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	<title>認知症ケア - ルカの認知症コンサルテーション</title>
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	<description>家族が読んで一番わかりやすい認知症ケア講座</description>
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	<title>認知症ケア - ルカの認知症コンサルテーション</title>
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		<title>認知症の方を&#8221;上手に扱う&#8221;のをやめた日</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 05 Jul 2026 07:33:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[大切なPOINT]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[ユマニチュード]]></category>
		<category><![CDATA[パーソンセンタードケア]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「優しくしたいのに、優しくできない」 「私がしていることは、これで良いのだろうか」 あなたは認知症をお持ちのご家族と向き合う日々のなかで、そんな思いを抱えたことはないでしょうか。 もしあなたがこのような悩みを感じられてい [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="wp-block-paragraph">「優しくしたいのに、優しくできない」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「私がしていることは、これで良いのだろうか」</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたは認知症をお持ちのご家族と向き合う日々のなかで、そんな思いを抱えたことはないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もしあなたがこのような悩みを感じられているなら、それは目の前の方があなたにとって大切な存在だからだと私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症のご家族に、あなたができるいちばん大切なこと。 それはきっと、たくさんの知識でも、特別な技術でもありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私は、認知症をお持ちの方々と向き合う現場で働く作業療法士です。 14年以上、この仕事に携わる中で、知識も技術も積み重ねるために努めてきました。 けれど、いちばん大切なことは、教科書ではなく、ある出会いが教えてくれました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは「専門家が教える正しいケア」の話ではありません。 むしろ、たくさんの知識と技術を身につけようとしてきたはずの私が、大切なことを見落としていた——その失敗の話です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">少し長い文章です。けれど、もしあなたが今、目の前の大切な人を思い、そのことで悩んでいるのなら、 どこかであなたの心に寄り添える一節があるかもしれません。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">第1章 「扱う」という言葉</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">第2章 当事者の声</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">第3章 学ぶほど、&#8221;わかったつもり&#8221;になっていた</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">第4章 症状という仮面に隠された「人」との本当の出会い</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">終章 あと半歩、心の声に耳を澄ませて</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">第1章 「扱う」という言葉</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">皆さんは、認知症をお持ちの方に「上手に対応できた」と思う日がありませんか？ 私はあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">介護を拒否されることもなく、穏やかに一日が流れ、自分も相手も取り乱すようなことがなかった。介護する側として、それは確かにほっとする一日です。 私自身、そういう日を「今日はうまくいった」と振り返ってきました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">けれど、あるときふと、その「うまくいった」という言葉に、わずかな違和感を覚えました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">うまくいった——とは、いったい何がうまくいったのでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">よく考えてみると、それはたいていの場合、「こちらの思うとおりに、相手を動かすことができた」という意味でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">デイケアに行きたがらない人を連れてくることができた。介護拒否がある人をケアに誘うことができた。怒りやすい方を怒らせずに上手く対応できた——。 私は（ご本人の意思がどうであろうと）こちらの都合通りに、意図通りに「動かすことができた」「扱うことができた」ことを、ケアがうまくいったと感じていたのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「扱う」</p>



<p class="wp-block-paragraph">このような言葉を、私は数多く使ってきました。 けれど、これらの言葉に、心の奥底で小さなざわつきを感じていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「扱う」という言葉は、どんなものに使うでしょうか。 道具、機械、動物、子供——。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「扱う」には、操作してこちらの思い通りに動かす意味が含まれます。 しかも、「扱う」側はいつも管理する上の立場で、「扱われる」側は管理される、十分な意志を持たないもの、というニュアンスが含まれることに気づきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">どれほど優しく、丁寧に接したとしても、「扱う」という言葉で表されるかぎり、何か根本から違ってしまっている。 ご本人は私にとって、同じ人間として向き合う相手ではなく、こちらの思い通りに操作する「もの」になってしまっていたのです。 しかも「愛」「優しさ」「奉仕」の仮面を被って。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私たちは、ご本人を大切に思いながら、同時に上手に扱おうとすることができてしまいます。むしろ、優しい人ほど、怒らせまい、混乱させまいと配慮し、より巧みに相手を「扱う」ようになっていく。</p>



<p class="wp-block-paragraph">では、私はなぜ、認知症をお持ちの方々をそんなに上手に「扱う」ことができていたのか。 それは、目の前の「人」への理解ではなく、認知症という「病態」についての知識と技術を身につけていたからです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">実は、記事を書きながら、ずっと引っかかっていたことがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私はこれまで、「指示はひとつずつ」「声かけはゆっくりと」「はっきりした笑顔で」——などと、接し方の方法を周囲へ伝えてきました。 それらは間違いではないと思います。 むしろ必要なことです。適切な方法なしに安心感や愛情を伝えることはできません。 しかし、それらの知識と技術は「同じ人間として向き合う」という軸がなければ、「認知症の人」という顔のない一般化された「もの」の「取り扱い説明書」になってしまう。 その方がこれまで過ごしてきた彩り豊かな人生も、今抱えられている悩みも喜びも、人間性も、全てが「説明書」の行間から抜け落ちるのです。私たちの笑顔さえ、相手を思いどおりに動かすための便利な道具になりえます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私たちは、自分たちの取り扱い説明書を読んだ人たちに「上手に扱われる」ことを、幸せと思うでしょうか。本望と思うでしょうか。自分の人生を生きていると思うでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">確かに、知識や技術を身につけることは大切なことであり、必要不可欠なものです。 認知症の病態への理解なしに、認知症をお持ちの方の生きづらさと心情に歩み寄ることはできないでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、認知症をお持ちの方に同じ人間として向き合うことを忘れ、いつのまにか「もの」の延長として「扱う」こと。これは恐ろしいことだと、私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あるとき私は、知らないうちに彼らを「もの」として見て、上手に扱おうとしている自分に気づかされました。 気づかせてくれたのは、他でもない、認知症と共に生きるご本人たちでした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">第2章 当事者の声</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">第1章の終わりに、私はこう書きました。私が「もの」として人を扱っていたことに気づかせてくれたのは、認知症と共に生きるご本人たちだったと。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ある時私は、認知症の当事者の方が書かれた本を、ふと引き寄せられるように手に取りました。長谷川和夫先生の『ボクはやっと認知症のことがわかった』、藤田和子さんの『認知症になってもだいじょうぶ！』、佐藤雅彦さんの『認知症になった私が伝えたいこと』——。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そこに書かれていたのは、いわゆる専門書や教科書に述べられている認知症とはまったく違った「声」でした。とりわけ私の胸を打ったのは、長谷川和夫先生の言葉です。先生は、長いあいだ認知症医療の最前線で「外から」診てこられた医師でした。長谷川先生ご自身も認知症となり、認知症を「内から」見て、世の中に広まった認知症の誤解に満ちた偏見と、知られざる本質を悟られたのです。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">何かを決めるときは、ボクたち抜きに物事を決めないでほしい。ボクたちを置いてけぼりにしないでほしいと思います</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-16px">『ボクはやっと認知症のことがわかった』長谷川和夫 著 より一部引用</span></p>
</blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">これを読んで、心の奥でぎくりとしました。先生がおっしゃるようなことを絶対にしていないと、自信をもって言えなかったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ご本人を前に、まっさきにご家族に言葉をかけていなかったか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">どうせわからないと思って、言葉を省いていなかったか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">繰り返しの質問の裏の心をくみ取ろうとせず、面倒そうな態度をとっていなかったか？……</p>



<p class="wp-block-paragraph">私はこれまで「認知症」ばかりを見て、その「人」を見ていませんでした。学んでいたのは「認知症」という病態のことばかりで、私たちと同じ一人の人として接するという当たり前のことを、頭の隅に追いやってしまっていたのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">藤田和子さんの言葉も、私の胸に深く残りました。藤田さんは、若くして認知症と診断されながら、当事者として声をあげ続けてこられた方です。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">言動がおかしいから物事を理解できていないと判断するのはどうでしょうか。今まで認知症の人の思いを聴くということをしてきたでしょうか？ 認知症の人が自分の思いをもっているということを考えて接してきたでしょうか？</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px"><span class="fz-16px">『認知症になってもだいじょうぶ！』藤田和子 著 より一部引用</span></span></p>
</blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">彼らは、決して「上手に扱われたい」とは望んでいませんでした。 望んでいたのは、価値の劣った人間というラベルを貼られることなく、ただ一人の「人間」として、声に耳を傾けてほしいということだったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">——けれど、正直に言えば、感情は動かされたものの、こうして本から受け取ったメッセージも、まだ頭で、知識としてとらえたにすぎませんでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私が本当の意味で思い知ったのは、本のなかではなく、目の前のご本人と向き合ったときでした。「上手に扱いたい」と思っていた間は見えもしなかったものが、人として真正面から対したその途端、ありありと真実味をもって私の心に迫ってきたのです。ご本人の心の扉が開かれ、初めて同じひとりの人間として心に触れることができた。これまで「認知症」の人だと思っていた方が、認知症の「人」だったことに初めて気付かされ、無意識に固く固く築いていた「偏見」の壁が崩れる瞬間でもありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのことは、この記事の終わりで、ある女性のお話とともに書きたいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">その前に——専門家として学びに努めてきたはずの私が、この当たり前のことになぜ長い間気づけなかったのか。 次章では、そのことを考えてみたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">第3章 学ぶほど、&#8221;わかったつもり&#8221;になっていた</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">私はかつて、介護現場の惨状を目撃していました。介護サービスを行う上で、疲れ果て余裕がないスタッフ。意に沿わないケアを受け、抵抗する利用者。お互いの求めるものは食い違い、利用者の笑顔のためのケアのはずがお互いに追い込まれ、幸せとはとても言えない状況でした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この状況を何とかするために、私は認知症関連の本を読みあさり、あらゆる勉強会に参加しました。私が認知症ケアに生涯をかけたいと決意したときでもあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">脳の構造を学び、疾患の機序を学び、症状を学び、またご本人が安心できる関わりを学びました。特に、今も私が現場で使い続けているフランス発の認知症ケア技法「ユマニチュード」は、私の心に深く刺さりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">印象に残っているのは、ユマニチュード発案者のイヴ・ジネスト氏の以下の言葉です。</p>



<blockquote class="wp-block-quote is-layout-flow wp-block-quote-is-layout-flow">
<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">攻撃的な認知症の患者さんなどいない。彼らはただ私たちが彼らを理解していないために行っている振る舞いから自分を守ろうとしているだけなのだ。あれは防御なのです。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-16px">NHK クローズアップ現代 イヴ・ジネスト氏の言葉より 一部引用</span></p>
</blockquote>



<p class="wp-block-paragraph">ユマニチュードを自分のケアの中心に置き、疾患の特徴を踏まえてケアを行う。すると、いわゆる「困難事例」と言われる方々と関わりを築けるようになりました。ケアに抵抗される方々にも、スムーズにケア（リハビリや入浴、トイレ誘導など）を提供できるようになり、笑顔を増やすことができるようになっていったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「この知識や技術があれば、スタッフも利用者様もお互いに苦しまずに済む」</p>



<p class="wp-block-paragraph">そう思った私は、現場の介護・看護職の方々に発信を始めます。事業所の認知症ケア改革の始まりです。私は自主グループを法人内で立ち上げ、未熟なりにお互いに苦しまずに済むケアの啓発に明け暮れました。たくさんのスタッフの皆さんが支援してくださり、利用者様の笑顔を徐々にではありますが、確かに増やすことができたと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">正しい疾患の知識を持ち、正しい関わりを学ぶことは、お互いに苦しみから抜け出る術だと確信しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、私の心に一抹の違和感が残ったままでした。「ケアを知識と技法通りに提供すると、利用者は安心する。笑顔も増える。本当にこれだけでよいのだろうか。私はこのままでよいのだろうか」</p>



<p class="wp-block-paragraph">知識と技術が「認知症の取扱説明書」を使っているような感覚になり、何かとても大切なものを置き去りにしている気がしたのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは、専門職だけの話ではないかもしれません。ご家族であるあなたもまた、良かれと思って学んだ「正しい接し方」に、いつのまにか縛られてしまうことがあるのではないでしょうか。これまでの人生を共に歩んだ「家族」が、名前のない「認知症の人」にすり替わっている瞬間はないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">誤解しないでいただきたいのは、それらの知識が間違いだったわけではない、ということです。 記憶やBPSDのしくみを知ることは、ご本人の置かれる状況と心のありかを知るのに必要不可欠です。背景を知ることは、「正しいケア」の基盤となり、不要な摩擦を減らします。私は今も、疾患の知識や技術を学ぶことの大切さを少しも疑っていません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、私が読み漁った専門書のほとんどが「その人を、私たちと全く同じ一人の人間としてどう尊重するか。認知症を一つの個性として認め、いかに同じ目線で対話し、愛するか。認知症になったからといって、同じ人間として当たり前の願いを本当に諦めなければならないのか。認知症ケアとは、人間的な意味で何をすることなのか。」という根本的な問いには、答えてくれませんでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今でこそ言えますが、いわゆる「扱い」が上達していった私はいつの間にか天狗になっていました。深い心の海の底をのぞこうともせず、「取り扱い説明書」を読んでひとりの人間を「わかった」と思い込んでいました。大きな過ちです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">知識は、その方の症状を説明してくれました。 けれど、その方自身に出会わせてはくれなかったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この付きまとっていた違和感の正体を、私は一人の女性から教わることになります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">第4章 症状という仮面に隠された「人」との本当の出会い</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">その女性は、はたから見ればいわゆる「問題のある」利用者でした。暴言・暴力・介護拒否・帰宅願望……。最初は私も、彼女を「問題」のある「患者」としてとらえていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、偶然のきっかけから、彼女の隠された願いがぽろりと口から洩れるのを聞いた瞬間、私は雷に打たれたような衝撃を受けました。彼女は「問題」を起こしているわけではありませんでした。大切な人を想い、手を合わせたいのに、それがかなわず苦しみ続けていた、私たちと何も変わらない一人の女性だったのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして私は彼女に「認知症ケア」をしようとすることをやめました。 その方に泥臭くとも真正面から向き合い、彼女が本当に求めていることを叶えたいと心に決めたのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">彼女の何に代えても叶えたかった願い、それは大切な人の仏前で手を合わせること、ただそれだけでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ご家族に相談し、ご自宅から位牌と遺影を持ってこさせていただきました。 そして一緒に、ほこりをかぶった位牌を丁寧に磨き、遺影を固く絞ったふきんで拭きました。少しずつ綺麗になっていくのを見ながら、その女性の表情も穏やかに変わっていきました。 大切な人が好きだった花を一緒に摘み、供え、一緒に手を合わせた瞬間、その女性は涙を止めどなく流されました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私も一緒に泣きました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのとき、女性はこう言われました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「ここまでしてくれてありがとう。 本当に、生きていてよかった。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">私はその言葉を聞いた瞬間、認知症ケアの知識や技術、テクニックだけでは届かないものがあると痛感しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もちろん知識や技術は大切です。 しかし、木に例えるなら、それだけでは幹のない枝葉でしかないと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本当に大切なのは、「症状」の裏側にいる「その人」の心の声に耳を傾けること。目の前の人を&#8221;認知症の人&#8221;としてではなく、&#8221;一人の人間&#8221;としてとらえること。上手に扱うこと、問題が生まれないようにすることではなく、泥臭くてもその方の人生、その方の痛み、その方の願いに、心を向けることだと気付かされました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私はこの経験を通して、認知症ケアとは「症状への対応」ではなく、「一人の人間として向き合うこと」なのだと教えられました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そしてこれは、特別な女性の、特別な話ではありません。あなたの目の前にいるその方の「困った行動」の奥にも、きっと、言葉にならない願いや、大切にしてきた何かが隠れているのだと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この女性のことは、「真逆の認知症ケア⑥」にも書きました。あちらは、私が彼女の本当の願いに気づいた日の記録です。よろしければ、あわせてお読みください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">▶Instagram<span class="fz-16px"><a rel="noopener" href="https://www.instagram.com/p/DX4LTlhAbG5/?utm_source=ig_web_copy_link&amp;igsh=MzRlODBiNWFlZA==" target="_blank" title="">『真逆の認知症ケア⑥　認知症を外から見る ではなく 内から見る』</a></span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">終章 あと半歩、心の声に耳を澄ませて</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">ここまで、認知症をお持ちの方々を「上手に扱う」のをやめた日のことを話してきました。 けれど、正直に告白すると、私は今も、完全にやめられたわけではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">忙しさに追われた日、気づけば段取りを優先して、目の前の方を次に「対応」する相手として見ている自分がいます。たとえば、他のスタッフが見ている前で、『拒否の強い』利用者に技術を用いて応じさせ、周囲にケアのポイントを示したいと思う——そんな場面です。そのたびに、はっとして、立ち止まる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「今の考えと行動は、本当に目の前の方のためか？」 「本当に愛と共感をもって向き合おうとしているか？」「目の前の方のためといいながら、自分の都合で動いていないか？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">今はまだ、私の心の中から「偏見」を消し去ることはできず、「偏見」の心と向き合いつつ自問自答する日々です。 しかし大切なのは、自分の中にも確かに「偏見」があるのだと気付いていることなのだと、あの女性が教えてくれました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私が今意識するようにしていることは、特別なことではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">自分の中に、知らないうちに「こちら側」と「あちら側」を分ける偏見の心があると、その都度気づくこと。その心のままに動こうとしている自分に気づいたら、態度と言葉を選び直し、相手へ、周囲へ、そして何より自分自身へ、行動で示すこと。振り返って誤りがあれば、次に生かすこと。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そうしながら、目の前の「今のその方」だけでなく、長い年月を生きてこられた、その延長線上にいる一人の「人」として見ようとすること。「症状」というレッテルを貼っていないか自分に問い、それを剥がして、行動の奥にある声に耳を澄ませること。「認知症」というだけでその方の持つ可能性を狭めず、一緒に隣を走りながら、引き出されうる力を信じること。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私はこれらを普段から意識するようにしています。しかし、わかっていることと、その通り行動できることは別物です。心と体に染み込むまで、いつも自分に言い聞かせ、振り返り、行動し続ける必要があります。無意識にできるようになるまでは、まだ遠い道のりです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">けれど、そう心がけること自体は、難しいことではありません。 ただ、今の自分の心のありようを、半歩立ち止まり、見つめるだけです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この長文の記事をここまで読んでくださっているあなたは、きっと、誰かを大切に思っているからこそ、ここまで読み進んでこられたのだと思います。あなたがあなたの大切な人へ向けている優しさと、今取っている行動を、どうか責めないでください。「上手に扱おう」としてしまうのは、いいかげんな人ではなく、むしろ一生懸命な人です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、もし明日、目の前の方を「困った人」と思いかけたとき。その手前で、ほんの半歩だけ立ち止まってみてください。その半歩の先に、「認知症の人」ではなく、長い長い人生を生き抜いてきた一人の「人」がいます。そして、一生懸命に関わろうとしているあなたの姿が隣にいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし、たった一つだけ持ち帰っていただけるなら——それは、この一つで十分だと思っています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">一見「困った行動」のように見えるその裏側にいる、「認知症の人」ではない、大切な「その人」の心の声に、耳を澄ませてみること。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">私が今も心がけているのは、まとめるなら、ただそれだけなのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">必要な知識を身に付け、「症状」の奥にある心に触れたとき、あなたが今お持ちの愛は、あなたの大切な人の心の器に、見えなくとも、反応がなくとも確かに注がれます。そしてこの先どんなことがあっても、あなたの大切な人は、そこに注がれたあなたの愛に支えられ続けます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたがあなたの大切な人にできること、それは、正しい知識を身に付けること、そして「認知症」というラベルの奥に隠れた「人」の心の声に、耳を澄ませることです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたの愛があなたの大切な方の心の器に注がれていることを想像してみてください。そして、あなたの愛を嬉しそうに受け取るその方の顔も。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして、心の声に耳を澄ませるための、もう少し具体的な関わり方は、別の記事に少しずつ書いています。もしよろしければ、そちらの記事も覗いてみてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">▶<span class="fz-14px"><span class="fz-16px"><a href="https://ninchisho-consultation.com/want-to-get-home/" target="_blank" title="">教科書にはのっていない　認知症の方が「もう帰る！」を繰り返すときのポイント ３選</a></span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">▶<span class="fz-16px"><a href="https://ninchisho-consultation.com/repeat-same-thing/" target="_blank" title="">「さっき食べたのに‥」認知症の方が「ご飯まだ？」を繰り返すとき知っておいてほしいこと　4選</a></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">私も、まだ学び続けている途中です。時々後戻りしてしまうこともありますが、一緒に、半歩ずつ進んでいけたら嬉しいです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私がどんな道をたどってきたかは、<a href="https://ninchisho-consultation.com/profile/" target="_blank" title="">ルカについて</a>にも書いています。よろしければ、そちらもご覧ください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大変な介護の中、長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な人だけでなく、他の誰よりもあなたご自身が自分を大切にすることができ、これからが少しでも笑顔の多いものになりますように。</p>



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<p class="wp-block-paragraph"></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/atsukau-yameta-hi/">認知症の方を”上手に扱う”のをやめた日</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>認知症の寿命・余命は何年？ 種類別の目安と家族にできること</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Jun 2025 06:49:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の種類]]></category>
		<category><![CDATA[レビー小体型認知症]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の余命]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の寿命]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の特徴]]></category>
		<category><![CDATA[認知症と介護]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の進行]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の家族支援]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の比較]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の影響因子]]></category>
		<category><![CDATA[アルツハイマー型認知症]]></category>
		<category><![CDATA[血管性認知症]]></category>
		<category><![CDATA[前頭側頭型認知症]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=1341</guid>

					<description><![CDATA[<p>目次 はじめに4大認知症とは？① アルツハイマー型認知症平均余命　6〜8年余命に影響する要因家族へのアドバイス② 脳血管性認知症平均余命　3〜5年余命に影響する要因家族へのアドバイス③ レビー小体型認知症平均余命　3〜6 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/">認知症の寿命・余命は何年？ 種類別の目安と家族にできること</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">はじめに</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">4大認知症とは？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">① アルツハイマー型認知症</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">平均余命　6〜8年</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">余命に影響する要因</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">② 脳血管性認知症</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">平均余命　3〜5年</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">余命に影響する要因</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">③ レビー小体型認知症</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">平均余命　3〜6年</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">余命に影響する要因</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">④ 前頭側頭型認知症</a><ol><li><a href="#toc16" tabindex="0">平均余命　3〜11年（個人差大）</a></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">余命に影響する要因　</a></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">家族へのアドバイス</a></li></ol></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">認知症の余命に共通して影響する5つの因子</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">まとめ：余命よりも大切なことは その人らしく生きること</a><ol><li><a href="#toc21" tabindex="0">参考文献（抜粋・簡略表記）</a></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">はじめに</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「認知症と診断されたけれど、あとどのくらい一緒にいられるのか？」<br>そんな疑問や不安を抱えるご家族は多くいらっしゃいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">実は、認知症には種類があり、それぞれに<strong><span class="bold-red">進行のスピード</span>や<span class="bold-red">余命</span>の目安が異なる</strong>ことをご存知でしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事では、日本でよく見られる「4大認知症」について、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">種類ごとの平均余命</span></li>



<li><span class="bold">余命</span><span class="bold">に影響する因子（リスク・予防）</span></li>



<li><span class="bold">ご家族にできる対応のヒント</span></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">を、根拠に基づいてできるだけわかりやすく解説します。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">4大認知症とは？</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">現在、日本で多く診断されている4大認知症は以下の通りです。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li><span class="bold">アルツハイマー型認知症</span></li>



<li><span class="bold">血管性認知症</span></li>



<li><span class="bold">レビー小体型認知症</span></li>



<li><span class="bold">前頭側頭型認知症</span></li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">それぞれの特徴と、余命の違いについて詳しく見ていきましょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart.jpg" alt="" class="wp-image-1449" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/Gray-And-White-Simple-Professional-Social-Media-Marketing-Plan-Gantt-Chart-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">① アルツハイマー型認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff.jpg" alt="" class="wp-image-1372" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">平均余命　6〜8年</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">もっとも多く見られる認知症で、物忘れから徐々に始まり、進行は比較的ゆるやかです。記憶や見当識（時間や場所の感覚）が衰えていき、最終的には生活全般に介助が必要になります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">余命に影響する要因</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>高齢での発症（85歳以上）では予後が短くなる傾向</li>



<li>低栄養や脱水による免疫低下</li>



<li>認知機能が重度に低下すると誤嚥による肺炎リスクが増える</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>食事や水分補給を丁寧にサポートする</li>



<li>転倒予防と適度な運動を意識する</li>



<li>安心できる日常環境を保つことで、進行を穏やかに</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">（参考：Xie et al., 2008／Meguro et al., 2007）</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/" target="_blank" title="">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a></p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">② 脳血管性認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40.jpg" alt="" class="wp-image-1376" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/11c794a182f58d4f19a263b71891dd40-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc8">平均余命　3〜5年</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">脳梗塞や出血など、脳の血流が切れる・詰まることが原因で起こる認知症です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もともと<span class="bold">動脈硬化</span>により血管が詰まりやすいことが背景にあります。突然に発症することがあり、再発や他の病気と重なりやすいため、余命は短くなる傾向があります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc9">余命に影響する要因</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>脳卒中や心筋梗塞などの再発</li>



<li>糖尿病、高血圧、腎臓病などの持病</li>



<li>歩行障害による転倒・寝たきり</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc10">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>生活習慣病の管理（血圧・血糖）<span class="bold">※血圧の薬を忘れずに飲む</span></li>



<li>転びにくい室内の環境づくり（手すりの設置やつまずきにくくする工夫など）</li>



<li>リハビリや運動により動ける状態を保つことがカギ</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">（参考：坂口尚司 他, 2012／Rountree et al., 2012）</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/whats-features-of-vascular-dementia/" target="_blank" title="">脳血管性認知症は『プライドの高い男性社長』　アルツハイマー型認知症との大きな違い5選</a></p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc11">③ レビー小体型認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2.jpg" alt="" class="wp-image-1373" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc12">平均余命　3〜6年</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">パーキンソン病に似た症状（ふるえ・筋肉が固くなる）やまぼろしを見る（幻視）、調子のよい時とそうでない時の波が大きいなどが特徴的な認知症です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">歩くときなどにバランスをとることが難しくなりやすく、転倒する危険性が高まります。また、むせやすくなり誤嚥性肺炎のリスクが高く、余命が短くなるケースが多いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/what-is-dementia-with-lewy-bodies/" target="_blank" title="">２割の認知症の方はざしきわらしを見る　多いのに知られていないレビー小体型認知症の特徴5選</a></p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc13">余命に影響する要因</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>起立性低血圧による転倒や骨折</li>



<li>誤嚥（むせ）による肺炎</li>



<li>服薬バランスの難しさによるせん妄</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc14">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>室内環境を整え、転倒防止対策を</li>



<li>食事は誤嚥対策を取り入れる</li>



<li>睡眠リズムを崩さないような介護を</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">（参考：中村雅俊 他, 2020／Velayudhan et al., 2014）</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc15">④ 前頭側頭型認知症</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605.jpg" alt="" class="wp-image-1380" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/06/751be430c54e5869ff06ab4fbcc13605-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc16">平均余命　3〜11年（個人差大）</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">若年性認知症に多く、人格や行動が大きく変化するのが特徴です。身体機能が保たれているために、事故や問題行動が命に影響するケースもあります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc17">余命に影響する要因　</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>衝動的な行動による事故やケガ</li>



<li>不適切な食事や、食事をとらないことによる低栄養</li>



<li>嚥下障害が進むと誤嚥のリスクが高まる</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc18">家族へのアドバイス</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>「やめて」「こうして」といった否定・矯正を避け、「役割」を与える</li>



<li>安心できる生活リズムや環境づくり</li>



<li>摂食・嚥下機能（食べる・飲み込む能力）を早めに評価する</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">（参考：加藤健太 他, 2018／Möller et al., 2017）</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc19">認知症の余命に共通して影響する5つの因子</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の種類にかかわらず、共通して余命に影響を与えるものがあります。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li><span class="bold">発症年齢</span>（高齢になるほど短命）</li>



<li><span class="bold">性別</span>（男性のほうがやや短命傾向）</li>



<li><span class="bold">低栄養・脱水</span>（免疫低下・誤嚥リスク増）</li>



<li><span class="bold">合併症</span>（心疾患、糖尿病、脳卒中など）</li>



<li><span class="bold">ADL</span>（歩行・排泄・食事などの日常動作）<span class="bold">の低下</span></li>
</ol>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc20">まとめ：余命よりも大切なことは その人らしく生きること</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">ここまで、認知症の種類ごとの余命の目安をお伝えしてきました。「思っていたより短い」と胸がつまった方も、「まだ時間がある」と少しほっとされた方もいらっしゃるかもしれません。数字を前にして心が揺れるのは、それだけ大切に思っている方がいるからです。その気持ちは、何もおかしいことではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、ひとつだけ、現場で多くの方と接してきて思うことがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ここに挙げた年数は、あくまで多くの人を平均した「目安」にすぎません。実際には、目安より長く穏やかに過ごされる方もいれば、そうでない方もいます。その方がこれからどう生きていかれるかは、本当は数字の中には書かれていないのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたは人生の最後の時間をどのように過ごしたいですか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症になろうとなるまいと、人生の終盤でかかることが多い認知症をお持ちの方の人生のタイムリミットが残り多くないことは変わりません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、そのかけがえのない残りの時間を、自分らしく輝いて送られる方もいれば、希望を取り戻せないで逝かれる方もおられます。笑顔を取り戻せないで逝かれた方を前にし、私は無力感に打ちのめされたことがたくさんありました。逆に、小さなきっかけかた見違えるように笑顔を取り戻される方もおられるのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">だからこそ私は、「あと何年か」という長さよりも、「その時間をどう過ごすか」という中身のほうに、目を向けていただけたらと思っています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症が進んでも、その人がその人でなくなるわけではありません。できないことが増えても、心まで失われるわけでは決してない。その方はその方であり続けます。残された時間に本当に大切なのは、症状を和らげ、進行を遅らせることだけではなく、その人がその人らしく輝けること——そして、「認知症の人」としてではなく、一人の人間として向き合われることだと、私は現場で当事者の皆様から気付かされました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「では、どう向き合えばいいのか」。もしそう感じてくださったなら、次の記事も読んでみてください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">▶ <a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-make-bonds/" target="_blank" title="">認知症の方との絆をつくる関わり方</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">不安な気持ちは、すぐには消えないかもしれません。それでも、今日この記事にたどり着いたあなたの「大切にしたい」という思いは、これからの時間を支える確かな力になります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして、最後にお伝えしたいのは、ただひとつ。どうか、ご自身のことを大切になさってください。認知症と診断されたからといって、すぐに余命が決まるわけではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大切なご家族と、何よりもあなたご自身が笑顔でいられますように。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私が最も皆様にお伝えしたい思いは、以下の記事にまとめました。よろしければご覧ください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">▶<a href="https://ninchisho-consultation.com/atsukau-yameta-hi/" target="_blank" title=""> 認知症の方を”上手に扱う”のをやめた日</a></p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc21">参考文献（抜粋・簡略表記）</span></h3>



<ul class="wp-block-list">
<li>Xie, J. et al. (2008). <em>Survival in Alzheimer&#8217;s disease</em>. BMJ.</li>



<li>Meguro, K. et al. (2007). <em>Psychogeriatrics</em>, 7(3), 132–139.</li>



<li>坂口尚司 他 (2012). 日本認知症ケア学会誌.</li>



<li>中村雅俊 他 (2020). 臨床精神医学, 49(9), 925–932.</li>



<li>加藤健太 他 (2018). 精神医学, 60(2), 117–124.</li>



<li>Möller, C. et al. (2017). <em>Dement Geriatr Cogn Disord</em>, 43(5–6), 256–265.</li>



<li>Liang, C.S., et al. (2021). The Lancet Healthy Longevity, 2(8), e479-e488. [アルツハイマー型認知症と非アルツハイマー型認知症の死亡率・生存期間に関する系統的レビューとメタアナリシス]</li>



<li>小川朝生 (2016). 認知症の緩和ケア. 精神神経学雑誌, 118(11), 813-823. [日本の認知症病型別平均余命データ]</li>
</ul>



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			</item>
		<item>
		<title>子育てを認知症ケアに生かせる 子どもと認知症の方の驚くべき８つの共通点</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/commonalities-between-children-and-people-with-dementia/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=commonalities-between-children-and-people-with-dementia</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 19 Apr 2025 13:41:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[介護経験]]></category>
		<category><![CDATA[介護のヒント]]></category>
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		<category><![CDATA[介護技術]]></category>
		<category><![CDATA[介護のコツ]]></category>
		<category><![CDATA[介護の工夫]]></category>
		<category><![CDATA[家族介護]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の人との接し方]]></category>
		<category><![CDATA[子どもとの共通点]]></category>
		<category><![CDATA[介護ストレス軽減]]></category>
		<category><![CDATA[認知症サポート]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
		<category><![CDATA[介護と育児]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=1236</guid>

					<description><![CDATA[<p>毎日の介護、お疲れ様です。 今日は、子どもと認知症をお持ちの方の驚くべき８つの共通点についてお話しします。 実は子どもと認知症をお持ちの方々の特徴は驚くほど共通点があります。 群馬医療福祉大学の作業療法士・山口智晴氏も、 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph">毎日の介護、お疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今日は、子どもと認知症をお持ちの方の驚くべき８つの共通点についてお話しします。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/31953829_s.jpg" alt="" class="wp-image-1242" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/31953829_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/31953829_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">実は子どもと認知症をお持ちの方々の特徴は驚くほど共通点があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">群馬医療福祉大学の作業療法士・山口智晴氏も、子どもと認知症の方に多くの共通点が見られると指摘しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子育てをされてきた皆さんなら、この記事を読み共通点を知ることで、子育ての経験を認知症ケアに生かすことができるようになります。特に<strong>１番目・２番目・８番目の共通点は重要</strong>だと私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px"><span class="fz-16px"><span class="red">※認知症をお持ちの方を子ども扱いすることを勧めるものではありません。</span></span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">※<span class="fz-14px"><span class="fz-16px">以下の記事は、個人の見解を含みます。特定の病院・施設を批判する意図はありません。</span></span></span></p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">相手の反応は自分を映す鏡</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">自分がどう扱われているかに気付いている</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">意味のないように見える行動に意味がある</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">環境からの影響が大きい</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">子どもが環境から受ける影響</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">認知症をお持ちの方が環境から受ける影響</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">自分の世界を大切にし、壊されると抵抗</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">相手に寄り添い共感するとスムーズに関係が築ける</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">必要としているのは「愛」と「役割」</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">唯一の不幸は周囲による押し付け</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">相手の反応は自分を映す鏡</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもは大人が大声で注意すれば泣いて大声を出し、笑って一緒に遊べばとても機嫌が良くなりますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方も同じように、介護されているあなたの心に余裕がなければ不安で落ち着かなくなり、笑顔が多ければ笑うことが多くなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子どもや認知症の方でなくても反応はあると思いますが、特に子どもと認知症の方は鏡のようにこちらの状態をよりストレートに映します。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-1245" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-1024x768.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-768x576.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1-1536x1152.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/26174374-1.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">ではなぜ子どもも認知症の方も、鏡のような反応をするのでしょうか。理由は２つあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">1.<strong>理性より感情が強く働いているから</strong>・・子どもも認知症の方も、理性を司る脳の高度な機能を担う部分（前頭葉や大脳皮質）の働きは未発達または低下しており、逆に本能や感情を司る部分（大脳辺縁系）が強く働いています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのため、周囲から受けた刺激に対しストレートに感情に表します。怒られれば怒るし、笑顔を向けられれば笑顔で返します。専門用語でいえば、「快刺激・不快刺激に対しストレートに感情で表出する」のです。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">2.<strong>周囲に頼り生きている部分が大きいから</strong>・・また、子どもも認知症の方も、一人で生きていくことはできません。家族やまわりからの助けを得ながら生きている存在です。そのため、頼っている人（親または介護者）が心の余裕があり笑顔でいられるなら、安心します。逆に、頼っている人に余裕がなく頼ることができない状態なら、とても不安になります。頼っている人からの支えが大きい分、影響を受けやすいのです。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">これらの２つの理由により、子どもも認知症の方も自分の鏡のような反応をするのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子どもに接するときも、認知症の方の介護をするときも、相手（子供や認知症の方）の方に目が行きがちです。しかし、自分の心の状態も一歩引いて見ておく必要があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">相手が荒れているとき、実は自分の心に余裕がないからではないか？と立ち止まってみることも大切だと私は思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">自分がどう扱われているかに気付いている</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもは自分が子ども扱いされていることに気付いています。どうせわからないだろうと小さなウソをつくと、鋭い突っ込みが入ったことが皆さんもあるのではないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、夜に子どもにお菓子を食べさせたくなくて「夜にお菓子を食べると虫歯さんに食べられちゃうよ」などと言うと「お父さんとお母さんは食べてるじゃん！私も食べる！」と言って怒ります。</p>



<div style="height:16px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">実は認知症の方も、自分がどのように扱われているかを敏感に察知されています。「どうせわかっていないだろう」「どうせ聞こえていないだろう」と思って接していると、その接し方の違いにも実は気づかれているのです。ただ、他の人との接し方の違いに気付いていても、見える形で反応されることはほとんどありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">反応がない理由は２つあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">1.<strong>言葉にする能力が低下しているから</strong>・・接し方が違うことに気付いていても、言葉がついてこない場合があります。言葉での反応には、聞き取り、理解し、考え、それを言葉にするという過程があります。特に認知症になると、思ったことを言葉にするのが難しくなる傾向があります。「あれ」「それ」という言葉が多くなるのもそのためです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">2.<strong>周囲に気を遣っているから・・</strong>認知症の方々は、自分が「わからない人」「できない人」として扱われても、「自分はまわりに頼ってこれから生きていかなければならない」ことを心のどこかで理解しています。そして「まわりとの関係を悪くしたくない」とも思っています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">長谷川スケールを作り、自身も認知症になった医師 長谷川和夫氏も、以下のように述べられています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">〝話していることは認知症の人にも聞こえているし、悪口を言われたり、ばかにされたりしたときの嫌な思いや感情は深く残ります。だから話をするときは注意を払ってほしいと思います。<br>認知症の人が何も言わないのは、必ずしもわかっていないからではないのです。”</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">書籍「ボクはやっと認知症のことがわかった」　著：長谷川和夫　より一部引用</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885.jpg" alt="" class="wp-image-1263" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/8ff139dbbd7f3db2ee568adcd28db885-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">子どもや認知症の方と生活するとき、「子ども扱い」「認知症扱い」していないか振り返る必要があります。差別する気持ちは、無意識に言葉や行動を通して伝わってしまうのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えばデイケアの説明を聞くときでも、本人にも気持ちを尋ねる必要があります。本人には話をせずに家族である皆さんにばかり説明している施設は、私は信頼できるとはいえないと思っています。利用する本人に意向を尋ねないのは、自然とは言えませんね。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/" target="_blank" title="">後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</a></span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">意味のないように見える行動に意味がある</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもが意味のわからない発言や行動をしていて、あとになってその意味がわかったという経験はありませんか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、同じ遊びをえんえんと繰り返す、わざとものを落とす、ティッシュを次々に取り出すなど。これらは子どもの脳の発達の上で<strong>自分と環境のつながりを確かめよう</strong>としたり、<strong>法則を見つけよう</strong>とする知的好奇心からの行動だと言われています。「どうして？」と繰り返し質問するのも、世界に対する関心の高まりと意味を見つけようとする行動だと言われています。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、認知症をお持ちの方にも意味のないように見える行動があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、机をたたき続ける、「ご飯は？」など同じ質問を繰り返す、家にいながら「家に帰る」と言うなど。介護されている皆さんにとっては「どうして何度も同じこと言うの」「ここが家でしょ」と思ってしまうこともありますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">机をたたき続けたり同じ質問を繰り返す<strong>繰り返し行動</strong>は<span class="bold-red">不安のあらわれ</span>とユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト氏は言われています。同じ質問や行動を繰り返すことで自分を安心させようとしているのです。「今、不安だよ」という<span class="marker"><strong>隠れたメッセージ</strong></span>を伝えているのが繰り返し行動です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>家にいながら「家に帰る」と言う</strong>のは、<span class="bold-red">今いる場所が安心できない</span>という隠れたメッセージを伝えていることがあります。この時、認知症の方がいう「家」とは「安心・安全な場所」「自分の役割があった場所」です。今自分がいる場所が安心・安全でなく役割もないと思っている場合、「家」に帰りたいと言うのです。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このように、理由は違いますが、子どもと認知症の方には意味のないように思える行動に隠れた意味があるという共通点があります。特に認知症の方の一見無意味に見える行動には<strong><span class="marker">隠れたメッセージ</span></strong>があると思って理由を考えてみるいうことも重要です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">環境からの影響が大きい</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">ここでお話しする環境とは、<span class="bold-blue">物的環境</span>と<span class="bold-green">人的環境</span>のことです。物的環境とは、<span class="blue">住む家やトイレやテレビなど、生活空間にあるモノ</span>のことです。一方で、人的環境とは、<span class="green">人とのつながりの環境</span>のことです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13.jpg" alt="" class="wp-image-1261" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c40c103d848a432fe0d70433e02c7a13-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">子どもが環境から受ける影響</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">子どもが育つ上で環境からの影響は大きいことは、子育てをされてきた皆さんは納得されるのではないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">物的環境</span>では、大きな音が聞こえると過剰に驚いたり、目を引くものがあるとすぐに注意が逸れたり。逆に集中して遊べる環境を整えると、親が驚くほど能力を発揮することもありますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、子どもが育つ上での<span class="bold-green">人的環境</span>も非常に重要です。<span class="marker-under-red">人的環境が非常によくないとどうなるか</span>、ひとつの例を挙げます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">1980年代、ルーマニアでは親に捨てられた膨大な数の子供たちが劣悪な環境の孤児院で非人間的な扱いを受けていました。60人の孤児に対し、寮母はたったの1人。ここでは、優しく手を握られることも、笑顔で目線を合わせられることも、優しく声をかけられることもないまま、人とのつながりが抜け落ちた状態となっていました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="679" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1.jpg" alt="" class="wp-image-1262" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1-300x199.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/GettyImages-741623-1600x1061-1-1024x679-1-768x509.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">食事をする孤児院の子供たち<br>Photo: Cynthia Johnson / Liaison</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">参考：<a href="https://courrier.jp/news/archives/207445/">COURRINER JAPAN 排せつ物まみれでネグレクト「不潔で不気味で老人のような子供たち」…虐待された「ルーマニアの孤児」の40年後を訪ねて</a></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">表情は乏しくなり、頭をしきりに揺らしたり、うめいたり。これらの子供には、脳（前頭葉：人間らしさを司る部分）の萎縮が見られたそうです。しかし、養子となり人間らしい扱いを受けるようになった子供は、上のような症状はなくなりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このように、人的環境が非常によくなかった子どもは、異常な状態を示しています。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">認知症をお持ちの方が環境から受ける影響</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">認知症をお持ちの方も、環境から大きな影響を受けます。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">物的環境</span>では、例えば<span class="red">騒がしい場所</span>や<span class="red">床の模様</span>なども不安感を高めてしまうと言われています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の語り部 クリスティーン・ブライデン氏は騒がしい環境について以下のように話しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">&#8220;ショッピングセンター、診療所、ディケアのようなところに行くと、ラジオやテレビの音、電話の鳴る音、人の話し声などの雑音があり、人の往き来が激しい。それはまるで泡だて器のように頭の中をかき混ぜてしまう。<strong>私たちが静かに暮らせるようにしてください</strong>”</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">大音量のテレビの前で過ごすなど大きな音が聞こえ続ける環境にいると、脳が疲れて働きづらくなることがあります。パソコンに例えると、たくさんの情報が入り過ぎて動かなくなってしまうイメージでしょうか。そのような状態になると、イライラしたりその場を離れたくなったりすることもあります。私たちが思う以上に、認知症の方の脳は疲れやすいのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症をお持ちの方々には、<span class="bold-blue">静かな環境</span>が一番安心できます。ただ、「静かな環境にして」と直接言うことができないことが多く、落ち着かなくなったり「帰りたい」と言うといった形で表現されることが多いです。気を遣うことができたらいいですね。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/" target="_blank" title="">TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</a></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">また、認知症になると、床の模様も立体的に見えることがあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="515" height="344" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/image.jpg" alt="" class="wp-image-1250" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/image.jpg 515w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/03/image-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 515px) 100vw, 515px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">私たちはこのような床の模様があっても、気にすることは少ないかもしれません。しかし、模様が立体的に見えると歩くのが不安になり、足がすくむことがあります。気付かない私たちにとっては「どうして早く歩かないの？」と思うこともあるかもしれませんね。歩く力があっても、様々な環境から歩く速さが遅くなったり止まってしまったりすることもあるのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">音や床の模様以外にも、様々な物的環境からの影響があります。例えば、ピンク色の照明が安心感を高めたり、トイレを目印で分かりやすく示したりすることで生活しやすくもなります。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">認知症をお持ちの方にとって、<span class="bold-green">人的環境</span>もとても重要です。人とのつながりが欠けている場合、認知症をお持ちの方もルーマニアの孤児院の子どものような状態になるとユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト氏は述べています。ジネスト氏は孤児院での例を引用して、認知症をお持ちの方に対しても、ひとりの人としてつながりを保てる接し方をすることが重要だと述べています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4.jpg" alt="" class="wp-image-1260" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/c14b515b397699e8808031da22d912b4-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">イヴ・ジネスト氏はユマニチュードという認知症ケアの技法の中で<strong>４つの柱</strong>というポイントを挙げています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「見る」「話す」「触れる」「立つ」という４つのポイントを押さえて接することで、<span class="bold-blue">あなたのことが大切です</span>というメッセージを伝えることができます。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">子供にとっても認知症をお持ちの方にとっても、環境から受ける影響は大きいといえます。特に、人とのつながりは必要なものです。「誰からも必要とされていない」と感じられる環境に置かれれば、生きる気力を失っていきます。まるで誰からも水をあげられない植物のように。</p>



<p class="wp-block-paragraph">↓リンクでは、人とのつながりの大切さをまとめています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/important-points-of-ninchisho/" target="_blank" title="">ルカの認知症コンサルテーション　大切なPOINT</a></span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">自分の世界を大切にし、壊されると抵抗</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもが少しでも自分のやりたいようにできないと、泣いて怒った経験はありませんか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、ご飯の時いつもあるおかずがないとか、いつも着ているパジャマが洗濯していて着られないとか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子どもにとっては愛着のあるものを自分の一部としてとらえていたり、いつも通りの流れでないと不安を覚えたりします。環境と自分のさかい目がはっきりしていないためです。自分と環境とのつながりを確かめようと、いろいろな遊びをしますよね。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方もまた、自分の生活の中で<strong>築き上げてきた習慣</strong>や<strong>慣れ親しんだ環境</strong>を大切にしています。加えて、変化に適応する力も低下しています。例えば、いつも通りの行動（いつもの時間にいつもの食事をする、いつもの順番・道具で風呂に入る）が急に変わったとき、混乱や不安を感じることがあります。このようなときにいわゆる「介護拒否」という状態になり、皆さんは困ってしまうことがあるかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症をお持ちの方々の<span class="bold-red">介護拒否</span>は、安心できる習慣や環境を守り<strong>自分を安心させようとしている自然な反応</strong>なのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87.jpg" alt="" class="wp-image-1259" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/e1f095abbef55c18318b55d533e66f87-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph"><br>子供と認知症の方は自分の世界や習慣を大切にし、それが壊されると強い抵抗を示すという共通の特徴があります。このような行動は、子どもにとっても認知症をお持ちの方にとっても、自分の心を守るための必要で自然な反応です。私たちが思う以上に馴染みの習慣と環境に頼って生きられていることを知っておくと、安心して過ごすサポートができます。<strong>いつもの時間・いつもの場所・いつもの順番・いつもの道具</strong>など、「いつも通り」を大切にするちょっとした気遣いで「介護拒否」のような状態にならなくて済むかもしれません。馴染みの習慣・環境は、不安が多い毎日の<span class="bold-blue">心のより所</span>なのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">相手に寄り添い共感するとスムーズに関係が築ける</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">親のいうことを子どもに聞かせようとして、逆にうまくいかなかった経験はありませんか？例えば、遊びに夢中で夜更かししている子どもに「早く寝なさい！」といっても寝てくれないことはよくありますよね。そんな時、「この遊びが楽しかったのね」とよく話を聞いてから寝ることを勧めると、言うことを聞いてくれることがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子どもは自分の考えを言葉にすることが未熟です。自分の気持ちを言葉で表し、共感してもらうことを子どもは求めています。気持ちに寄り添い共感することが、子どもの安心感を高めて信頼関係を築くうえで大切なのです。</p>



<div style="height:16px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、認知症をお持ちの方も自分の気持ちを言葉で表すことが難しくなります。「なかなか自分の気持ちを言葉にできず、わかってもらえない」という気持ちを抱えられることが多くなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">加えて、認知症は<span class="bold">だんだん大きくなる<span class="marker-red">うまくいかなさ</span></span>があり、認知症をお持ちの方はいつも<strong>不安</strong>とともに過ごされています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の語り部であるクリスティーン・ブライデン氏は日常の苦労と不安について、以下のように話しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">”</span><span class="marker-red">頭の中全体にぼんやりと霧がかかっていて、何をするにも大変な努力とコントロールが必要だ。大変な努力を払わなくては、いつも間違えてしまう。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">心の中では、まるで爪を立てて絶壁に張り付いているように感じている。”</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">書籍『私は誰になっていくの？』　著：クリスティーン・ブライデン　訳：桧垣陽子　より一部引用</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">このように、認知症当事者から見た世界は、まわりには気付かれにくい不安と生きづらさがあります。さらに、言葉にする能力が低下しているため、自分の気持ちを伝えることも難しくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">完全に認知症をお持ちの方の気持ちを理解することはできません。しかし、共感しようとする姿勢で接することで安心感を高め、信頼関係を築くことができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">森ノ宮医療大学教授の松下太氏も、認知症をお持ちの方と接するときに最も大切なポイントは<span class="bold-blue">共感的理解</span>だと述べています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">参考資料：講座『「その人らしさ」を考える！認知症のある方へのリハビリテーション』より</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">私たちが知らない不安や生きづらさが認知症にはあるという気持ちをもって接するだけで、こちらの話にも耳を傾けてくれることがあります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc9">必要としているのは「愛」と「役割」</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもにもっとも必要なものは「愛」ということは、子育てされてきた皆さんなら共感していただけるのではないでしょうか。また、「子どもだからできない」と接するのではなく「これをお願いできる？」と頼むと生き生きとチャレンジすることもありますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子どもは子ども扱いされることを望んでいません。子どもであっても愛を求め、また大人と同じように役割を担うことを求めています。道具をとるなどの小さな仕事でも、それがお父さん・お母さんの役に立ち「ありがとう」と感謝の言葉をかけられたら、キラキラした笑顔を見せてくれますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子供にとって「愛」と「役割」は生きる上で必要なもので、これらが満たされると精神状態が安定し自己肯定感（自分で自分を大丈夫だと信じること）がはぐくまれます。</p>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">一方、認知症をお持ちの方も、愛を必要としています。認知症になると、<span class="bold-red">これまでの自分が崩れていくような感覚を感じる</span>と言われています。そのため孤独感や不安感を抱え、さらにその<span class="bold-red">苦しみがまわりにわかってもらえない辛さ</span>も抱えられています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そんな不安な状況の中で愛情に満ちた関わりがあることで、安心感を得られます。例えば、皆さん家族や介護者からのあたたかい言葉やハグなど。認知症になればひとりでは生きてはいけません。まわりからの愛を感じることで、生きていく安心感を得られるのです。まるで荒波の中の船がしっかりしたイカリにつながれるように。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症ケアの最も大切な考え方とされているパーソンセンタードケアでも、愛はどんなに重度の認知症の方であってもだれもが求めているものとして中心に置かれています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94.jpg" alt="" class="wp-image-1267" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">イギリスのトムキッドウッドが提唱したパーソンセンタードケアでは、５つの花びらの中心にくるものが愛とされています。</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方もまた子どもと同じように、役割を求められています。認知症だから「できない」「わからない」と思われることで、これまで任されてきた仕事や役割を失っている方も多くいらっしゃることでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、想像してみてください。「できない」と思われて、自分がやってきた役割を代わりにやってもらったり手伝われたりすることを。それも一つの苦しみとなることがあります。それは子どもでも認知症をお持ちの方でも、私たちでも同じことです。役割を任されることは生きる力につながり、役割を奪われることは苦しいのです。役割がなくなった人間は生きる気力を失い、自分のことを役に立たない人間だと思うようになります（自己肯定感の低下）。</p>



<p class="wp-block-paragraph">逆に、家庭内での小さな仕事（食事の準備や簡単な掃除など）をお願いすることで、自分を「生きていても良い」と感じることができるようになります。</p>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">以下は認知症当事者である吾郷源市氏の方の言葉です。↓</p>



<div style="height:6px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">&#8220;最近物忘れをするようになった　　物忘れは悪いことです　　情けないことです</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">～中略～　早く死にたいです　　それほどもの忘れはつらいです</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">～中略～　することを言ってもらえたらまだやれる　　何もすることがないから死んでも良いと思う</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">することが有ればまだまだ長生きしても良い”</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">手記『長生きしても良い』　著：吾郷源市　より一部引用</span></p>



<div style="height:4px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">自分が役立っていると感じることは、認知症をお持ちの方にとって極めて重要なのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">加えて、<strong>失敗しても指摘しない</strong>ことも重要です。例えば、皿洗いをお願いして、洗い残しがあったとします。洗い残しが多いと言いたくなりますよね。でも、ご本人が「仕事をやれた」と感じられることが一番大切です。あとでそっと洗いなおせばよいのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症になれば、失敗を指摘されることだらけになります。忘れていることを指摘され、できていたことができていないと指摘され、自信を失っていきます。そんな中で、「洗いものを任されて役に立てた」ということは、事実は忘れても<strong>感情記憶</strong>は確かに残り、ご本人を支えます。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このように、愛と役割は子どもにとっても認知症をお持ちの方にとっても、生きる上で大切なものなのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc10">唯一の不幸は周囲による押し付け</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもの頃、暗くなって見えなくなるまで公園で遊んだ経験はありませんか？でも、大人になれば「そろそろ帰ってご飯を食べないと」とか「寝るのが遅くなる」などとあれこれ考えてしまいますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">子どもは「今」を大切に生きています。頭の中では今一瞬一瞬の感覚や感情でいっぱいです。例えば、砂場の砂の感触や、夕暮れ時の空気感、楽しさ、走る爽快感・・。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">過去や未来にとらわれず今の感覚だけに集中することは、幸福度が高い</span>といわれています。これを<strong><span class="bold-blue">マインドフルネス</span></strong>の状態と言います。私たちでも仕事やスポーツに集中して、気付いたら時間が過ぎていた経験がありますよね。そんな時は、過去の後悔や未来への不安から解放されているといえます。子どもが夢中で遊んでいるときは、とても幸せな心でいられていると言えるのです。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、子どもが遅くまで泥だらけで遊んでいると、親は「寝るのが遅くなる」「こんなに汚したら洗濯が大変」などと言ってしまいますよね。親と子どもは住んでいる世界が違うとも言えます。さらに「遊んでばかりいないで勉強しないと」とか「そんなんじゃ将来困るよ」とか、親の世界の価値観を子どもに求めていきます。それは<ruby>躾<rt>しつけ</rt></ruby>で仕方がないことでもありますが、いつも今だけに集中できていたマインドフルネスの状態は失われていきます。そして過去や未来のことが常に頭に入り込むようになり、大人の思考になっていくのです。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、認知症をお持ちの方も子どもと同じような状況にあります。特にアルツハイマー型認知症では、過去の記憶が抜け落ち、また未来を予測する能力も低下してきます。そのため「今」一瞬一瞬を生きるマインドフルネスの状態に近づいていきます。その時に嬉しい・悲しいという感覚や心の動きで、頭の中は一杯なのです。加えて、私たちのように対人関係に気を遣いすぎることもありません。思ったことをストレートに口に出すことも増えます。これらを医学的には認知機能障害という見方もできますが、<span class="bold-blue">認知症をお持ちの方は過去にも未来にもとらわれず幸福度は高くなりやすい</span>状態でもあると私は考えています。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、なぜ認知症になると苦しいと言われるのでしょうか。それは、ひとつに周囲からの価値観の押し付けがあるからです。認知症になり失敗がみられるようになると、「私たちと同じようにできない人」といった見方をされるようになります。<span class="bold-red">失敗を指摘されたり、「できない人」「わからない人」として扱われる</span>ようになり、扱いの違いにご本人も気付きます。さらに、私たちと同じようにできるよう、やり方を教えられたり注意されたりしながら過ごし続けることになります。例えば、薬を飲み忘れていると言われたり、ゴミ出しの日が違うと言われたり、行事の日を忘れていることを指摘されたり、同じものを買ってこないでと言われたり。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc.jpg" alt="" class="wp-image-1268" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/04/95b26cd0790107b2f4b2a5825fd39bcc-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">認知症がない人：アンパン　認知症の方：ドーナツ　と例えると、おたがいに違っていてもよいのに指摘しているように見えます。ドーナッツは穴が空いていても、アンパンと違ったおいしさがありますよね。</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph">この価値観の押し付けを、私はドーナツとアンパンに例えます。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>ドーナツ　⇒　認知症をお持ちの方</li>



<li>アンパン　⇒　認知症ではない人</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">このように例えると、アンパンから見ればドーナツは穴が空いているし、あんこも入っていません。「なぜアンパンにあるものがないのか（認知機能や生活能力）」と指摘したくなります。しかし、ドーナツはアンパンと比べるから「穴が空いている」「あんこが入っていない」と言われるのであって、ドーナツにはドーナツのおいしさ（個性と能力）がありますよね。比べなければ、劣っているなどと言われることはないのです。その偏見や価値観の押し付けが、認知症をお持ちの方々を苦しめる要因となっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">戸田中央総合病院メンタルヘルス科 元部長　上田諭氏は、著書「治さなくてよい認知症」の中で以下のように述べられています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">”脳神経障害がいまだわずかな初期から中期に生じるBPSDとは、かなりの部分が環境や周囲に対するネガティブな反応である。周囲が無理解だったり認知症を受容できていなかったりすることが、本人の自尊心を傷つける接し方となりやすく、その反応症状として不機嫌や易怒性などが引き出される。”</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">書籍「治さなくてよい認知症」　著：上田諭　出版：日本評論社　より一部引用</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">BPSDとは行動・心理症状のことで、わかりやすく例えば大声を出したり、介護に抵抗したりといった行動を指します。要するにこのような行動は、例えるならドーナツに対してアンパンのようにふるまうことを押し付けることの反発として起きるのです。「ドーナツはドーナツのままでいい」とありのままを認め、アンパンと比べて無いものを求めなければ、ドーナツ（認知症をお持ちの方）は幸せになれると私は考えます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc11">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、子どもと認知症をお持ちの方の驚くほど多い共通点８選をお話ししました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>・・子どもと認知症の方の共通点８選・・</strong></p>



<ol class="wp-block-list">
<li><strong>相手の反応は自分を映す<span class="bold-blue">鏡</span></strong></li>



<li><strong>自分がどう扱われているかに気付いている</strong></li>



<li><strong>意味のないように見える行動に<span class="bold-blue">意味</span>がある</strong></li>



<li><strong>環境からの影響が大きい</strong></li>



<li><strong>自分の世界を大切にし、壊されると<span class="bold-red">抵抗</span></strong></li>



<li><strong>相手に寄り添い<span class="bold-blue">共感</span>するとスムーズに関係が築ける</strong></li>



<li><strong>必要としているのは<span class="bold-blue">愛</span>と<span class="bold-blue">役割</span></strong></li>



<li><strong>唯一の不幸は周囲による<span class="bold-red">押し付け</span></strong></li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">確かに、子どもと認知症をお持ちの方は年齢も発達過程も全く違い、共通点があると言うことができないという意見もあるでしょう。異なっている部分が多いことは間違いありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、私の経験的には子どもと認知症をお持ちの方への接し方に共通部分が非常に多いことを感じています。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">なぜ共通点が多いと考えられるのか、理由は２つあります。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li> <strong>脳の機能面で共通点があるから</strong>・・ 前頭葉や大脳皮質など高度な機能を担う部分は私たちに比べて未発達または衰えており、本能や感情を司る大脳辺縁系が強く働いていることがあげられます。</li>



<li><strong>私たち自身が純粋な反応を失っているから・・</strong> 子どもや認知症の方は“今”を純粋に生き、目の前のことに笑い、怒り、涙を流します。一方で、私たちは人間関係や損得を考え、過去や未来にとらわれ、生き物として不自然な反応をすることが多いのです。</li>
</ol>



<p class="wp-block-paragraph">２つ目の理由から、私たちが子どもや認知症の方を「何も分かっていない」と見下すのは間違いだと言えます。 実は彼らのほうが多くを感じ、見て、本来の人間らしさを備えている。さらには、幸福に近い存在なのではないかと私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただし、一つだけ不幸な要因があります。８つ目の共通点でお話ししましたが、私たちが彼らを「何も分かっていない」と憐れみ、差別的に扱うことです。子供も認知症をお持ちの方も最も幸福に近い存在にもかかわらず、扱いを区別され私たちの価値観を押し付けられることが生きづらさとなる点が、私が強調したいことです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>子どもも認知症をお持ちの方も、ありのままを認め、気持ちを汲み取り、失敗を指摘せず、愛をもって関わりながら、必要とされる役割をもてるようにする。</strong>これこそ、子育てにも認知症ケアにも通じる極意であると私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして、子育てと同じように、介護にも終わりがあります。終わりを迎えた後もあなたの人生が燃え尽きることなくご自分の人生を生きられますように。<br>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたとあなたの大切なご家族の今後が、笑顔の多いものになりますように。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/commonalities-between-children-and-people-with-dementia/">子育てを認知症ケアに生かせる 子どもと認知症の方の驚くべき８つの共通点</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=how-to-choose-reliable-facility-for-dementia</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 11 Jan 2025 22:25:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[介護のストレスと気持ちの整理]]></category>
		<category><![CDATA[デイサービス選び]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[老人介護保健施設]]></category>
		<category><![CDATA[安心できる介護施設]]></category>
		<category><![CDATA[認知症対応スタッフ]]></category>
		<category><![CDATA[介護施設選び]]></category>
		<category><![CDATA[家族に優しい施設]]></category>
		<category><![CDATA[信頼できる施設]]></category>
		<category><![CDATA[家族介護]]></category>
		<category><![CDATA[施設選びのポイント]]></category>
		<category><![CDATA[後悔しない介護]]></category>
		<category><![CDATA[認知症家族サポート]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=1208</guid>

					<description><![CDATA[<p>毎日の介護、お疲れ様です。 あなたは、大切な認知症を持っている家族が利用する施設（介護老人保健施設，デイケア，デイサービス，病院等）を選ぶ際に、すぐに決めることはできますか？ いいかげんな施設は選びたくないですし、信頼で [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/">後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph">毎日の介護、お疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたは、大切な認知症を持っている家族が利用する施設（介護老人保健施設，デイケア，デイサービス，病院等）を選ぶ際に、すぐに決めることはできますか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">いいかげんな施設は選びたくないですし、信頼できるところを選びたいと思うはずです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">でも、<span class="marker-red">信頼できるような施設かどうかどこを見て判断すればいいか難しい</span>と思ったことはありませんか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">今日は、私が経験の中から独断と偏見で、信頼のおける施設選びの見るべきポイントを３つお伝えしたいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">※以下の記事は、個人の見解を含みます。特定の病院・施設を批判する意図はありません。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">対応スタッフは認知症の本人にどんな態度を取っているか</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">視点①　認知症ご本人に話しかけているか</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">視点②　認知症ご本人にどのような言葉遣いをしているか</a></li></ol></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">談話室ではテレビ以外の活動を提供しようとしているか</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">挨拶はどのくらいされるか</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">対応スタッフは認知症の本人にどんな態度を取っているか</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">見るべきポイントの一つ目は、<span class="bold">本人にどんな態度を取っているか</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">見学に行くと、施設のスタッフが面談をされると思います。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc2">視点①　認知症ご本人に話しかけているか</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">そのときに家族にばかり話しかけて、認知症をお持ちの本人に話しかけないスタッフが対応していると、私はNGだと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なぜなら、本人を話に入れない施設のスタッフは</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-red">「認知症の人に説明</span><span class="bold-red">し</span><span class="bold-red">てもどうせわからないから」</span></p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">と思っている可能性が高いからです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/861df3164640d6ac03c525685698e953.jpg" alt="" class="wp-image-1216" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/861df3164640d6ac03c525685698e953.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/861df3164640d6ac03c525685698e953-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/861df3164640d6ac03c525685698e953-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">その施設は誰が利用するのでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症をお持ちのご本人です。その本人に説明せず、家族にばかり説明している対応スタッフは、家族を中心に考えています。本人の気持ちに耳を傾ける姿勢が足りないと言わざるを得ないでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし認知症により理解が難しいのであれば、わかりやすい言葉を選ぶことで本人にも伝わるように工夫できるはずです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本来、施設の説明とは、施設を使うかもしれない本人にするものです。家族にばかり説明するスタッフには、本人を中心にしようとする姿勢が見られないと私は考えます。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc3">視点②　認知症ご本人にどのような言葉遣いをしているか</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">認知症をお持ちのご本人に、スタッフはどのような言葉遣いをしているでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし対応するスタッフが、<span class="bold-red">みなさんご家族には敬語をつかって丁寧に話し、認知症をお持ちのご本人にはタメ口で話す</span>のであればNGです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">人間は言葉と行動を無意識に一致させようとする</span>と言われています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">タメ口のような敬意のない言葉をご本人に使っているのだとすれば、サービスの際にも敬意のない接し方をしている可能性が高いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">逆に、みなさん家族にも、認知症をお持ちのご本人にも丁寧で敬意をもった言葉遣いをし、分けへだてなく話しかけるスタッフであれば、信頼できる施設である可能性が高いと私は思います。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">施設選びのポイント１つ目は、「本人にどんな態度を取っているか」です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">談話室ではテレビ以外の活動を提供しようとしているか</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">施設では談話室という部屋が多くにあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">談話室とは利用者が集まり、昼間の大部分の時間を過ごす場所です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">談話室が完全にテレビを観るためだけの部屋になっている場合は、注意が必要です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/f2fa837d39936c31366f60c88dbc6b83.jpg" alt="" class="wp-image-1212" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/f2fa837d39936c31366f60c88dbc6b83.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/f2fa837d39936c31366f60c88dbc6b83-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/f2fa837d39936c31366f60c88dbc6b83-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">談話室の配置が、「まるで映画館？」というような座席になっている施設があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このような施設では、談話室がテレビを見せるための部屋になっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただテレビを一日中見ることで、ご本人がいきいきとした時間を過ごせるでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">生きがいをもちながら、活動的に過ごせるでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">答えはノーです。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ではなぜ、このような施設では映画館のような座席配置にしているのでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは、テレビを見ていてくれれば、スタッフの手間が少なくて済むからです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">テレビ以外の様々な活動を提供しようとすれば、それだけ人手が要ります。例えば、手芸，創作、囲碁・将棋、一緒に運動するなど。お一人お一人がご自宅で好んで行われてきたたくさんの趣味や生きがいがあったと思います。それが自宅でできなくなったからお金を払って利用するのが施設のはずです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">施設には、ご自宅でできなくなった<span class="bold">生きがいをスタッフがサポートしできるように支援する使命</span>があります。「テレビだけを見せておけばよい」という雰囲気が伝わってくるような施設は、利用者の人生を豊かにしようという姿勢が欠けている可能性があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">逆に、<span class="bold-blue">テレビを見る以外の活動をどうにかして提供しようとしている施設は信頼できる</span>と私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">人手をかけてもご本人の趣味や生きがいを施設内で提供しようとする姿勢があるということは、本人を大切にしようとする文化が施設にある証拠だと私は考えます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのような施設では、テレビを見るしかできない映画館のような座席配置ではなく、趣味活動がしやすいテーブル配置となっていることがあります。例えば、趣味活動の道具の近くにテーブルと椅子がおいてあったり、対面でお話や作業がしやすい配置となっていたり。</p>



<p class="wp-block-paragraph">談話室がどのような配置になっているか、趣味や生きがいにつながる活動を提供しようとしているかは、よく見てみてくださいね。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">挨拶はどのくらいされるか</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">私がもし見学に行ったら、<span class="bold">挨拶の声の大きさ・言葉遣い・どのくらいのスタッフが挨拶してくれるか</span>を見ます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なぜなら挨拶は、<span class="bold">よいサービスが提供できるかの目印</span>になるからです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは施設や病院に限ったことではなく、会社・企業にも当てはまります。</p>



<div style="height:7px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ではなぜ挨拶が目印となるのでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは、どのスタッフも挨拶ができる文化があることは<strong>スタッフ同士がコミュニケーションがとれていて仕事が協力し合える証拠</strong>だからです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/5c4002fbf72c3ef2d935310e212605d1-1.jpg" alt="" class="wp-image-1218" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/5c4002fbf72c3ef2d935310e212605d1-1.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/5c4002fbf72c3ef2d935310e212605d1-1-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/5c4002fbf72c3ef2d935310e212605d1-1-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:5px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">もし、挨拶が少ない施設だったらどうでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">自分と関係ないと思う人（例えば別の部署の人）に挨拶しない人が多ければ、たくさんのスタッフがうまく協力していくことは難しいでしょう。なぜなら、挨拶をしないスタッフとは<span class="red">協力していく基礎の部分がない</span>からです。基礎の部分がなければ、協力してよいサービスを作り上げることは難しくなります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/105c768f71eb9f39aa45e362c17654b6.jpg" alt="" class="wp-image-1220" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/105c768f71eb9f39aa45e362c17654b6.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/105c768f71eb9f39aa45e362c17654b6-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2025/01/105c768f71eb9f39aa45e362c17654b6-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-red">自分と関係ないと思う人に挨拶をしないことは、スタッフ同士の交流が切れている目印</span>となるのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="marker-red">挨拶をしない文化がある施設では、あなたのような急な来客があったときによい挨拶はできません。</span></p>



<div style="height:4px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">特に、受付ではなく<span class="bold">現場の介護，看護職などの挨拶に注目</span>してみてください。<span class="bold-blue">あなたから離れている場所にいるスタッフからも元気のいい挨拶が聞こえる場合は、挨拶ができる文化がある</span>と私は考えます。そのような施設はよいサービスを提供できる可能性があります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">まとめです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回は信頼できる施設選びのポイントを、私の独断と偏見で３つお伝えしました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong><span class="bold-blue">・・ここを見て！施設選びのポイント ３つ・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">対応スタッフは認知症の本人にどのような態度をとっているか</span></li>



<li><span class="bold">談話室ではテレビ以外の活動を提供しようとしているか</span></li>



<li><span class="bold">挨拶はどのくらいされるか</span></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な家族が利用するかもしれない施設です。少しでも信頼のおける施設を選びたいと思われるのではないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この３つのポイントは絶対というわけではありませんが、私はこの３つを見るようにしています。ご自分の目と感覚で選ぶ参考になれば嬉しいです。</p>



<div style="height:35px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">・・最後に、入所のあとで「自宅でもう少し看れたのではないか」と後悔される方も中にはいらっしゃいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし、あなたが家族を施設に入所させたとしても、ご自分のことを責めないでいただきたいと私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたがやむをえず大切な家族を入所させたとしても、あなたのこれまで注がれた愛情はしっかりと伝わっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたの笑顔は、あなたの名前がわからなくなっても、深く心に届きます。その笑顔を面会の時にあなたの大切なご家族に届けてあげてくださいね。入所という決断をしなければ、そんな笑顔が生まれる余裕はなかったかもしれないのですし。あなたのご家族は、きっと心の奥底であなたが笑顔でいられることを願われていたはずですよ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなた自身を大切にするためには、以下の記事をご参照ください。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">関連リンク：<span class="red"><a href="https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/" target="_blank" title="">助けが足りない！認知症の家族よりも介護者のあなたに支援が必要な理由</a></span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">関連リンク：<span class="red"><a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-go-along-with-stress/" target="_blank" title="">「わかっているけどイライラしてしまう」介護で行き詰まらないための楽になる方法</a></span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></span></p>



<div style="height:4px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">あなたとあなたの大切なご家族がこれからも笑顔でいられますように。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/">後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>２割の認知症の方はざしきわらしを見る　多いのに知られていないレビー小体型認知症の特徴5選</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/what-is-dementia-with-lewy-bodies/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=what-is-dementia-with-lewy-bodies</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Mar 2023 14:18:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[レビー小体型認知症]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
		<category><![CDATA[医療知識]]></category>
		<category><![CDATA[レビー小体認知症対策]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の特徴]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者介護]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者の健康]]></category>
		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
		<category><![CDATA[幻視症状]]></category>
		<category><![CDATA[脳の健康]]></category>
		<category><![CDATA[ざしきわらし]]></category>
		<category><![CDATA[家族のための情報]]></category>
		<category><![CDATA[認知症サポート]]></category>
		<category><![CDATA[認知症予防]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=912</guid>

					<description><![CDATA[<p>※以下には個人の見解を含みます。 あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 あなたは、まぼろしを見る認知症を知っていますか？ とてもはっきりとしたまぼろしを見る症状（幻視）があるのが、レビー小体型認知症です。 認 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/what-is-dementia-with-lewy-bodies/">２割の認知症の方はざしきわらしを見る　多いのに知られていないレビー小体型認知症の特徴5選</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px"><span class="fz-14px">※以下には個人の見解を含みます。</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたは、まぼろしを見る認知症を知っていますか？</p>



<div style="height:21px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">とてもはっきりとしたまぼろしを見る症状（<strong>幻視</strong>）があるのが、レビー小体型認知症です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の症状がもの忘れや徘徊などと思っている方も多いので、まぼろしを見る認知症と聞くと意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">アルツハイマー型認知症と比べると<span class="bold">独特な体の症状が多く、進行が早い（平均余命5～7年）</span>のもレビー小体型認知症の特徴です。</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px"><span class="fz-16px">・・アルツハイマー型認知症については、こちらの記事でまとめていますのでご参照ください。</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">　　　　　<span class="fz-16px">↓</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px"><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/" target="_blank" title="">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a></span></span></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/" target="_blank"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1024x576.jpg" alt="" class="wp-image-978" style="width:284px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1024x576.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-300x169.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-768x432.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1536x864.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-120x68.jpg 120w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-160x90.jpg 160w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-320x180.jpg 320w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></a></figure>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症の方は意外に多く、<strong>認知症患者全体の約</strong><span class="bold">２割</span>がこの認知症だと言われています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一説には<span class="marker-red">『</span><span class="marker-red">ざしきわらしもレビー小体型認知症の方が見たまぼろしである』</span>という社会学の論文もありますので、知られていないけれども昔からあった病気なのかもしれませんね。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">全体の２割と意外に多いのに知られていないレビー小体型認知症の特徴について、できるだけわかりやすくご説明いたします。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-1.jpg" alt="" class="wp-image-962" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-1.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-1-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-1-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:26px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">はっきりとしたまぼろしを見る</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">転びやすくなる</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">むせやすくなる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">血圧が大きく変わりやすい</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">スイッチが急に切りかわる</a><ol><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">まとめ</a></li></ol></li></ol></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">はっきりとしたまぼろしを見る</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">子どもの頃、こんな木目の節を怖いと思ったことありませんか？？</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="480" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/28361956_s.jpg" alt="" class="wp-image-928" style="width:355px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/28361956_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/28361956_s-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">私も子供の頃、これは木の模様だと思っていてもなんとなく人が口を開けているようで、寝るときに気味悪いと思っていました。</p>



<div style="height:22px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症の方は、このような模様が引き金となってとてもはっきりとした<strong>まぼろし</strong>を見ます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私たちが「人の顔が口を開けているみたい」と思っているのが、そのまま浮き出てきたイメージでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">布のような平面の模様でも、それが引き金となったまぼろしは立体的でリアルだと言われています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まぼろしの内容は、床の模様が<span class="bold">虫</span>に見えたり、<span class="bold">子供</span>が走り回っているように見えたり様々です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">経験では、子供や虫のまぼろしは多い気がします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「ざしきわらしはレビー小体型認知症の方が見たまぼろしである」という社会学の論文もあるので、この説が正しければ、昔からレビー小体型認知症の方々は子供のまぼろしをよく見ていたのかもしれませんね。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/f7f823eadfdd08049d3813fd918f132d.jpg" alt="" class="wp-image-934" style="width:839px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/f7f823eadfdd08049d3813fd918f132d.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/f7f823eadfdd08049d3813fd918f132d-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/f7f823eadfdd08049d3813fd918f132d-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">「ほら、そこに子供がいるじゃないか！走り回って！」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「え、お父さん誰もいないわよ。しっかりして！」</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このような会話はレビー小体型認知症のご家庭ではよくあると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし、レビー小体型認知症の主な症状に幻視（まぼろしを見ること）があると知らなければ、びっくりして不安になってしまいますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、幻視はレビー小体型認知症によく見られる一般的な症状です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>幻視</strong>は、レビー小体型認知症の方の<strong>６～７割</strong>にみられると言われています。</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">もし幻視だと思ったら、まず<span class="bold">本人の中では見えていることを認めましょう</span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本人の中ではとても鮮明に見えているので、「そんなものいないわよ！どうしちゃったの？」などと見えているものを否定しては、怒らせたり混乱させたりしてしまいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「そこに子どもが見えるのね。私には見えないけど。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">と共感しつつやんわりとまぼろしであることを伝えてもよいかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">触れないことがわかると、中には「なんだ、まぼろしなのか」とまぼろしであることを自覚して安心される方もおられるそうです。</p>



<div style="height:24px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">幻視を引き起こしやすいもの</span>は以下の通りです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold-red">木目</span></li>



<li><span class="bold"><span class="bold-red">模様</span></span></li>



<li><span class="bold">鏡などの映り</span><span class="bold">こみ</span><span class="bold">やすいもの</span></li>
</ul>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">もし幻視だと思ったら、<span class="bold">幻視を引き起こしやすいものを部屋から出したり隠したりすることも有効</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、映り込みやすい夜の窓にカーテンを閉めるようにしたり、模様のある床に無地のカーペットを敷いたり。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症でまぼろしを見ることは一般的なことです。落ち着いていただければと思います。知っていれば、受け入れる心のゆとりもできるかもしれません。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">転びやすくなる</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症は、足が上がりにくくなり転びやすくなります。</p>



<div style="height:18px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">パーキンソン病をご存知でしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">パーキンソン病は、体の動きが鈍くなり転びやすくなる病気です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">パーキンソン病とレビー小体型認知症は原因が同じであり、親戚のような病気なのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのため、転びやすくなるという症状も同じです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">次項でお話しする「むせやすくなる」症状もパーキンソン病と同じです。</p>



<div style="height:16px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">転びやすくなるのは、脳の障害により<span class="bold">イメージ通り体を動かしにくくなる</span>ためです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">自分ではいつも通り大きく体を動かしているつもりが、とても小さな動きになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">歩き方も、思ったように足が出ず歩幅は小さくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このような歩き方を、小刻み歩行といいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">さらに、反射が鈍くなり転んだときはとっさに手をつくことも難しくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">骨折の危険が大きいことが、レビー小体型認知症の気をつけなければならないポイントです。</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">転びやすさは、リハビリですぐに治るというものではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私だったら、<span class="bold-blue">転びにくい環境を作る</span>ことをおすすめします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、家の中の必要な場所（よく通る廊下，トイレなど）に手すりをつけるなど。</p>



<p class="wp-block-paragraph">他にも、床に衝撃を和らげるマットを敷くなどのアイデアもあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただし、足が上がりにくくなっているので、足に引っかかるような敷物は控えた方がよいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、足がすくみやすく、手すりから遠い位置から手を伸ばそうとすることがあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/3595bc688f8cf56e4803ce8f65ea9d7b.jpg" alt="" class="wp-image-1041" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/3595bc688f8cf56e4803ce8f65ea9d7b.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/3595bc688f8cf56e4803ce8f65ea9d7b-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/3595bc688f8cf56e4803ce8f65ea9d7b-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">いつも通る廊下なら、床にテープで線を引いて目印にして「この線まで来たら手を伸ばす」というルールを決めてもいいかもしれませんね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのため</p>



<p class="wp-block-paragraph">詳しくは、お近くのケアマネージャーさんやリハビリスタッフの方に相談してみてくださいね。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">むせやすくなる</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症は、むせやすくなる認知症です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b85c7278f2ff8f40c2555598add3d81d.jpg" alt="" class="wp-image-937" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b85c7278f2ff8f40c2555598add3d81d.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b85c7278f2ff8f40c2555598add3d81d-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b85c7278f2ff8f40c2555598add3d81d-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">アルツハイマー型認知症は、進行するまでむせて誤嚥することは少ないと言われています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、レビー小体型認知症は<strong>初期からよくむせるようになります</strong>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかも、病気により飲み込みが悪くなっている部分は、飲み込みのリハビリをしてもよくなりにくい傾向があります（※しばらく食べていない，リハビリをしたことがないなど、飲み込む力を使わずにいたことで悪くなっている部分はリハビリでよくできる可能性があります）。</p>



<div style="height:16px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">食事面についてのレビー小体型認知症の特徴は、以下のとおりです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/25bf1fdc8fcc71207e1085ba56dcf46d.jpg" alt="" class="wp-image-938" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/25bf1fdc8fcc71207e1085ba56dcf46d.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/25bf1fdc8fcc71207e1085ba56dcf46d-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/25bf1fdc8fcc71207e1085ba56dcf46d-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>食事の前後で血圧が下がることがある</strong>（失神することも）</li>



<li><strong>におい・味がわかりにくくなる</strong></li>



<li><strong>便秘になりやすい</strong></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">食事の前後で血圧が下がることを、<strong>食事性低血圧</strong>といいます。まれに食事後に血圧が下がりすぎて失神する方もおられるので、注意が必要です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">におい・味がわかりにくくなることも特徴です。におい・味がわかりにくくなると、食事がすすまなくなります。塩分などの摂り過ぎにならない程度に、<span class="bold-blue">味・香りがしっかりした食事</span>にすると食事はすすみやすくなると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">便秘はほぼなると言ってよいと思います。かかりつけの先生に相談してお薬を出してもらってもいいかもしれませんね。適度な運動も便秘には良いと思います。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">むせを防ぐためには、下のことをしていただくとよいと思います。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>一回でたくさん食べず、<span class="bold-blue">数回に分けて食べる</span></strong></li>



<li><strong><span class="bold-blue">起きてしばらくしてから</span>食事にする</strong></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">一回の食事の量が多いとむせやすくなるだけでなく、<span class="marker-under-red">胃から食べ物が戻ってきての誤嚥</span>の危険もあります。また、後にもお話ししますが、<span class="marker-under-red">調子がいいときとよくない時で食事量が大きく変わる</span>ことがあります。そのため、数回に分けて食べることで誤嚥を防げるだけでなく、食事量も減りにくくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それでも、むせを全部防げるわけではありません。お食事のときに誰かが見守ることが望ましいと思います。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">もし窒息してしまったら・・</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/0a88b1849920876c43f4c2352756a8ef.jpg" alt="" class="wp-image-941" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/0a88b1849920876c43f4c2352756a8ef.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/0a88b1849920876c43f4c2352756a8ef-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/0a88b1849920876c43f4c2352756a8ef-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">上のように、まず咳ができれば思い切り強く咳をしてみてください。それでも出なければ、背中を叩くなど行います。<span class="bold-red">意識がなければ</span>、つまったものを取り出そうとするのではなく<span class="bold-red">速やかに救急車を呼んでください</span>。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">血圧が大きく変わりやすい</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症は、血圧が変わりやすい認知症です。血圧を調節する機能が働きにくくなるのが原因です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">血圧が変わりやすいと、以下の点に注意が必要です。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">起き上がり・立ち上がり時のふらつき</span></li>



<li><span class="bold">食事の前後での失神</span></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">寝ている・座っている姿勢から急に立つと、血圧が下がってしまい<span class="bold-red">転倒</span>してしまうことがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">起きてすぐの食事も、血圧が上がらず食べることができないこともあります。</p>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">急に起こすのはやめて、<span class="bold-blue">ゆっくりと徐々に起き上がる</span>ようにしましょう。また、食事の30分ほど前に起きておけば、血圧も戻りやすいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">前にもお話ししましたが、それでも食事前後で血圧が下がることがありますので、注意が必要です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">スイッチが急に切りかわる</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">さっきまで元気だったのに、突然スイッチが切れたように動けなくなることがあります。これを<span class="bold">オンオフ現象</span>といいます。パーキンソン病やレビー小体型認知症の薬の関係で、スイッチが切りかわるような症状が起こると言われています。オン状態のときには活動的ですが、オフ状態のときにはスイッチが切れたように動きが少なくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まれに「意識がなくなったんじゃないか！？」と思われるほど急に動けなくなる方もおられます。そんな時は椅子に座っていただき、しっかりと自力で座っていられるのであればオフ状態と考えてよいと思います。もし意識がないのであれば、椅子に自力ですわっていることはできません。意識がなければ速やかに救急車を呼ぶことをおすすめします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もしオフ状態のときに食事の時間だったら、食べることが難しいです。そのため、<span class="bold-blue">食事の時間にこだわらずに調子のいいときに食べる</span>ことがよいと私は思います。</p>



<h4 class="wp-block-heading"><span id="toc6">まとめ</span></h4>



<p class="wp-block-paragraph">いかがでしたか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">レビー小体型認知症は、TVなどでよく見る認知症のイメージと全然違いますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">記憶障害もレビー小体型認知症では必ず出るというわけではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症　＝　忘れるようになる病気</p>



<p class="wp-block-paragraph">というわけではないのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">他にも、<strong>まわりからの影響を受けやすくなる，</strong><span class="bold">動作がゆっくりになる，表情が出にくくなる，夜中に動き回る，やる気がでない</span><strong>，一度に２つのことができなくなる</strong>などの症状があります。</p>



<div style="height:17px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">まとめです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">レビー小体型認知症の特徴</span><span class="bold-blue">５選</span></p>



<div class="wp-block-group is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p class="wp-block-paragraph"><strong>①　はっきりとしたまぼろしを見る</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">②</span>　<span class="bold">転びやすくなる</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">③</span>　<span class="bold">むせやすくなる</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">④　血圧が大きく変わりやすい</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">⑤　スイッチが急に切りかわる</span></p>
</div>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">・・レビー小体型認知症の症状は、よくある認知症（アルツハイマー型認知症）のイメージとは違っています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">違いをまとめると、下の図のようになります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-1.jpg" alt="" class="wp-image-957" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-1.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-1-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/dbb68ed1c8b3f65e88465eba1bf5a3ff-1-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>アルツハイマー型認知症</strong>は、<strong>不安が強くてそわそわ</strong>されている方が多い印象があります。「自分はどこかおかしくなってしまっているようだ」という漠然とした病感があり、失敗をどうにかして隠したいと頑張られている方が多く、そのような心の部分が最も大きな特徴ではないかと私は思います。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px"><span class="fz-16px">・・アルツハイマー型認知症については、こちらの記事にまとめていますのでご参照ください。</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">　　　　　<span class="fz-14px"><span class="fz-16px">↓</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px"><span class="fz-16px">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/" target="_blank" title="">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a></span></span></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/" target="_blank"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-1024x576.jpg" alt="" class="wp-image-980" style="width:285px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-1024x576.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-300x169.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-768x432.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-1536x864.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-120x68.jpg 120w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-160x90.jpg 160w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1-320x180.jpg 320w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2024/01/Title-Page-1-1.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></a></figure>



<div style="height:15px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-2.jpg" alt="" class="wp-image-963" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-2.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-2-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/12/b3a4bc8b011004485dd38a30adfa08a2-2-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">一方、<strong>レビー小体型認知症</strong>の特徴は、むせる・転びやすい・血圧の変化が大きいなど<strong>体の症状が大きい</strong>ことが特徴です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph">このような症状があることを知っていれば、少しだけ心のゆとりをもって向き合うことができると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、進行が比較的早い（平均余命5～7年）ため、半年～1年でも状態が変わる可能性が高いということを知っておいていただければ心の準備ができるかと思います。終わりの見えない介護にも必ず終わりが来ます。介護を終えた後も、あなたがあなたの人生を自分らしく笑顔で過ごせますように。大切なご家族もそう願われているはずです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事が、ほんの少しでもご本人様・介護をされているご家族様・スタッフの方々の参考になれば幸いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/what-is-dementia-with-lewy-bodies/">２割の認知症の方はざしきわらしを見る　多いのに知られていないレビー小体型認知症の特徴5選</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 05 Feb 2023 14:09:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[余命・診断・治療のこと]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症対策]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 あなたは、アルツハイマー型認知症の方の平均余命は発症してから８年だということをご存知でしょうか？ 多くのご家庭でアルツハイマー型認知症の重要な知識を知らずに介護をされてい [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたは、アルツハイマー型認知症の方の平均余命は発症してから８年だということをご存知でしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">多くのご家庭でアルツハイマー型認知症の重要な知識を知らずに介護をされていると感じています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">現場では、知らなかったために後悔される家族の方も見てきました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、教科書には載っておらず多くの人が知らないけれども介護をする上で絶対に知っておくべきアルツハイマー型認知症の重要な知識についてお話しします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">※以下の記事は、個人の見解を含みます。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-12" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-12">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">生きづらさの一番の原因は大きな不安</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">平均余命は８年</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">どんなに治療をしても進行する</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">脳トレだけでなく生活支援を</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">認知症になってもできること</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">支援を受けることに罪悪感を持たないで</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">限られたかけがえのない時間を大切に</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">生きづらさの一番の原因は大きな不安</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">アルツハイマー型認知症はすべての認知症患者の2人に1人と言われており、最も患者数の多い認知症です。テレビなどで取り上げられる「いわゆる認知症」は、アルツハイマー型認知症のことだと思ってよいです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もの忘ればかり注目される中で、あまり知られていないアルツハイマー型認知症の大きな特徴は、<span class="bold-red">大きな不安</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">デイケア・デイサービスでそわそわ・きょろきょろして落ち着かない方がいれば、アルツハイマー型認知症のことがほとんどです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なぜ大きな不安が特徴なのかというと、病気の進行でできないこと・うまくいかないことが増えた時、<span class="bold">なぜできなくなっているのか・うまくいかなくなっているのか<span class="bold-red">理由が自分ではわからない</span></span>ことが原因の一つです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、アルツハイマー型認知症ではついさっきの出来事をすっかり忘れてしまう（<span class="bold">短期記憶障害</span>）症状がありますが、忘れてしまっていることに自分では気付くことはできません。「ご飯まだ？」と10回言ったとしても、毎回初めてのつもりでご本人様は言っています。でも、「何回同じことを言うの！いいかげんにしてよ！」と言われて戸惑われるようなケースが毎日何度も何度も起こります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">記憶障害の他にも、今日が何月何日かやここがどこか、相手が誰か分からなくなる（<span class="bold">時間・場所・人の見当識障害</span>），道に迷う（<span class="bold">空間認識の障害，地誌的見当識の障害</span>），，着替えるなどの複雑な動作が難しくなる（<span class="bold">失行</span>）などがあります。これらも、なぜできなくなっているのか自分で気づくことはできません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">中でも特に生きづらさの原因となっているのが、状況や相手の気持ちを読めなくなる障害（<span class="bold-red">社会的認知の障害</span>）です。例えば、鍋を火にかけているのを忘れていて、煙が部屋に立ち込めたとします。家族は煙とにおいでびっくりして「鍋こげてるじゃない！」と言いますが、当の本人は「どうしたの？」ときょとんとしていることがあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac.png" alt="" class="wp-image-865" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/b656f577aa8b05b13a6a5ddaa501e9ac-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">これは病気の症状ではありますが、家族などのまわりの人々を<span class="marker-under-red">イライラさせる原因</span>となります。本人も、理由はわからないけれどまわりを困らせていることに気付き、苦しくなります。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このような生きづらさがありながら、<span class="bold">なぜ生きづらくなっているのかわからない</span>こと，記憶やまわりとのつながりなどの<span class="marker-red">確かなものがどんどん不確かなものへ変わっていく</span>ことが大きな不安の原因であると考えられます。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">私がとても大切だと思うのは、<span class="bold-blue">認知症のことを知る</span>ことです。アルツハイマー型認知症の方々はどんな症状を持っておられるのか・どんな生きづらさを抱えて生きておられるのかを知ることで、介護する側も心が受け入れやすくなります。逆に病気のことを知らないと、理由が分からないのでイライラが止まらなくなります。それでは介護する側も介護される側も苦しくなってしまうでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">・・このブログでは認知症のことを知ってもらうために、専門家でなくてもわかりやい記事にして発信しています。他の記事も参考にしていただければ嬉しいです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">平均余命は８年</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">アルツハイマー型認知症（アルツハイマー病）は物忘れが進む病気だと思っていませんか？？</p>



<p class="wp-block-paragraph">確かに記憶障害が進むのは間違いありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、平均余命は発症してから<span class="bold">８年</span>と意外にも短いのをご存知でしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">（Alzheimer&#8217;s Association　HPより</span><span class="fz-12px">。※</span><span class="fz-12px">進行は</span><span class="fz-12px">個人差があります</span><span class="fz-12px">。</span><span class="fz-12px">）</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25802791_s-1.jpg" alt="" class="wp-image-802" style="width:459px;height:306px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25802791_s-1.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25802791_s-1-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">アルツハイマー型認知症は、もの忘れや徘徊などが注目されますが、脳がやせていき<span class="bold">最後には命を奪われる</span><span class="bold">病気</span>（神経変性疾患）です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">残酷な事実ではありますが、このことは医療関係者でさえ盲点になりやすいことです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最初は記憶障害が目立ちますが、徐々に脳の働きだけでなく<span class="bold">体の機能も低下</span>し、立ち上がることも難しくなります。できていたことは次第にできなくなり、起き上がれなくなったときに「歩けるうちにもっと一緒に出かければよかった」と後悔される方もおられます。最後には寝たきりとなり、重度になると飲み込む力が低下して誤嚥性肺炎や他の病気を合併して亡くなられるケースが多いです。そのため、直接の死因は誤嚥性肺炎などとなっていても、アルツハイマー型認知症が背景にある場合は多くあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">余命について知らなければ、もの忘れの進行にばかり気を取られて、<span class="bold">残された時間と能力の大切さ</span>に気付くことができません。進行することを考えれば、今目の前にいる認知症の方は「今が一番良い状態」です。今できることの多くは今後できなくなります。最も進行すれば、笑う能力さえ失われてしまいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">どんなに治療をしても進行する</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">亡くなる原因の病気は</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>１位　ガン（悪性新生物）</li>



<li>２位　心疾患（心筋梗塞など）</li>



<li>３位　脳血管障害（脳梗塞など）</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">となっています<span class="fz-14px">（厚生労働省HP 2021年統計より）</span>　。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この３つの病気は、治療法が存在します。例えば、ガンであれば切り取ったり抗がん剤を使ったり放射線を使ったり。もちろん治療が難しいケースもありますが、全体として見れば治療法は確立していると言ってよいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、認知症　特にアルツハイマー型認知症は、進行を遅らせることはできるものの、<span class="bold">根本的な治療法は今のところありません</span>。そのため、いくら薬を飲んでも、脳トレをしても、おおむね改善することはなく<span class="bold">徐々に進行していきます</span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">薬を飲むこと、脳トレをすることが意味のないことではありません。進行を緩やかにし、今できることを保てるようにする大切なことです。本人が苦にならずに自分から取り組めていれば問題ありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただし</p>



<p class="wp-block-paragraph">「認知症を治さなければ。もっと脳トレをさせなければ。運動も頑張ってもらって、食事にも気を付けて、認知症が進まないようにしなければ。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">と<span class="bold">努力を無理強いしてしまうと、認知症であるご本人は追い詰められてしまいます</span>。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/3853030_s.jpg" alt="" class="wp-image-847" style="width:468px;height:312px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/3853030_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/3853030_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /><figcaption class="wp-element-caption">毎日多くの脳トレを課す介護者の方もおられます。</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph">認知症と共に生きることは、普段の生活を送るだけでもとても疲れます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本人も認知症である語り部 クリスティーン・ブライデンさんは、以下のように述べています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「朝起きると、今日は何曜日か、何をすることになっているのかが思い出せない。<span class="bold">ただ、家でのんびり過ごすだけでも疲れ切ってしまう</span>。お茶の入れ方、シャワーの使い方、服のあり場所、何を着るべきかがわからない。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">普通の生活を送るだけでも、脳をフル活動させる必要があるからです。その上、脳トレや運動を度を超えて無理強いすることは、苦痛以外の何でもありません。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="868" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-868x1024.jpg" alt="" class="wp-image-866" style="width:290px;height:341px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-868x1024.jpg 868w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-254x300.jpg 254w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622-768x906.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/22677622.jpg 1200w" sizes="(max-width: 868px) 100vw, 868px" /><figcaption class="wp-element-caption">普段の生活だけでも脳は頑張り過ぎています。</figcaption></figure>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">脳トレをしてもゆっくりと進行していくことを受け入れ、今できることや与えられている時間に目を向けましょう。脳トレだけに執着するよりも、今の生活を支えることや、不安に寄り添うこと，残された能力でやりたいことを精一杯してもらうことがもっと大切です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">脳トレだけでなく生活支援を</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">認知症とは、脳の働きの障害と勘違いされている方が多いように思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">認知症とは</span>脳の働きの障害を指すのではなく、<span class="bold">脳の働きの障害により<span class="marker-red">生活がうまく送れなくなった状態</span></span>のことを指します。そのため、認知症により<span class="bold-blue">生活に困っていることを支える</span>ことが大切です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">具体的には、介護サービスを使ったり、自宅の環境を整えたり、地域で見守りできるようにしたり。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「脳トレやリハビリは必要ないの？？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">とおっしゃる方もいらっしゃると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">脳トレやリハビリはとても大切なことです。続ければ脳の働きの低下を緩やかにすることができます。ただし、それだけでは生活の困りごとを解決することはできません。ましてや、脳の機能は徐々に衰えていくことは病気の性質上どうしようもないことです。そのため脳トレやリハビリだけに集中するのではなく、生活を支える環境づくりをしていくことが重要です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">生活を支えるとは、主に以下の２つです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">できない部分のみ介助する</span></li>



<li><span class="bold">できる環境を作る</span></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、毎週月曜と木曜がゴミ出しの日だとします。でも、今日が何曜日なのかわからないので、どうしてもゴミ出しの日を間違えてしまいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このような時、脳トレをして今日が何曜日かわかるように訓練することはとても難しいことです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">でも、ゴミ出しの日の朝、息子さんが電話をして「今日はゴミ出しの日だよ」と教えたらどうでしょう。今日が何曜日かわからなくなっても、ゴミを出せるかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、ゴミ出しカレンダーの横に大きな日めくり電波時計を置いてみるのもひとつの方法です。大きく今日の日付と曜日を表示するので、状態によってはうまくいくかもしれません。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-1024x768.png" alt="" class="wp-image-806" style="width:535px;height:401px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-1024x768.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-768x576.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367-1536x1152.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/23200367.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">このような支援が、できない部分のみ介助する（電話でゴミ出しの曜日を教える），できる環境を作る（日めくり電波時計が日付を教えてくれる）の一例です。認知症によりできないことが増えたとしても、支援を工夫することで生活を続けていくことができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">認知症になってもできること</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">これまでアルツハイマー型認知症になるとできなくなることばかりを述べてきましたが、できることは同じくらいたくさんあります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5.png" alt="" class="wp-image-849" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/1f77ecb4375b6af31f9aefa9bf42cce5-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">病気の進行とともに、できないことは増えて支援が必要になる割合は増えていきます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、できないことが増えることばかりに目を向けていると、せっかくたくさんのできることがあっても気付くことができなくなります。</p>



<div style="height:17px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「アルツハイマーになると、できることなんてほとんどないよ」</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph">と思われている方も多いのではないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">実際に介護をされている方は「できなくなった」印象が強くて、「できる」ことをイメージするのが難しいのももっともです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">では、アルツハイマー型認知症の方々にできることとはどんなものがあるのでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは例えば次のような活動です。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">長年やりなれた習慣</span>・・仕事で長い間やってきたことは体に染みついている</li>



<li><span class="bold">コミュニケーション</span>・・空気を読むことは難しくなるものの、会話の能力は比較的保たれる</li>



<li><span class="bold">運動</span>・・難しいものでなければ重度になるまで運動する能力は保たれる</li>



<li><span class="bold">シンプルな作業</span>・・やすり掛けなどの１つの工程のみの作業はこなしやすい</li>
</ul>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">特に長年やりなれた習慣は、アルツハイマー型認知症の方々にとって大きな強みになります。例えば、昔から着物の着付けをしていた方であれば、手際よく着付けをされることがあります。また、長年農業をされてきた方であれば、畑に行ったとたんに野菜の手入れをいきいきとされる場面はよく見かけます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">やりなれた習慣でなくても、シンプルな作業なら十分活躍することができます。例えば、品物のふくろ詰めだったり雑巾がけだったり。このような１工程の作業には活躍の場が多くあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">くわえて、一緒に取り組む仲間がいたり、騒がしすぎない場所を用意することで、もっとできることは増えます。また、できない部分のみ支援をうけることで、さらに活躍の場は広がります。できることに集中して取り組むことで、不安は頭から離れ「私にもできることがある！」と感じられます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="429" height="495" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/598562.jpg" alt="" class="wp-image-867" style="width:254px;height:293px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/598562.jpg 429w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/598562-260x300.jpg 260w" sizes="(max-width: 429px) 100vw, 429px" /><figcaption class="wp-element-caption">できることが生きがいにつながります。</figcaption></figure>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「注文をまちがえる料理店」をご存知でしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">この料理店のホールで働く方はみんな認知症の方々です。注文を間違えることがありますが、お客様の理解があるので注文を間違えてもそれが店の魅力となっています。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このように認知症になってもできることはたくさんあります。さらに、まわりの支援があれば、できることはもっとたくさん生まれます。アルツハイマー型認知症の方々には、活躍の場がまだまだたくさん眠っています。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc6">支援を受けることに罪悪感を持たないで</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">このポイントがアルツハイマー型認知症の方の介護で、<span class="bold-red">最も重要</span>だと私は思います。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「デイケアには行きたくない。息子のお前が介護をしろ。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">介護をしている父親にそう言われたら、あなたはどうしますか？</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方の介護は、家族だけでやり続けていくのは私は絶対におすすめしません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし支援を受けずに家族だけで介護ができていたとしても、介護サービスなどの<span class="bold">支援を受けずに介護を続けることは、</span><span class="bold">息継ぎをせずに広い海を泳ぎ続けるようなもの</span>です。介護は何年続くかわからないだけでなく、頑張れば病気がよくなるものでもありません。介護が長引くにつれ、いつか家族は疲れ果ててしまいます。家族が疲れて自分の幸せを犠牲にしているのであれば、介護される側も幸せにはなれません。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25497705_s.jpg" alt="" class="wp-image-860" style="width:393px;height:262px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25497705_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/25497705_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">まず、介護をされている<span class="bold">あなたの心と体を一番大切にしてください</span>。そして、介護を受けているあなたのお父さん・お母さん（お義父さん・お義母さん）を二番目に大切にすること悪いことと思わないでください。もし子供がいらっしゃる方は、お父さん・お母さんを三番目に大切にすることも良くないことと思わないでください。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">私自身、親の介護と育児を同時にしていた（Wケア）ことがありました。「自分が頑張らなければ」と思い頑張り続けましたが、私の体重はどんどん減っていきました。気付かないうちに私の顔から笑顔が消え、家族にも余裕をもって接することができなくなっていました。この時、介護サービスを使っていましたが、それでも余裕はありませんでした。やせて疲れ果てた私の顔を見ていて、介護をされていた親はどう思っていたでしょう？</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「親の世話は子供がするべき」という考え方が日本にあります。これは日本が儒教の影響を色濃く受けているため、当たり前と思っている方が多いように思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、儒教のおおもとを作った孔子は、親の世話を子供の義務とは言っていません。<span class="bold">親を大切に思う気持ちが大切で、世話は絶対の義務ではない</span>と論語の中で述べています。日本に伝わった儒教は、孔子のもともとの教えからはズレてしまっています。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">親はあなたの人生を犠牲にすることを望んでいるでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたにこそ幸せになってほしいと思っているのではないでしょうか？</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">支援を受けることを悪いと思わず、介護サービスを利用することをためらわないでください。もしどうしても必要になった場合、入所サービスを利用することを受け入れてください。入所を選んだ自分を責めないでください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">介護を頑張られているあなたにまず幸せになっていただきたいと私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「介護には支援が必要」</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは病気の知識ではありませんが、介護に必要な知識だと私は思っています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/father-g26280c4c3_640.jpg" alt="" class="wp-image-861" style="width:470px;height:314px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/father-g26280c4c3_640.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/02/father-g26280c4c3_640-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-go-along-with-stress/" target="_blank" title="">「わかっているけどイライラしてしまう」介護で行き詰まらないための楽になる方法</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">限られたかけがえのない時間を大切に</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">最初に、平均余命は８年とお伝えしました。これは今介護されている方を絶望させるために言ったのではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">事実と向き合うことで、限りある命と残された力の大切さを知ることができると私は思います。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「あのときもっと一緒にいてあげればよかった」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「もっと話を聞いてあげればよかった」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「歩けるうちに一緒に思い出の場所へでかければよかった」</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このような後悔を、今一生懸命に介護をされている方にしてほしくありません。</p>



<div style="height:14px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、アルツハイマー型認知症の方を介護される家族の方々は、まさに必死で頑張り続けられていると思います。怒鳴ってしまい自分を責めてしまうこともあるでしょうし、希望をもてなくなることもあるでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私が一番伝えたいのは、自分が頑張るのではなく、介護サービスを使えるだけ使ってください。「私が看なければ」という気持ちは置いておいてください。「大切にしたい」という気持ちさえあれば十分です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">現在の介護サービスは昔と比べて支援の質は大きく上がりました。また、認知症の方々がいかにいきいきと生活できるかについて専門性の高い方も多くおられます。家族のみで介護をしていては気付かないようなポイントを教えてくれることもありますし、より生活しやすくなるようなアドバイスをくれることもあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">必要な支援を受け、ほんのわずかにできた心のゆとりを認知症となったご本人に向けてみてはいかがでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">命と能力にタイムリミットがある事実と向きあい、専門職の支援を受けながら「何もできない人」ではなく「認知症となっても輝き続けた人」として残りの人生を過ごしていただきたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">まとめです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">生きづらさの一番の原因は<span class="bold-red">大きな</span><span class="bold-red">不安</span></span></li>



<li><span class="bold">平均余命は<span class="bold-red">８年</span></span></li>



<li><span class="bold">どんなに治療をしても<span class="bold-red">進行する</span></span></li>



<li><span class="bold">脳トレではなく<span class="bold-blue">生活支援</span></span><span class="bold">を</span></li>



<li><span class="bold">認知症になってもできること</span></li>



<li><span class="bold">支援を受けることに罪悪感をもたないで</span></li>



<li><span class="bold">限られたかけがえのない時間を大切に</span></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">この中でも「支援を受けることに罪悪感をもたないで」というポイントが最も重要だと思います。これはアルツハイマー型認知症に限ったことではありませんが、専門家による必要な支援を受けることで初めて、あなたは自分を大切にし、目の前の方を大切にするわずかな心のゆとりが生まれると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、アルツハイマー型認知症について知ることも大切です。余命や症状について知ることで、受け入れる心が生まれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それに、今はユマニチュードという家族が学びやすい認知症ケアの技術もあります。ユマニチュードは認知症の方にも伝わるように「あなたのことを大切に思っています」というメッセージを伝える技術です。専門家でなくても学びやすく、家庭でも取り入れやすいことが特徴です。家庭で取り入れることで壊れかけた家族のつながりが劇的に改善した例もあります。ユマニチュードは、家族で介護されている方に一番学んでほしい認知症ケアの技術です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="240" height="345" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/BM2j7K0aiKyzud2kfkni6g__.jpg" alt="" class="wp-image-880" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/BM2j7K0aiKyzud2kfkni6g__.jpg 240w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/BM2j7K0aiKyzud2kfkni6g__-209x300.jpg 209w" sizes="(max-width: 240px) 100vw, 240px" /><figcaption class="wp-element-caption">書籍：「家族のためのユマニチュード」</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph">私が伝えたいのは、介護する側も介護される側も幸せを諦めるのではなく、全員が幸せになる方法を探してほしいということです。誰かが犠牲になる幸せはよくありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">無理のないように介護サービスを受け、認知症について勉強して理解する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これがお互いに幸せになるための一番の近道だと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">終わりの見えない介護にも、必ず終わりが訪れます。介護が終わりを迎えた後も、燃え尽きることなくあなたがあなたの人生を生きられますように。介護であなたが犠牲となることは、大切なご家族も望まれていないはずです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank" title="">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="683" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-683x1024.jpg" alt="" class="wp-image-869" style="width:224px;height:336px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-683x1024.jpg 683w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-200x300.jpg 200w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-768x1151.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash-1025x1536.jpg 1025w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/03/daniel-andrade-WZQgt3MZCe0-unsplash.jpg 1281w" sizes="(max-width: 683px) 100vw, 683px" /></figure><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/alzheimer-disease-knowledge-few-people-knows/">平均余命８年　多くの家族が知らないために後悔しているアルツハイマー型認知症の重要な知識とは</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>なぜ施設に入所している女性は誰もブラジャーをつけていないのか　９割の人が知らない認知症になると失われる本当に大切なもの</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/what-ninchisho-patients-lose/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=what-ninchisho-patients-lose</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 10 Dec 2022 15:05:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
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		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=708</guid>

					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 施設や病院に入られた認知症の女性の方々は、誰もブラジャーをつけておられないことをあなたはご存知でしょうか。 私の勤める施設でも、ブラジャーをつけられている女性のご利用者様 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="480" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/23116409_s-1.jpg" alt="" class="wp-image-1407" style="aspect-ratio:1.3317757009345794;width:840px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/23116409_s-1.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/23116409_s-1-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">施設や病院に入られた認知症の女性の方々は、<span class="bold">誰もブラジャーをつけておられない</span>ことをあなたはご存知でしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私の勤める施設でも、ブラジャーをつけられている女性のご利用者様をこれまで見たことはありません。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ではなぜ入院・入所されている認知症をお持ちの女性の方々は、ブラジャーをつけないことが当たり前になっているのでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、<span class="bold">９割の人が知らない認知症になることで失われる大切なもの</span>についてお話しします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">※以下の記事は、個人の見解を含みます。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-14" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-14">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">「認知症になれば諦めるのが当然」という偏見</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">気付かないうちに奪われる自由と尊厳</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">平等な生きる権利とあたたかな理解を</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">共感的理解</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ありのままを受け入れる</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">寄り添う</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">「認知症になれば諦めるのが当然」という偏見</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">なぜ施設へ入所する女性はブラジャーをつけていないのでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは、世の中の<span class="bold-red">偏見</span>が大きくかかわっています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/black-g5d7817049_640.jpg" alt="" class="wp-image-763" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/black-g5d7817049_640.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/black-g5d7817049_640-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">入所する女性がブラジャーをつけていない理由。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは入所される際、<span class="bold">家族も職員も「もう歳だからブラジャーなんか要らないはずだ」と思っている</span>ことです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ましてや認知症も患うと、<span class="bold">「認知症にもなってブラジャーなんて要るはずがない」</span>と<span class="bold"><span class="marker-under-red">無意識に</span></span>思い込んでいる現実があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし病前ブラジャーをつけることが習慣だったとしても、家族でブラジャーを用意する人はいません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">介護がしにくいだろうという気遣いもあると思います。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">別の例をお話しします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">病前、会社役員を務めていた男性。</p>



<p class="wp-block-paragraph">プライベートでもカッターシャツにネクタイを締め、ズボンにはベルトを巻いていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このようなきちんとした服装は自分らしさの証であり、役員である自分の誇りを表していました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="683" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/kanishk-agarwal-FcYZmYHiqs8-unsplash-2-683x1024.jpg" alt="" class="wp-image-761" style="width:285px;height:427px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/kanishk-agarwal-FcYZmYHiqs8-unsplash-2-683x1024.jpg 683w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/kanishk-agarwal-FcYZmYHiqs8-unsplash-2-200x300.jpg 200w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/kanishk-agarwal-FcYZmYHiqs8-unsplash-2-768x1152.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/kanishk-agarwal-FcYZmYHiqs8-unsplash-2-1024x1536.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/kanishk-agarwal-FcYZmYHiqs8-unsplash-2.jpg 1280w" sizes="(max-width: 683px) 100vw, 683px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、認知症を発症し施設に入所することになりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">施設で彼が着る服はジャージの上下です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">カッターシャツやネクタイ，ベルトは、介護する上で手間がかかるからです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ジャージだと着替えは楽です。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、それは本人の望む姿でしょうか？</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">気付かないうちに奪われる自由と尊厳</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">このことは、ジャージを着せている介護者・家族を責めているのではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">日本ではそれが当たり前という世の中になっており、認知症の方々の何を失わせているのかを自身で気付くことさえ難しい現実があります。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">エイジズム</span>という言葉をご存知でしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">エイジズムとは、アメリカの学者ロバート・バトラーが作った言葉で、バトラーは、「年をとっているという理由で高齢者たちを組織的に一つの型にはめ差別すること」と述べています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">簡単に言えば、エイジズムとは<span class="bold-red">年齢による差別</span>であり、<span class="bold">「お年寄りは若者より人として劣っている」という偏った見方</span><span class="bold">と差別</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">エイジズムは意識的な差別の他に、<span class="bold"><span class="marker-under-red">無意識的</span>な差別</span>があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「高齢者にはブラジャーなんていらないはずだ」</p>



<p class="wp-block-paragraph">という思い込みも、本人が気付かないうちに差別している例です。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">バトラーと同じく、アメリカの学者エルドマン・パルモア（Erdman B. Palmore）は、エイジズムを①人種差別（レイシズム）と②性差別（セクシズム）につづく、③番目の重い差別であると主張しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私は<span class="bold-red">年齢差別に認知症差別が加われば、人種差別や性差別よりもはるかに</span><span class="bold-red">重い</span><span class="bold-red">差別となりうる</span>と思っています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/2820c4edbd5944e15fed5589dde63ffd.png" alt="" class="wp-image-765" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/2820c4edbd5944e15fed5589dde63ffd.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/2820c4edbd5944e15fed5589dde63ffd-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/2820c4edbd5944e15fed5589dde63ffd-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-red">色ボケ</span>という言葉を聞いたことがあるでしょうか？</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="480" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/23090703_s.jpg" alt="" class="wp-image-779" style="aspect-ratio:1.334075723830735;width:840px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/23090703_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/23090703_s-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">認知症になって異性にアプローチしようとすると、</p>



<p class="wp-block-paragraph">「あのおじいちゃん、ボケてるのにそこだけはしっかりしてるのね」</p>



<p class="wp-block-paragraph">などと心ない言葉を言われることがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の有無にかかわらず、異性（または親しい人）に関心を持ち、近づきたいと思うことは自然なことです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私も家庭を持っており、妻の側にいたいと自然に思います。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、<span class="bold">認知症になったとたん異性に関心を持つこと</span><span class="bold">が</span><span class="bold">普通ではないかのように捉えられてしまいます</span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは、気付かないうちに「認知症高齢者」というレッテルを貼り、偏った見方で見てしまっているためです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">なぜ認知症になったからといって、年を取ったからといって、異性に関心をもってはいけないのでしょうか？</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">施設に夫婦で入所した場合、部屋は別にされ、夜に一緒のベッドで寝ようとしたら引き離されたという話はよく聞きます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">確かに施設管理上の問題もあるかと思いますが、「年をとって認知症もあるのに、同じベッドで寝るなんて」という偏見も確かにそこに存在していると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">夫婦が同じベッドで寝ることさえ、健常者と同じように考えられなくなっているのが分かります。</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このように、<span class="bold">ほとんどの人が</span><span class="bold">気付かないうちに行われている多くの差別の中で、認知症を患う方々は<span class="marker-under-red">自由</span>と<span class="marker-under-red">尊厳</span>を奪われていきます</span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これこそ、認知症の病気そのものの苦しみの上に、上塗りするようにさらなる苦しみがのしかかっている現実です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">自由と尊厳が奪われるのが当たり前だった時代のことは、<a href="https://ninchisho-consultation.com/ninchisho-history/" target="_blank" title="">認知症の歴史</a>の記事ご覧ください。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このような悲惨な過去を受け、現代では認知症の方々の自由と尊厳を守ろうという動きが強くなっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ですが、まだまだ認知症の方々が自分らしく過ごせる時代には届いていません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私も含め、気付かないうちに認知症の方々を<span class="bold">あちら側の人</span>として接してしまい傷つけていることが多々あると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このことは、認知症研究の第一人者で、自身も認知症となられた故・長谷川和夫氏もおっしゃっています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">（長谷川和夫氏の言葉は、<a href="https://ninchisho-consultation.com/what-is-ninchisho/" target="_blank" title="">認知症とは</a>の記事をご覧ください。）</span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">平等な生きる権利とあたたかな理解を</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">認知症による苦しみに加え、偏見の中で生きることを強いられる方々。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症と共に生きる方々に、私たちは何ができるでしょうか。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">私たちにできる最も大切なことは、下の３つです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold-blue">共感的理解</span></li>



<li><span class="bold-blue">ありのままを受け入れる</span></li>



<li><span class="bold-blue">寄り添う</span></li>
</ul>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">共感的理解</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">共感的理解</span>とは、<span class="bold">その人の置かれた立場に立って理解すること</span>です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="683" height="1024" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-683x1024.jpg" alt="" class="wp-image-766" style="width:229px;height:343px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-683x1024.jpg 683w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-200x300.jpg 200w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-768x1152.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash-1024x1536.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/zoe-Wvbcr7KeZDE-unsplash.jpg 1280w" sizes="(max-width: 683px) 100vw, 683px" /></figure>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">同情とは何が違うのでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph">同情は、同じ立場に立っていません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あくまで自分の立場は変えずに、上から「可哀そうに」と憐れむことです。</p>



<div style="height:8px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">それに対し、共感的理解は相手の立場に身を置きます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方々の苦しみを一緒に感じ、考え、同じものを見ようとします。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/e94526ae44312eeee8cbaa9e39473d0d.png" alt="" class="wp-image-769" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/e94526ae44312eeee8cbaa9e39473d0d.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/e94526ae44312eeee8cbaa9e39473d0d-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/e94526ae44312eeee8cbaa9e39473d0d-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">共感的理解とは、共感しつつ相手のことを理解することを言います。共感的理解こそ認知症の方と関わるうえで最も大切なことだと言われています。（講座「その人らしさ」を考える！認知症がある方へのリハビリテーション　森ノ宮医療大学　松下大　より）</figcaption></figure>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、ご飯を食べたばかりの方が「ご飯まだですか？今日はまだ何も食べていないんです」とおっしゃった場合、「ご飯を今日はまだ何も食べていない」その方の世界に身を置いて考えます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「今日はまだ何も食べていないんですね。お腹がすいたでしょう。辛かったですね。」のように、<span class="bold">その方の世界の見え方を共感して受け入れます</span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「さっき食べてたじゃないですか。私、あなたが食べるの見てましたよ。」と言われる介護者の方も残念ながらいらっしゃいます。このように言われると、自分の世界を否定された気持ちになってしまいます。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">その方の世界の見え方を共感して受け入れるには、<span class="bold">認知症の知識が必要</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、「ご飯はまだ？」と何度も聞かれた際、</p>



<p class="wp-block-paragraph">「この方はご飯の記憶がなくなってしまっていて、毎回初めてのつもりで尋ねているんだ。</p>



<p class="wp-block-paragraph">何度も聞くということは、不安なのかな？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">と<span class="bold">その方の<span class="marker-under-blue">見え方を推測</span>することで気持ちに寄り添いやすくなります</span>。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">もし認知症の知識がなければ、なぜ何度も「ご飯まだ？」と聞くのかわからずに相手の立場に立てず、</p>



<p class="wp-block-paragraph">「ご飯はさっき食べたじゃないですか！」</p>



<p class="wp-block-paragraph">と言ってしまいたくなります。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">森ノ宮医療大学の松下氏は、<span class="bold"><span class="bold-blue">共感的理解</span>こそ認知症の方にかかわる際に</span><span class="bold">最も</span><span class="bold">大切なことである</span>と述べています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし認知症の方にかかわる際には、その人の置かれた立場に立って理解することを心がけていただければと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方も、共感的理解をなにより必要とされています。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">ありのままを受け入れる</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">ありのままを受け入れる</span>とは、<span class="bold">忘れてしまうその人をそのまま肯定すること</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症となりできないことが増えて不自由なことが多くなると、人としての価値は下がるのでしょうか？</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold"><span class="marker-under-blue">どんなに認知症が進んでも、ひとりの人としての価値は変わりません</span></span>。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、認知症と共に生きる方々は、忘れていることや失敗をとがめられ、あきれられ、困惑されながら過ごされています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえどんな失敗があっても、とがめることなく変わらない態度で接してもらえれば、認知症の方にとって救いとなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「忘れてしまっても大丈夫ですよ」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「失敗しても大丈夫ですよ」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">介護者がこのような姿勢でいられたらいいなと思います。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、実際に介護されているご家族にとっては、わかっていても大変難しいことだと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">いくらありのままを受け入れるのが良いと言われても、そんな余裕はとてもないというのが現実ではないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私も専門職でありながら、自宅で介護をしていた際に全く心の余裕を持てなかったときがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そんなときは、<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-go-along-with-stress/" target="_blank" title="">「わかっているけどイライラしてしまう」介護で行き詰まらないための楽になる方法</a>の記事をご覧ください。</p>



<div style="height:23px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">家族が余裕がないのは仕方がないと思いますが、介護のプロである専門職の皆さんはありのままを受け入れることを心がけていただければと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ありのままを受け入れることは、<span class="bold">森田療法</span>という精神科の心理療法で取り入れられている方法でもあります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">寄り添う</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold-blue">寄り添う</span>とは、<span class="bold">愛をもって側にいること</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">愛をもって、というと理想論のように聞こえたり、気持ち悪く聞こえる方もいらっしゃるかもしれません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、どんな人間でも全ての人が愛を求めています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">イギリスのトム・キッドウッド氏は、介護者や家族ではなく<span class="bold">認知症の本人を中心にしたケア</span><span class="bold">をしなければならない</span>という考え方（<span class="bold-blue">パーソンセンタードケア</span>）を広めました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それまでは、認知症になれば本人の希望は聞いてさえもらえず介護者や家族の希望のみが優先されていました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">パーソンセンタードケアでは、認知症となってもだれもが求めていること（ニーズ）の中心に<span class="bold-blue">愛</span>を置いています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94.png" alt="" class="wp-image-770" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/22b2003aba61ee2979d9e99ec4127d94-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">愛とは、<span class="bold"><span class="marker-under-blue">同じ人間として無条件に尊重すること</span></span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たとえば、<span class="marker-under-blue">妄想があったとしても、トイレの失敗があったとしても、記憶が失われたとしても、劣った人間として見ることなく、かけがえのない大切な人間として接し続けること</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">愛をもって接することは、認知症が重度となり会話が難しくなった方，寝たきりで声掛けに反応がなくなってしまった方などに対して特に重要となります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">反応がなかったとしても目を合わせて声をかけ、優しく触れ続けること。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このような愛を伝えるケアは、ご本人様が反応がなかったとしても誰もが必要としていることであり、自分で求めることができなくなったからこそ誰かの手によって愛が与えられることがより重要となります。</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold"><span class="marker-under-red">「でも、愛を伝えるっていってもどうしたらいいの？」</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">という方がほとんどだと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">認知症の方に「あなたのことを大切に思っています」と愛を伝える技術</span>に<span class="bold-blue">ユマニチュード</span>があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">正面から目線の高さを合わせる</span></li>



<li><span class="bold">はっきりとした</span><span class="bold">笑顔</span></li>



<li><span class="bold">穏やかで優しい低めのトーンで話しかける</span></li>



<li><span class="bold">優しく触れる</span>　・・etc</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/22539629-1024x768.png" alt="" class="wp-image-774" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/22539629-1024x768.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/22539629-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/22539629-768x576.png 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/22539629-1536x1152.png 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/22539629.png 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">ユマニチュードの基礎は、家庭でも取り入れやすいものばかりです。福岡市では、全国に先駆けて普及に市をあげて取り組まれています<span class="fz-12px"><a rel="noopener" href="https://100.city.fukuoka.lg.jp/actions/17" target="_blank" title="">（福岡市フレンドリーシッププロジェクト）</a></span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">詳しくは、<a href="https://ninchisho-consultation.com/communication-skills-ninchisho/" target="_blank" title="">かかわりの技術</a>　<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-make-bonds/" target="_blank" title="">認知症の方との絆を作るために 今日からできること　3選</a>　をご覧ください。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、なぜ施設に入所している女性は誰もブラジャーをつけていないのか　認知症になることで失われる本当に大切なものについてお話ししました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症になると、病気そのものの大きな苦しみ（記憶が失われること，動作がむずかしくなることなど）に加えて、<span class="bold-red">差別される苦しみ</span>があります。この差別は、差別している周囲は気づいていないことがほとんどです。まず、この二重の苦しみの中で生きられていることを知ることが、認知症の方が安心して過ごせるためのヒントになると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">フランスのユマニチュードを取り入れている施設では、入所されている女性はブラジャーをつけておられます。また、認知症になっても、高齢になっても、自由と尊厳を失わず自分らしく生きておられる様子は、日本に住む私の目には別世界のように映りました<span class="fz-14px">（詳しくは、<a rel="noopener" href="https://www.youtube.com/watch?v=NuR0jGidAHs" target="_blank" title="">フランス ユマニチュード認証施設紹介</a>をご覧ください）。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">「認知症になれば諦めるのが当然」という<span class="bold-red">偏見</span></span></li>



<li><span class="bold">気付かないうちに</span><span class="bold">奪われる自由と尊厳</span></li>



<li><span class="bold">平等な<span class="bold-blue">生きる権利</span>と<span class="bold-blue">あたたかな理解</span>を</span>
<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold-blue">共感的理解</span></li>



<li><span class="bold-blue">ありのままを受け入れる</span></li>



<li><span class="bold-blue">寄り添う</span></li>
</ul>
</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方々へ寄り添い、励まし、その人らしく生きることを助けるには、私はユマニチュードを学ぶことが一番だと思っています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もしあなたが目の前の認知症の方へのかかわりで悩まれているのであれば、ぜひこの機会に本を手に取ってみてはいかがでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">↓はユマニチュードをイラスト付きで分かりやすく書いてあるのでおすすめです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="480" height="678" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/87631.jpg" alt="" class="wp-image-775" style="width:305px;height:431px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/87631.jpg 480w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2023/01/87631-212x300.jpg 212w" sizes="(max-width: 480px) 100vw, 480px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">私もこの本からユマニチュードを学び始めました。とても分かりやすく、今日から取り入れられるものばかりです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし専門的に学びたいという方は、<a rel="noopener" href="https://jhuma.org/humanitude/" target="_blank" title="">日本ユマニチュード学会HP</a>をご覧ください。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/what-ninchisho-patients-lose/">なぜ施設に入所している女性は誰もブラジャーをつけていないのか　９割の人が知らない認知症になると失われる本当に大切なもの</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「今日は何月何日ですか？」認知症をお持ちの方にこの質問がNGな理由</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/do-not-ask-this-contents/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=do-not-ask-this-contents</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 27 Nov 2022 14:32:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者の生活]]></category>
		<category><![CDATA[介護のコツ]]></category>
		<category><![CDATA[認知症予防]]></category>
		<category><![CDATA[家族のための情報]]></category>
		<category><![CDATA[認知症サポート]]></category>
		<category><![CDATA[認知症と会話]]></category>
		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
		<category><![CDATA[介護情報]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
		<category><![CDATA[介護の悩み]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者介護]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://ninchisho-consultation.com/?p=697</guid>

					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 「今日は何月何日ですか？」 「私のこと覚えてる？」 認知症の方へ何気なくこのような質問をしている方をあなたは見たことはありませんか？？ 認知症の方へのこのような質問は、N [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/do-not-ask-this-contents/">「今日は何月何日ですか？」認知症をお持ちの方にこの質問がNGな理由</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>「今日は何月何日ですか？」</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「私のこと覚えて</span><span class="bold">る</span><span class="bold">？」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方へ何気なくこのような質問をしている方をあなたは見たことはありませんか？？</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方へのこのような質問は、NGです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">NGな理由を以下にお話しします。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">※以下の記事は、私個人の見解を含みます。</span></p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-16" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-16">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">認知症の方々の知られざる必死の努力</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">記憶をテストされる苦痛</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">覚えていないことはこちらから教えましょう</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">認知症の方々の知られざる必死の努力</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">認知症となられた方々に</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「今日は何月何日ですか？」</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">と尋ねると</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「今日は新聞見てきてないから」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「あなたが知ってるんでしょ」</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">など、答えなくてすむようにかわされる場面を見かけます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは一般的に<span class="bold">取り繕い反応</span>と呼ばれています。</p>



<div style="height:21px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ではなぜ認知症の方々はこのようにはぐらかすのでしょうか？？</p>



<div style="height:24px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方々は自分が忘れていることに気づいていて、<span class="bold-red">強い不安</span>をお持ちです。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">自分が忘れていることを他人に気づかれまい</span>と常に<span class="bold-red">必死の努力</span>をされているから、このようにはぐらかすのです。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">・・でも、</p>



<p class="wp-block-paragraph">「認知症なのだから、自分が忘れていることには気づいていないのでは？？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">というご意見もあるかと思います。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">たしかに、認知症になると自分が記憶を失っていること自体が自分では気付けなくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これを<span class="bold">メタ記憶の障害</span>と言います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">（メタ記憶：ある内容が、自分の記憶のなかにあるかどうかという知識のこと　wikipedia「メタ記憶」より）</span></p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、認知症の方々は、自分の言動に対する周囲の困った顔や怒った顔を見ることを通して</p>



<p class="wp-block-paragraph">「自分の何か（もの忘れなど）がまわりを困らせているのではないか」</p>



<p class="wp-block-paragraph">とはっきりと感じています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda.png" alt="" class="wp-image-701" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda.png 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda-300x225.png 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/308f97ae5dcc88d27a2e342834557dda-768x576.png 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">失った記憶を自分で直接気付くことはできませんが、周囲の表情やリアクションを通して</p>



<div style="height:9px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「自分のもの忘れなどが周りに迷惑をかけているのではないか」</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">と間接的に感じ取り、<span class="bold">周囲に気付かれないように必死に努力されている</span>のです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">記憶をテストされる苦痛</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">医療・介護現場で働くスタッフであれば、長谷川式スケール<span class="fz-12px">（改定長谷川式簡易知能評価スケール：HDS-R）</span>を使って認知機能の検査したことがあると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">私も何気なく頻繁に検査をしていました。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、このテストをされる高齢者の方々はどんなお気持ちか考えたことがあるでしょうか？？</p>



<div style="height:31px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px"><span class="fz-14px">・・</span></span><span class="fz-14px">以下　書籍「老いの心と臨床」　著：竹中星郎　より一部引用・・</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">老年者の診療に当たって患者の知的水準がどの程度であるか、障害されているか否かは重要な問題である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし医師が知りたがるようには患者はその判定を欲していない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一般に痴呆であると言われることを恐れていることによる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">まして「１００ー７は」「今日は何月何日か」・・という<span class="bold">小学校低学年の児童に対すると同じテストをされる</span>ことは、できるできないに関係なく<span class="bold">名状しがたい</span><span class="bold">不快な体験</span>であろう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">”子供に聞くようなことを尋ねて申し訳ないが、一応誰に対してもやっていることなので・・”とあらかじめ断ることで、患者の屈辱感はかなり薄らぐことが多い。</p>



<p class="wp-block-paragraph">知能や性格に関する検査は個人の人格にかかわることで、本人の了解なしにしてはならないことである。</p>



<div style="height:32px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このように、若いスタッフからなんの断りもなく小学生に聞くような検査をされることは、認知症であろうとなかろうと誇りを踏みにじられるような苦い体験となりえます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">さらに、「今日は何月何日ですか？」という質問にもし答えられなければ、そんな<span class="bold">小学生でもわかるような質問にさえ答えられない自分</span>を相手に<span class="bold">さらけ出す</span>ことになります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これはとても<span class="bold-red">受け入れがたい屈辱</span>です。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">前章でも述べましたが、認知症の方々にとってもの忘れとは、他人に絶対に見せたくない部分です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">検査をする際はお相手の気持ちに配慮し、</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「小学生に聞くようなことをたずねて申し訳ありませんが、一応誰にでもやっていることなので・・」</span></p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">と必ず<span class="bold-blue">断り</span>を入れましょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは配慮が足りずに数々の検査を行ってきた私もとても反省していることです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">覚えていないことはこちらから教えましょう</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「今日は何月何日でしょう？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">と尋ねて答えられない場合、今日の日付はもう自力ではわからなくなっていると思っていただいて良いと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">どんなに思い出そうとしても、日付を頭にとどめておく能力<span class="fz-12px">（日付の見当識）</span>自体が失われている場合は思い出すことはできません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">訓練だと思って、会うたびに今日の日付を聞く人がいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは苦痛でしかありません。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">日付がわからなくなっている方に今日の日付を尋ねることは、<span class="bold-red">２つの苦痛</span>を伴います。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<ol class="wp-block-list">
<li>　<span class="bold">日付さえわからなくなっている自分に向き合わなければならない苦痛</span></li>



<li><span class="bold">　日付さえわからなくなっている自分を他人にさらけ出す苦痛</span></li>
</ol>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">もし日付を聞くことが多少の思い出す訓練になるとしても、このような苦痛を伴ってまで毎回尋ねるのはご本人様にとって<span class="bold-red">大きな負担</span>だと私は思います。</p>



<div style="height:12px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">それよりも、ご本人様と<span class="bold-blue">一緒にカレンダーを見ながら日付の確認</span>をした方がストレスはありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">カレンダーで季節を感じにくい場合は、<span class="bold-blue">一緒に</span><span class="bold-blue">屋外に出る</span>のもひとつの方法です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">屋外ではカレンダーを見なくても季節を感じられるものがたくさんあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">（例えば、紅葉や雪、桜のほかに暑さ・寒さなど。）</span></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="678" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-1024x678.jpg" alt="" class="wp-image-703" style="width:422px;height:279px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-1024x678.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-300x199.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-768x509.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash-1536x1018.jpg 1536w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/aj-McsNra2VRQQ-unsplash.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-704" style="width:424px;height:282px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-1024x682.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-300x200.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280-768x512.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/maple-leaves-g8d776ecee_1280.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="650" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-1024x650.jpg" alt="" class="wp-image-705" style="width:423px;height:268px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-1024x650.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-300x190.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280-768x487.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/11/winter-gb1431bb89_1280.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">風景を見ながら季節を一緒に確認することで、季節を肌で感じることができると思います。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">また、認知症がある方に</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「私のこと、覚えてる？」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">と尋ねる人をときどき見かけます。</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">これも、<span class="bold-red">NG</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">会ってすぐに自分の記憶をテストされる</span>のは、覚えていないご本人様からすれば<span class="bold-red">大きな苦痛</span>でしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方と会う時は、記憶が失われていることを前提で</p>



<div style="height:13px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">「こんにちは、○○さん。私は○○です。」</p>



<div style="height:10px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">と<span class="bold-blue">自分から名乗りましょう</span>。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そうすることで認知症の方も安心します。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">今日は、認知症の方へ「今日は何月何日ですか？」と尋ねてはいけない理由についてお話ししました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイン</span></strong><span class="bold-blue">ト・・</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">・認知症の方々の知られざる<span class="bold-red">必死の努力</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">・抜け落ちた記憶をテストされる苦痛</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">・覚えていないことはこちらから教えましょう</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方々は、自分にもの忘れがあること・自分の中の何か（もの忘れなど）が周りに迷惑をかけていることはわかられていて、強い不安を感じられています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-16px"><span class="fz-14px">（ただし、自分の置かれている状況がわかりづらかったり、相手の気持ちを読むのが難しくなったりすることで、正確に何が原因で周囲が困っているのかはわかりにくい状況にあります。そのことから自分の失敗に対してそしらぬ態度をとってしまい反感を買ってしまうこともあります。このことはまた別の機会にお話しします。）</span></span></p>



<p class="wp-block-paragraph">それに気付かれまいと、必死で取り繕ったりはぐらかしながら過ごされています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">検査や自己紹介をする際などは、認知症の方々の不安な心に寄り添っていただければと思います。</p>



<div style="height:17px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">この記事が少しでもあなたと認知症のご家族の心に寄り添える材料となったら幸いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">参考文献：書籍　「認知症とは何か」　著・小澤勲</span></p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px"><span class="fz-14px">　　　　　書籍「老いの心と臨床」　著：竹中星郎</span></span></p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/do-not-ask-this-contents/">「今日は何月何日ですか？」認知症をお持ちの方にこの質問がNGな理由</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=silent-environment</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Oct 2022 00:13:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[看護]]></category>
		<category><![CDATA[認知症と環境]]></category>
		<category><![CDATA[認知症]]></category>
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		<category><![CDATA[高齢者の生活]]></category>
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		<category><![CDATA[妄想]]></category>
		<category><![CDATA[騒音]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者介護]]></category>
		<category><![CDATA[環境管理]]></category>
		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 「私たちが静かに暮らせるようにしてください」 認知症の語り部　クリスティーン・ブライデンさんはこのように訴えられています。 ※以下の記事は、私個人の見解を含みます。 目次 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/">TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「私たちが静かに暮らせるようにしてください」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の語り部　クリスティーン・ブライデンさんはこのように訴えられています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-14px">※以下の記事は、私個人の見解を含みます。</span></p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-18" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-18">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">認知症の方はたくさんの音を脳で処理することが難しい</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">騒音が続くことで不安・混乱を招く</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">静かな時間を</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">落ち着ける場所を</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">認知症の方はたくさんの音を脳で処理することが難しい</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「うるさーい！」と怒鳴られる認知症の方を見かけたことはないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症になると、脳に入ってくる刺激を上手に処理することが難しくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは<span class="bold">感覚のスクリーニング機能の障害</span>と呼ばれています。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">下の図をご覧ください。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これは若者（健常者）の脳です。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656.jpg" alt="" class="wp-image-1412" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/f22f6a258e5dccb6cfa20f018def4656-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">若者の脳は<span class="bold-blue">性能の良いパソコン</span>です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">入ってくる情報を「<span class="bold">必要な情報</span>」と「<span class="bold">必要でない情報</span>」に素早く振り分けることができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">若者の脳は、必要な情報だけを抜き出すことができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このためラジオやTVの音の中でも、相手の会話の内容だけを聞き取ることができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このとき、ラジオやTVの音は「必要でない情報」として<span class="bold">無視</span>されます。</p>



<div style="height:34px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">今度は認知症の方の脳を見てみましょう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f.jpg" alt="" class="wp-image-1413" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/6e8255becebf96b9c2210922e040dc8f-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方の脳は、感覚のフィルター機能が落ちています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「必要な情報」と「必要でない情報」を振り分けることが難しく、大量の音の情報がそのまま脳に流れ込んできてしまいます。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">感覚のフィルター機能には、脳の多くのメモリーを消費すると言われています。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28.jpg" alt="" class="wp-image-1414" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28-300x225.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/81ad459607c651338cb6d8aabcf5df28-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">必要な情報だけを抜き出すことが難しいため、相手の話をキャッチするのが難しくなります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">たくさんの音が頭に流れ込み、<span class="bold">脳が疲れてショートしてしまいます。</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">「うるさーい！」と叫んでしまう方は、たくさんの音で脳がくたくたになっている可能性があります。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">騒音が続くことで不安・混乱を招く</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">クリスティーンさんは「ショッピングセンター、診療所、ディケアのようなところに行くと、ラジオやテレビの音、電話の鳴る音、人の話し声などの雑音があり、人の往き来が激しい。それは<span class="bold">まるで泡立て器のように、頭のなかをかき混ぜてしまう</span>」とおっしゃっています。そこで「耳栓をして行くことにした」とも書いておられます。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/3632631_s.jpg" alt="" class="wp-image-684" style="aspect-ratio:1.5;width:840px;height:auto" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/3632631_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/3632631_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">夕暮れ症候群</span>という言葉をご存知でしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">認知症がある高齢者が、夕方になると落ち着かなくなる状態のことを指します。</p>



<p class="wp-block-paragraph">この原因は諸説（見当識障害，意識の変動など）ありますが、<span class="bold">日中の多すぎる刺激が一因</span>という説があります<span class="fz-12px">（ユマニチュード基礎研修より）。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/2797365_s.jpg" alt="" class="wp-image-685" style="width:515px;height:343px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/2797365_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/2797365_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">日中たくさんの刺激が脳に流れ込むと、夕方ごろになると脳が一杯一杯の状態になります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">脳がもう働く余裕がなくなることが、夕暮れ症候群の原因となると一説には考えられています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ちょうどコップに水が一杯になり、溢れ出てしまうように。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">静かな時間を</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">では、私たちはどうすればよいでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは、<span class="bold-blue">静かに過ごせる時間</span>を作ることです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-686" style="width:520px;height:347px" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-1024x683.jpg 1024w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-300x200.jpg 300w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-768x512.jpg 768w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/10/nathan-dumlao-cspncX4cUnQ-unsplash-1536x1024.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">音であふれかえる環境から離れ、静かに過ごせる時間を作ることで、脳を休めることができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">短時間の昼寝も効果的です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">リラックスしてゆっくり静かに過ごす時間は、脳を休めて記憶を整理・固定する働きが生まれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">（脳の一部・後帯状回によるデフォルトモード・ネットワークの働き　畿央大学教授：</span><span class="fz-12px">森岡周氏</span><span class="fz-12px">）</span></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">落ち着ける場所を</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">大半のディケアでは、とくに熱心にかかわろうとしている施設ほど、<span class="bold">「逃げ場」がないことが多い</span>。つまり、刺激が氾濫する時間帯が多く、感覚のスクリーニングがうまく機能しない人は「うるさい」と感じる。その結果、混乱し、いらいらして行動にまとまりがなくなってしまう人は確かにいる。<br><span class="fz-12px">（「認知症とは何か」　著：小澤勲　より一部引用</span><span class="fz-12px">）</span></p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">このように、特にデイケアなどで落ち着ける場所がないことも少なくありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、私の職場の施設では、難聴の患者様のご要望でTVが大音量になっていることがありました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、認知症の患者様は「音量が大きいから下げてほしい」とおっしゃる方はほとんどおられませんでした。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「音量を下げてほしい」と言えない方々こそ、騒音があふれる環境で大きなストレスをためられている恐れがある</span>と感じました。</p>



<div style="height:28px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">そんなときは、<span class="bold-blue">落ち着ける場所</span>を別に作っておくことが大切です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">デイケアであれば、音が届きにくいスペースを確保し、ゆっくり過ごせる環境を作るとよいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、施設・病院であれば、自分のお部屋でゆっくり過ごすお誘いをしてみるのも良いかもしれません。</p>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">音の問題以外にも、談話室などの<span class="bold-red">共有スペースで過ごす時間が多すぎる</span>と、それも認知症の方にとっての大きなストレスとなる可能性があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「少し静かなお部屋でゆっくりしませんか？」</p>



<p class="wp-block-paragraph">と声をかけてみるのも大切です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、音の刺激の影響についてお話ししました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong><span class="bold-blue">・・今日のポイント・・</span></strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span class="bold">認知症の方はたくさんの音を脳で処理することが難しい</span></li>



<li><span class="bold">騒音が続くことで<span class="bold-red">不安・混乱</span>を招く</span></li>



<li><span class="bold">静かな時間を</span></li>



<li><span class="bold">落ち着ける場所を</span></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">認知症の方々にとって、多すぎる音の刺激は脳を疲れさせてしまいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">さらに「たくさんの音で疲れる」と訴えることができる人は多くありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ぜひ「音は大きすぎないかな？」「落ち着ける場所と時間は取れているかな？」という視点から見てみてください。</p>



<div style="height:11px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">今回は触れませんでしたが、認知症の方々にとって疲れ果てる原因は、音だけではありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">脳の機能が低下していく中で、いつも頭をフル回転させていないと生活していけないギリギリの状態であることもあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、自分がそんな状態にあることを周りに気づかれないように、必死の努力をされている人も数多くいらっしゃいます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そんな認知症の方々の生きづらさを知ることで、安心して過ごせるサポートができるのではないかと私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事があなたと認知症のご家族にとって安心できる環境づくりのヒントになれば嬉しいです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="fz-12px">参考資料：「認知症とは何か」著：小澤勲，ユマニチュード基礎研修，</span><span class="fz-12px">リハノメ講座「脳の構造と機能」森岡周</span></p><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/silent-environment/">TVの音量は大きすぎませんか？認知症の方に騒がしい環境がNGな本当の理由</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」そう言わざるをえなくなる物盗られ妄想に隠された声とあなたが取るべき行動４つ</title>
		<link>https://ninchisho-consultation.com/monotorare-mousou/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=monotorare-mousou</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ルカ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Sep 2022 00:27:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[体験談とルカの視点]]></category>
		<category><![CDATA[認知症の症状・対応のヒント]]></category>
		<category><![CDATA[絆をつなぐ関わり方]]></category>
		<category><![CDATA[イライラ]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症]]></category>
		<category><![CDATA[ユマニチュード]]></category>
		<category><![CDATA[物盗られ妄想]]></category>
		<category><![CDATA[介護と心理]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者の生活]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症ケア]]></category>
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		<category><![CDATA[認知症の理解]]></category>
		<category><![CDATA[介護]]></category>
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		<category><![CDATA[健康管理]]></category>
		<category><![CDATA[看護]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。 今回は、アルツハイマー型認知症によくみられる物盗られ妄想の裏に隠された背景についてシェアしたいと思います。 物盗られ妄想の標的になったご家族は、大変苦しい思いをされている [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/monotorare-mousou/">「あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」そう言わざるをえなくなる物盗られ妄想に隠された声とあなたが取るべき行動４つ</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p class="wp-block-paragraph">あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回は、アルツハイマー型認知症によくみられる<span class="bold">物盗られ妄想の裏に隠された背景</span>についてシェアしたいと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">物盗られ妄想の標的になったご家族は、大変苦しい思いをされていると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">物盗られ妄想の背景を知ることで、少しでもあなたの苦しみが軽くなれば嬉しいです。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-20" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-20">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">しっかり者の女性がおちいった袋小路</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">受け入れがたい現実の中で自分を保つための方法</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">あなたが取るべき行動４つ</a><ol><li><a href="#toc4" tabindex="0">一緒に探そうと伝える</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">本人に探し物を見つけさせる</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">本人が役割をもてる場を作る</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">介護サービスの利用</a></li></ol></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">しっかり者の女性がおちいった袋小路</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> あるしっかり者の女性がいました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> 責任感が強く、他の人の仕事もすすんで引き受け、周りからも頼りにされていました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">やがて祖母となり、家に嫁いできた嫁にはしっかり者のお義母さんとして頼りにされていました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">得意料理の肉じゃがは、嫁から「さすがお義母さんの味付けですね！」とよく褒められていました。 </p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/25427210_s.jpg" alt="" class="wp-image-755" srcset="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/25427210_s.jpg 640w, https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/12/25427210_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<div style="height:19px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">・・しかし、ある時から物忘れがあらわれ始め、鍋を焦がすなどの失敗が目立つようになりました。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> この頃から嫁に向かって、「私の指輪、あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」とことあるごとにつっかかるようになりました。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">もっとも信頼すべき介護者に向けて、このような言葉が投げつけられます。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">一生懸命世話をしているにもかかわらず、そのような言葉を言われると、介護者は途方に暮れてしまいます。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">受け入れがたい現実の中で自分を保つための方法</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> 教科書には</p>



<p class="wp-block-paragraph">「物盗られ妄想は、認知症のよくある周辺症状です」 </p>



<p class="wp-block-paragraph">「一緒に探してみて、見つかったら落ち着くことがあります」 </p>



<p class="wp-block-paragraph">とよく書いてあります。</p>



<div style="height:20px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph"> それは物盗られ妄想の表面をすくったにすぎません。 </p>



<p class="wp-block-paragraph">この女性にとって、嫁から頼られる立場から、今後嫁から世話をしてもらわなければならない立場に変わる（落ちる）ことは簡単に受け入れられることではなかったはずです。でも、世話を受けなければ生きていくことはできません。世話を受けたくない気持ちが強い反面、助けてほしい気持ちも同じくらいあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">これから世話を受け続ける立場に回るが助けてほしいとどうしても言えないという<span class="bold"><span class="bold-red">受け入れがたい現実</span>を受け入れなければならないという袋小路で、自分をどうにかして保つための方法</span>が物盗られ妄想です。</p>



<div style="height:6px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">偏見を生むとよくありませんが、物盗られ妄想をもつ方の性格特性は<span class="bold">メランコリー親和型</span>が多いと言われています。<br>いわゆる真面目なしっかり者で、エネルギーに満ち溢れ、年より若いと言われ続けてきた方々です。<br>メランコリー親和型性格の方々は鬱病になりやすいことで知られています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">このような方々は</p>



<p class="wp-block-paragraph"><span class="bold">「世話をするのは得意だが、世話をされるのは苦手」</span></p>



<p class="wp-block-paragraph">な方々が多いと言われています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">だからこそ、「物盗られ妄想」が一番身近な介護者に向けられる理由は、「絶対世話になりたくない！」という攻撃する心があり、また同時に「本当は頼りたい。助けてほしい。」という反対の気持ちがあるするためだと小澤氏は述べています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「なぜ最も依存すべき相手に攻撃性を向けるのか」の答えは、<span class="bold-red"><span class="bold-blue">一番信頼している人</span></span>だからです。もしあなたが物盗られ妄想で攻撃されているなら、<span class="bold-blue">あなたのことを一番信頼している証拠</span>なのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">実際に、物盗られ妄想が消失したあと、多くの事例で<span class="bold">妄想対象だった人間が「最も頼りにされる存在」に変わる</span>という事実があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">受け入れがたい現実をどうにか受け入れることができた時、他者を頼りつつ生きるという新たな生き方に移ることができるのかもしれません。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">あなたが取るべき行動４つ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">「あなたが盗ったに違いない！」と物盗られ妄想で攻撃されることは、非常につらいものです。あなたの人格まで否定する発言が次々に浴びせられることもあるでしょう。</p>



<p class="wp-block-paragraph">あなたが物盗られ妄想を向けられた時、あなたが取るべき行動を紹介します。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>一緒に探そうと伝える</strong></li>



<li><strong>本人に探し物を見つけさせる</strong></li>



<li><strong>本人が役割をもてる場を作る</strong></li>



<li><strong>介護サービスの利用</strong></li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">一緒に探そうと伝える</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">「財布がない！あなたが盗ったんじゃない？」と言われたら、あなたは「私は盗ってなんかない！」と言いたくなりますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そういう気持ちを抑え、「財布がなくて困ってたんだね。一緒に探そう」と声をかけてみてください。<strong>最初の一言を<span class="bold-blue">共感</span>から始める</strong>ことがとても重要です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、自分が置き場所を忘れていると指摘されることは、本人にとって一番言われたくない言葉です。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong><span class="bold-red">NG</span>例：</strong> 「私は盗ってないよ！」「自分でしまって置き場所を忘れてるんでしょ！」</li>



<li><strong><span class="bold-blue">OK</span>例：</strong> 「それは大変！財布なものがないと困るよね。一緒に探そうか？」</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">本人に探し物を見つけさせる</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">財布を探しているとして、もし財布をあなたが先に見つけても、「ほら、ここにあったよ」と持って行かないでください。あなたが財布をもって本人の所へ行くと「あなたが隠してたんでしょう！」となる場合があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし財布を見つけたら、それとなく本人が見つけられるように促します。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong><span class="bold-red">NG</span>例：</strong> 「ほら、タンスの中にあったよ。置き場所を忘れてただけじゃない」</li>



<li><strong><span class="bold-blue">OK</span>例：</strong> 「タンスの中は探した？まだだったら探してみて」</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">自分で発見することで、あなたに攻撃の矛先が向くことを避けることができます。ただし、「あなたが盗ったのをここに置いた」などと言われることもあると思います。それは、「一番信頼しているあなただから」そう言ってしまうと捉えてください。本当は気持ちのやり場がなく、助けてほしいのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">本人が役割をもてる場を作る</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">本人に小さくても活躍できる場（仕事や役割）をもっていただくことが大切です。例えば、小さな役割とは以下のようなものがあります。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>皿洗い</li>



<li>洗濯ものたたみ</li>



<li>配膳</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">ここでもし不手際があったとしても、指摘しないようにしてください。例えば、少しくらい洗い残しがあったとしても、後で洗いなおせばよいのです。重要なのは、「ありがとう！助かったよ」と感謝される機会があるということです。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong><span class="bold-red">NG</span>例：</strong> 「お母さんは洗い残したりするから、私が洗っとくよ」</li>



<li><strong><span class="bold-blue">OK</span>例：</strong> 「お母さん、洗いものお願いできる？」「助かったよ、ありがとう」</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">小さな役割を持つことで、世話を受ける側に回ってしまうという気持ちを少なくできますし、自信を取り戻すことができます。認知症になると一生ミスを指摘される人生になってしまいかねません。そこであなたからの感謝の一言があれば、生きる希望が生まれることもあると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/essential-roles-for-ninchisho/" target="_blank" title="">役割こそ認知症の方に最も必要なもの　認知症となってもできることの見つけ方</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">私が出会った物盗られ妄想がみられる方は、ありとあらゆる物を盗られたと話される方でした。しかし、作業活動で活躍の場をつくり作品が評価を受けるようになると、自然と物を盗られるという発言は減っていきました。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc7">介護サービスの利用</span></h3>



<p class="wp-block-paragraph">もしあなたが介護サービスを十分に使わていなかったとすれば、ぜひ積極的に使うことをおすすめします。例えば、デイケアやデイサービスなど。</p>



<p class="wp-block-paragraph">理由は２つあります。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>第三者を入れるほうがあなたと本人の関係は良くなる</strong></li>



<li><strong>あなたの心と体に余裕がなければ対処法がわかっても取り組めない</strong></li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">うまくいっていない関係の２人がいたとして、いくら２人だけで時間を過ごしても関係は改善しないことはあらゆるところで見られます。例えば、戦争している２つの国に、第３国が仲介に入るなど。何事も２者関係よりも３者関係の方が関係はよくなるきっかけを作りやすいのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、物盗られ妄想で攻撃を向けられることは、心も体も疲れ果ててしまうことでしょう。物盗られ妄想の対処法と背景を知ったとしても、あなたに余裕がなければ元も子もありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そのため、デイケアやデイサービスを十分に利用する（必要に応じてショートステイも）ことで、あなたは本人とある程度の距離を置くことができ、心の余裕を作ることができます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">デイケアやデイサービスで本人が活躍できる活動が提供されていれば、さらに良い効果が期待できます。同じような状況の仲間と交流することだけでも、本人にとってリフレッシュになると思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/why-family-support-for-dementia-necessary/" target="_blank" title="">【専門家が解説】認知症の家族との関わり方｜本人も家族も心が軽くなる5つのヒント</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">関連記事：<a href="https://ninchisho-consultation.com/how-to-choose-reliable-facility-for-dementia/" target="_blank" title="">後悔しないために！信頼できる認知症ケア施設選びのポイント３選</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc8">まとめ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">攻撃を向けられることはとても苦しく、怒りが湧いてきますよね。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ただ、あなたの家族も苦しんでいて、どうしようもない気持ちをもっていることも確かです。そしてあなたのことを一番に信頼しています。だからこそ、あなたを攻撃してしまうのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もし物盗られ妄想のご利用者様に出会ったら、その裏の心の声に耳を澄ませてみてください。そして、心の声をくみ取った対応をすれば、よい方向に向かう可能性は十分にあると私は思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>物盗られ妄想が落ち着いたあと、攻撃を受けていた人は<span class="bold-blue">最も信頼される人</span>に変わる</strong>という事実があります。この先ずっと妄想が続くわけではないと思って、上記の対処法をやってみていただければと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そして、子育てと同じように、介護にも終わりがあります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">介護の終わりを迎えた後もあなたの人生が燃え尽きることなくご自分の人生を生きられますように。<br>関連リンク：<a href="https://ninchisho-consultation.com/dementia-remaining-life/" target="_blank">4大認知症の「余命」とは？ 種類別の寿命と影響因子をわかりやすく解説</a></p>



<p class="wp-block-paragraph">この記事が少しでもあなたとご家族の心に寄り添える材料となったら幸いです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最後まで読んでいただきありがとうございました。</p>



<div style="height:26px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<p class="wp-block-paragraph">参考文献　：　「痴呆を生きるということ」小澤勲 著</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="178" height="293" src="https://ninchisho-consultation.com/wp-content/uploads/2022/09/417EY5R08FL._SY291_BO1204203200_QL40_ML2_.jpg" alt="" class="wp-image-664" style="width:221px;height:364px"/><figcaption class="wp-element-caption">2003年初版にもかかわらず今も色あせない名著。</figcaption></figure><p>The post <a href="https://ninchisho-consultation.com/monotorare-mousou/">「あなたが盗ったんでしょ！この人でなし！」そう言わざるをえなくなる物盗られ妄想に隠された声とあなたが取るべき行動４つ</a> first appeared on <a href="https://ninchisho-consultation.com">ルカの認知症コンサルテーション</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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