを脳科学の視点からお伝えします。</p>



<p>少し難しい部分もありますが、最後まで読んでいただければ、認知症の方へのより伝わる言葉かけがわかるようになります。</p>



<p>※以下の記事は、私個人の見解を含みます。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-18" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-18">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">なぜストレートな言い回しの方が伝わりやすいのか　脳の仕組みから見えるもの</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">選ぶ余地を作る</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">アファメーションとは　前向きな言葉の重要性</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">言葉の力を信用する</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">なぜストレートな言い回しの方が伝わりやすいのか　脳の仕組みから見えるもの</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-1024x1024.jpg" alt="" class="wp-image-627" style="width:312px;height:312px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-1024x1024.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-300x300.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-150x150.jpg 150w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-768x768.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-1536x1536.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220-100x100.jpg 100w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/2669220.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>今日は言葉の受け取り方と脳の仕組みについて紹介したいと思います。</p>



<p>今回は、認知症に限らない話です。</p>



<p>「もし三振したら、ケツバットだぞ！」と監督に言われて打席に立った選手は、三振してケツバットになる確率が上がるというお話です。</p>



<p>(globis講座「現場が変わるコミュニケーション」（株）イノベイティア代表の平本あきお　より）</p>



<div style="height:23px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>言葉をとらえる際、脳には以下の<span class="bold">２つの回路</span>が働いています。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold">①　文脈を理解して考える回路</span></p>



<p><span class="bold">②　文脈を理解せず、単語からイメージする回路</span>（グーグルの画像検索のようなもの）</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>①の回路では、「三振したらケツバットなので、打たなきゃ」と文脈を踏まえて意味を理解します。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>一方で②の回路は、一言で言えば<span class="bold">グーグルの画像検索</span>のイメージがそのまま脳に入り込みます。</p>



<p>「三振したらケツバット」という文をグーグルの画像検索すると、どんな画像が出てくるでしょうか？？</p>



<p>ヒットを打っている画像は出てこないで、三振している画像・ケツバットの画像しか出てこないでしょう。</p>



<p>②の回路により「三振」「ケツバット」が鮮明な画像イメージとして脳に入り込み、その結果三振してケツバットになる確率が高くなってしまいます。</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>駅のホームで「駆け込み乗車はおやめください」と書いたところ、駆け込む人が増えたのは②の回路が働き、「駆け込み乗車」のイメージが刷り込まれたためです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/743271-1024x768.png" alt="" class="wp-image-638" style="width:397px;height:298px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/743271-1024x768.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/743271-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/743271-768x576.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/743271-1536x1152.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/743271.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">「駆け込み乗車はおやめください」の画像イメージ</figcaption></figure>



<p>逆に「次の電車をお待ちください」と書いたところ、待つ人が増えたのも②の回路によるものです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/094363-1024x768.png" alt="" class="wp-image-639" style="width:418px;height:314px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/094363-1024x768.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/094363-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/094363-768x576.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/094363-1536x1152.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/094363.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">「次の電車をお待ちください」の画像イメージ</figcaption></figure>



<p>「次の電車をお待ちください」と書いてあれば、「次の電車を待っている」様子のイメージが脳に刷り込まれます。</p>



<div style="height:21px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ちなみにこれは私の主観ですが、<span class="bold">認知症の方々は②の回路（グーグルの画像検索）で言葉を受け取られる傾向が強い</span>という印象があります。</p>



<p>認知症の方々の場合は、言語理解の能力が低下している場合が多いためだと考えられます。</p>



<p>認知症の方々にとっては、<span class="bold"><span class="bold-blue">ストレートにしてほしい行動を伝える</span></span>方がいいと私は考えています。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>例えば、「急いで立つと危ないです」よりも「ゆっくり立っていただけますか」が伝わりやすいです。</p>



<p>なぜなら「急いで立つと危ない（<span class="marker-red">ので、ゆっくり立ってください</span>）」という文章が隠れているので、少しだけ遠回しな言い方になってしまっています。</p>



<p>さらに「急いで立つと危ない」には「急いで立っている様子」の画像イメージが刷り込まれるので、急いで立ちやすくなってしまう可能性があります。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold">認知症の方には、遠回しな言い方ではなくストレートにしてほしい行動を伝えましょう。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/22979939-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-631" style="width:248px;height:186px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/22979939-1024x768.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/22979939-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/22979939-768x576.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/22979939-1536x1152.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/22979939.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">言い回し次第で伝わりやすさは変わります</figcaption></figure>



<div style="height:22px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">選ぶ余地を作る</span></h2>



<p>以下の２つの言い方を比べてみましょう。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold">①「手を洗ってください」</span></p>



<p><span class="bold">②「手を洗ってくださいますか」</span></p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>①も②も手を洗ってほしいことを伝えています。</p>



<p>ただ、①には言われた方に選ぶ余地がありません。一方的に洗ってほしいことを伝えられたのみで、命令的になってしまっています。言われる側も、圧迫感を感じてしまいます。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>一方で、②には言われた側に<span class="bold-blue">選ぶ余地があります</span>。洗うか洗わないか、自分で決めることができます。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>この小さな言い回しの差は、認知症の方々にとって大きな差になります。</p>



<p>認知症になるとできることが徐々に減り、自分のことを自分で決める機会も少なくなりがちになります。</p>



<p>「～しませんか」「どちらがいいですか」という言い回しにすることで、するかしないか自分で決める<span class="bold"><strong>選択の余地</strong></span>を作ることができます。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><span class="bold">自分のことを自分で決めること</span>（＝<span class="bold"><span class="bold-blue">自律</span></span>）は、認知症の方々が人間らしく生きていくうえで大切な要素です。</p>



<p>ぜひ毎日の言葉かけの際に「～しませんか」「どちらにしましょうか」などの言葉で選ぶ余地を作り、認知症の方々に好きな方を選んでいただいてくださいね。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">アファメーションとは　前向きな言葉の重要性</span></h2>



<p>認知症がある方々と接するときは、<span class="bold">前向きな言葉</span>を使いましょう。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p><strong>アファメーション</strong>という言葉をご存知でしょうか。</p>



<p>アファメーションとは、前向きな言葉を繰り返し言い聞かせることで良いイメージを刷り込み、自分の自信（自己肯定感）を高める方法です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/eead6341529eb2dc8afee2e27b7f2fda.jpg" alt="" class="wp-image-1419" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/eead6341529eb2dc8afee2e27b7f2fda.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/eead6341529eb2dc8afee2e27b7f2fda-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/eead6341529eb2dc8afee2e27b7f2fda-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>アファメーションは自己肯定感を高め、行動を変える方法としてビジネスや教育にも生かされています。</p>



<p>前向きな言葉を使うことは、認知症がある方々の不安を和らげ、前向きなイメージを作る助けとなります。</p>



<p>私も作業療法士の仕事をする際、「大丈夫ですよ」「○○さんなら絶対できます」「すごく上手になりましたね」という声掛けをたくさんするように心がけています。前向きな声掛けをたくさんするほど、徐々に自信がついてこられるのを日々感じています。また、良くなったところを具体的に声掛けすることで、さらにその部分が良くなる傾向があると私は思います。</p>



<p>ただし、思ってもいない前向きな言葉を使うのは良くないと私は感じています。例えば、歩ける見込みがない方に「絶対に歩けるようになります」など。自分がそう思っていないことは言葉の端や態度に表れてしまい、それは相手にも伝わってしまうからです。素直に思っている良いところを言葉にして伝えると良いと思います。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>前向きな期待を持って接することは、<span class="bold">ピグマリオン効果</span>も期待できます。</p>



<p>ピグマリオン効果とは「この人は優秀だと思い込みながら接していけば、その人は優秀になる傾向」を指すものです。</p>



<p>1964年、サンフランシスコの小学校での実験では、「このグループの子供たちはこれから成績が伸びる」と教師に伝えたところ、そのグループの子供たちの成績が伸びたという結果があります。</p>



<p>逆に、期待しないで接していけば成績が落ちる傾向があることをゴーレム効果と呼びます。</p>



<p>（※ただし、実証されておらず再現性がないとう批判もあります）</p>



<p>認知症の方々についても、「この方はできる」という気持ちをもって接することで能力を引き出しやすくなると私は感じています。</p>



<p>認知症となりできることが減っていく中で、介護者である私たちこそ<span class="bold">認知症の方々はできる力がある</span>と信じ、支援をしていけたらいいですね。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">言葉の力を信用する</span></h2>



<p>これは私の臨床で日々感じていることです。</p>



<p>認知症となると大きな不安とともに生きていかなければなりません。</p>



<p>できることは徐々に減っていき、今の記憶も失われていきます。</p>



<p>ここがどこなのか、周りが誰なのかもわからなくなっていきます。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>そんな中で、<span class="bold">私たちの言葉</span>は思った以上に大きな影響を認知症の方々に与えていると感じています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/24641463_s.jpg" alt="" class="wp-image-640" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/24641463_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/08/24641463_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p><span class="bold">「○○さん、大丈夫ですよ」</span></p>



<p>笑顔で伝えるこの一言は、私たちが思う以上の安心感を与えていると私は感じています。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ときに言葉には、私たちの認識していない部分でも行動に影響を与え、生き方さえ変える力があると私は思っています。</p>



<p>東京大学大学院修士で日本人では数少ない「米国アドラー大学院修士号」取得者である（株）イノベイティア代表の平本あきおさんも、このような脳と言葉と行動の関係は大きな力があると言及されています。<br>(globis講座「現場が変わるコミュニケーション」より）</p>



<p>自分の言葉ひとつひとつに力があることを知り、自分にも周りにも良い言葉を選んで使いたいですね。</p>



<p>認知症の方々にも、愛情のこもった前向きな言葉をたくさんかけてあげてくださいね。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">まとめ</span></h2>



<p>今回は、認知症の方々に言葉を伝えるときのポイントについてお伝えしました。</p>



<p><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>ストレートな言い回しを</strong></li>



<li><strong>選ぶ余地を作る</strong></li>



<li><strong>前向きな言葉を</strong></li>



<li><strong>言葉の力を信用する</strong></li>
</ul>



<p>会話は言葉のキャッチボールです。</p>



<p>前向きな言葉のボールを、認知症の方が取りやすいように投げたいですね。</p>



<p>認知症の方から投げ返される小さなボールも、うまくキャッチしてみてくださいね。</p>



<p>時にそれは言葉ではなく、表情や態度・行動かもしれません。</p>



<p>きっと認知症の方々は受け取ってほしいと願われているはずです。</p>



<p>キャッチボールの中からあたたかな絆を作ってくださいね。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>言葉かけの際には、私たちの表情・声のトーン・視線などにも気を配ってみてください。</p>



<p>これは別の記事「<a href="https://ninchisho-consultation.com/comfortable-look-skills/" target="_blank">認知症の方に安心感を与える話し方　3選</a>」で詳しくご紹介します。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-use-words/">認知症の方へどう話しかけていますか？ほとんどの人が知らない４つの言葉を伝えるポイント　脳科学から見た言葉と脳と行動の関係</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=essential-roles-for-ninchisho</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 13 May 2022 21:25:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
		<category><![CDATA[ユマニチュード]]></category>
		<category><![CDATA[パーソンセンタードケア]]></category>
		<category><![CDATA[ソシオエステティック]]></category>
		<category><![CDATA[看護]]></category>
		<category><![CDATA[イライラ]]></category>
		<category><![CDATA[言葉]]></category>
		<category><![CDATA[ケア]]></category>
		<category><![CDATA[作業療法]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=469</guid>

					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 役割があることで認知症のご家族は安心し、その人らしく穏やかに過ごせるようになります。 認知症の方にとっての役割の大切さについて、ご紹介します。 役割について知ることで、認 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/">役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p>役割があることで認知症のご家族は安心し、その人らしく穏やかに過ごせるようになります。</p>



<p>認知症の方にとっての<span class="bold">役割の大切さ</span>について、ご紹介します。</p>



<p>役割について知ることで、認知症のご家族もあなたも自分らしく生きるヒントが見つかると思います。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-20" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-20">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">「必要とされること」 ＝ 役割</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">できない所だけを手伝う</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">意味のある作業を</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">「必要とされること」 ＝ 役割</span></h2>



<p>「お母さん、何やってるの！鍋焦げてるじゃない！もう私がやるから貸して！」</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/4978471_s.jpg" alt="" class="wp-image-473" style="width:403px;height:269px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/4978471_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/4978471_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このようなことは、よくある光景だと思います。何回も鍋を焦がしているのを見ると、つい怒ってしまいますよね。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ではなぜ、この認知症の方は鍋を火にかけたのでしょうか。</p>



<div style="height:18px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<ul class="wp-block-list">
<li>「娘は忙しそうだから、できる料理をしてあげたい」</li>



<li>「私も何か役に立ちたい」</li>



<li>「料理だったら、今までずっとやってきたから」</li>
</ul>



<div style="height:26px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症になっても、いや認知症になったからこそ</p>



<p><span class="bold">「誰かのために何かをしたい」</span></p>



<p><span class="bold">「必要とされたい</span>」</p>



<p>という思いは強く持たれています。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症になると、自分ではちゃんとやっているつもりでも、怒られること・非難されることが多くなります。</p>



<p>「何かがおかしい。うまくいかない。」</p>



<p>役割を取り上げられ、世話をされるだけになった認知症の方は、徐々に自信を失い、生きる希望を失っていきます。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>・・役割とは<span class="bold">必要とされる</span>ことであり、認知症の方にとってとても大切なことです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">できない所だけを手伝う</span></h2>



<p>もし鍋を焦がしてしまうお母さんに</p>



<p>「お母さん、私が手伝うから一緒にやろうか」</p>



<p>と声をかけたらどうでしょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="731" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/22747922-1024x731.png" alt="" class="wp-image-474" style="width:481px;height:342px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/22747922-1024x731.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/22747922-300x214.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/22747922-768x549.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/22747922.png 1400w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>できない所だけを手伝うことで、お母さんは今まで自分の役割だった「料理」という<span class="bold">役割</span>を果たすことができます。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「いつも世話をしてくれる娘の役に立てた」</p>



<p>「私もまだ必要とされている」</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このような体験は、認知症の方にとっての生きる気力と安心感につながります。</p>



<div style="height:22px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>今介護をされている方は、認知症になる前にどんな役割があったでしょうか？？</p>



<p>例えば</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>毎朝、家族のためにご飯とみそ汁などの料理を作っていた</li>



<li>編み物が得意で、友達に腹巻などを作ってあげるのを楽しみにしていた</li>



<li>畑で野菜を作るのが楽しみで、できた野菜は近所におすそ分けしていた　・・etc</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="800" height="685" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/IK21317933_TP_V4.jpg" alt="" class="wp-image-476" style="width:315px;height:270px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/IK21317933_TP_V4.jpg 800w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/IK21317933_TP_V4-300x257.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/IK21317933_TP_V4-768x658.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>ぜひ認知症になっても<span class="bold">これまで大切にされていた役割</span>ができるように、できない所だけをお手伝いしてあげてください。</p>



<p>無事に終えることができたら</p>



<p>「ありがとう。一緒にしてくれて助かりました。あなたがいてくれてよかったです。」</p>



<p>と<span class="bold">感謝の言葉</span>を伝えてください。</p>



<p>認知症の方にとって、この一言が生きる希望となります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">意味のある作業を</span></h2>



<p>「意味のある作業」とは、その方が<span class="bold">これまで大切にしてこられた役割</span>です。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>例えば</p>



<p>これまで自分がずっとこなしてきた大切な仕事</p>



<p>とても楽しみにしていたこと</p>



<p>人から喜ばれること　頼られること</p>



<div style="height:24px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>あなたが今介護されている方のこれまでの人生を振り返れば「意味のある作業」が見えてくるかもしれません。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="800" height="533" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/PPP_tesagyoudenaewoueru_TP_V4.jpg" alt="" class="wp-image-477" style="width:481px;height:320px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/PPP_tesagyoudenaewoueru_TP_V4.jpg 800w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/PPP_tesagyoudenaewoueru_TP_V4-300x200.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/PPP_tesagyoudenaewoueru_TP_V4-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>その「意味のある作業」を、<span class="bold">その方のやり方</span>で行えるように支援してみて下さい。</p>



<div style="height:18px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>例えば、みそ汁づくりでは</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>いつもみそ汁は、○○屋さんのみそを使っていた。</li>



<li>みそ汁には、長ネギをいつも入れていた。</li>



<li>長ネギは、芯は早めに・先は煮立つ直前に入れていた。</li>



<li>みそ汁を出すときは、お父さんから配膳していた　・・etc</li>
</ul>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>このようなこだわりは、とても大切なものです。</p>



<p><span class="bold">自分が大切にしている役割を、自分らしいやり方でこなす</span></p>



<p>その中から、<span class="bold">生きる意味</span>が生まれてきます。</p>



<p>これは認知症になった方にとって最も大切なことかもしれません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">まとめ</span></h2>



<p><span class="bold">役割</span>があることで認知症の方々は安心し、その人らしく穏やかに過ごせるようになります。</p>



<p>認知症の方にとっての役割の大切さについて、ご紹介しました。</p>



<p><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold-blue">「必要とされること」</span><span class="bold"> </span><span class="bold">＝ 役割</span></li>



<li><span class="bold"><span class="bold-blue">できない所だけ</span>を手伝う</span></li>



<li><span class="bold-blue">意味のある作業</span><span class="bold">を</span></li>
</ul>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>認知症となり、不安の霧の中におられる方にとって、役割があること・必要とされる場があることで<span class="bold">生きる意味</span>が生まれます。</p>



<p>V・E・フランクルというアウシュビッツ強制収容所に収容された体験を持つ心理学者は「意味は外部にある」という言葉を残しています。わかりやすく言えば、「人生の意味は自分だけで完結するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる」（「養老孟司著・「バカの壁」より）ということです。</p>



<p>周囲から必要とされ、つながりを持ちながら生きることで、認知症の方も生きる意味を持って過ごすことができるでしょう。</p>



<p>ぜひ、その方にとって意味のある作業を<span class="bold">その方らしいやり方</span>でできる支援をしてみてください。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>「ありがとう」</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p>その一言で、認知症になっても生きる意味が生まれるはずです。</p>



<p>この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。</p>



<p>最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1280" height="1280" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited.jpg" alt="" class="wp-image-479" style="width:378px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited.jpg 1280w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited-300x300.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited-1024x1024.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited-150x150.jpg 150w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited-768x768.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/05/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-edited-100x100.jpg 100w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/">役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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