あなたの大切な方の介護、毎日本当にお疲れ様です。
すぐに忘れてしまう認知症のご家族との会話で、何を話せばいいか困ったことはありませんか??
そんな時、認知症の方にとっての一番大切な思い出を話してさしあげてください。
・・今日のポイント・・
- 認知症が進行しても一番大切な思い出は奪われない
- 認知症の方のこれまでの生き方を知ろう
- 一番大切な思い出を分かち合う
認知症が進行しても 一番大切な思い出は奪われない
あなたにとって、これまでの人生で一番大切な思い出は何ですか??
これまでの人生で最も大切な思い出は、どんなに認知症が進行しても残り続けるものだと言われています。
認知症が進行すると新しい記憶から奪われていきます。
また、新しいことを覚えられなくなっていきます。
しかし、強く感情と結びついた記憶(感情記憶)は何らかの形で死の直前まで保たれます。
特に、これまでの人生で最も大切な思い出
例えば
「大切に育てた娘から、結婚式のときに手紙を読んでもらい抱きしめてもらった」
などは、いくら認知症が進んでも奪うことができない大切なものです。
このような「一番大切な思い出」は、記憶が奪われていく認知症の方々にとって揺らぐことのない柱です。
大切な思い出について話すことは大きな安心感を感じていただくことができます。
認知症の方のこれまでの生き方を知ろう
あなたが話したいと思っている認知症の方のこれまでの人生はどんなものだったのでしょうか??
ぜひ、ご本人様の口から、これまでの人生の道のりを聞いてみてください。
自分の口からうまく話すことができない方 または寝たきりで全く話すことができない方は、一番身近な家族の方から聞いてみてください。
- 一番大切な思い出
- 大切にしている価値
- 人柄や性格
- 人柄を表すエピソード ・・etc
その方のこれまでの人生を知ることで、誰からも奪えない 「その人」そのものを大切にする会話ができるようになります。
一番大切な思い出を分かち合う
記憶が次々と奪われ、自分というものが揺らいでいく認知症の方々にとって一番大切な思い出は、揺らぐことのない柱だとお伝えしました。
一番大切な思い出を、誰かと分かち合うことは認知症の方々にとって最も幸せで安心できる瞬間となります。
まるで砂漠でさまよっていたときに見つけたオアシスのように。
まとめ
会話には、認知症の方にとっての一番大切な思い出を話してあげてください。
・・今日のポイント・・
- 認知症が進行しても 一番大切な思い出は奪われない
- 認知症の方のこれまでの生き方を知ろう
- 一番大切な思い出を分かち合う
ぜひ今日から、これまでのその方の人生を分かち合い、幸せを共有してくださいね。
この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。