後悔しないために!信頼できる認知症ケア施設選びのポイント3選

大切なPOINT

毎日の介護、お疲れ様です。

あなたは、大切な認知症を持っている家族が利用する施設(介護老人保健施設,デイケア,デイサービス,病院等)を選ぶ際に、すぐに決めることはできますか?

いいかげんな施設は選びたくないですし、信頼できるところを選びたいと思うはずです。

でも、信頼できるような施設かどうかどこを見て判断すればいいか難しいと思ったことはありませんか?

今日は、私が経験の中から独断と偏見で、信頼のおける施設選びの見るべきポイントを3つお伝えしたいと思います。

※以下の記事は、個人の見解を含みます。特定の病院・施設を批判する意図はありません。

・・ここを見て!施設選びのポイント 3つ・・

  • 対応スタッフは認知症の本人にどんな態度を取っているか
  • 談話室ではテレビ以外の活動を提供しようとしているか
  • 挨拶はどのくらいされるか

対応スタッフは認知症の本人にどんな態度を取っているか

見るべきポイントの一つ目は、本人にどんな態度を取っているかです。

見学に行くと、施設のスタッフが面談をされると思います。

視点① そのときに家族にばかり話しかけて、認知症をお持ちの本人に話しかけないスタッフが対応していると、私はNGだと思います。

なぜなら、本人を話に入れない施設のスタッフは

「認知症の人に説明てもどうせわからないから」

と思っている可能性が高いからです。

その施設は誰が利用するのでしょうか?

認知症をお持ちのご本人です。その本人に説明せず、家族にばかり説明している対応スタッフは、家族を中心に考えています。本人の気持ちに耳を傾ける姿勢が足りないと言わざるを得ないでしょう。

もし認知症により理解が難しいのであれば、わかりやすい言葉を選ぶことで本人にも伝わるように工夫できるはずです。

本来、施設の説明とは、施設を使うかもしれない本人にするものです。家族にばかり説明するスタッフには、本人を中心にしようとする姿勢が見られないと私は考えます。

視点② 認知症をお持ちのご本人に、スタッフはどのような言葉遣いをしているでしょうか?

もし対応するスタッフが、みなさんご家族には敬語をつかって丁寧に話し、認知症をお持ちのご本人にはタメ口で話すのであればNGです。

人間は言葉と行動を無意識に一致させようとすると言われています。

タメ口のような敬意のない言葉をご本人に使っているのだとすれば、サービスの際にも敬意のない接し方をしている可能性が高いです。

逆に、みなさん家族にも、認知症をお持ちのご本人にも丁寧で敬意をもった言葉遣いをし、分けへだてなく話しかけるスタッフであれば、信頼できる施設である可能性が高いと私は思います。

施設選びのポイント1つ目は、「本人にどんな態度を取っているか」です。

談話室ではテレビ以外の活動を提供しようとしているか

施設では談話室という部屋が多くにあります。

談話室とは利用者が集まり、昼間の大部分の時間を過ごす場所です。

談話室が完全にテレビを観るためだけの部屋になっている場合は、注意が必要です。

談話室の配置が、「まるで映画館?」というような座席になっている施設があります。

このような施設では、談話室がテレビを見せるための部屋になっています。

ただテレビを一日中見ることで、ご本人がいきいきとした時間を過ごせるでしょうか?

生きがいをもちながら、活動的に過ごせるでしょうか?

答えはノーです。

ではなぜ、このような施設では映画館のような座席配置にしているのでしょうか。

それは、テレビを見ていてくれれば、スタッフの手間が少なくて済むからです。

テレビ以外の様々な活動を提供しようとすれば、それだけ人手が要ります。例えば、手芸,創作、囲碁・将棋、一緒に運動するなど。お一人お一人がご自宅で好んで行われてきたたくさんの趣味や生きがいがあったと思います。それが自宅でできなくなったからお金を払って利用するのが施設のはずです。

施設には、ご自宅でできなくなった生きがいをスタッフがサポートしできるように支援する使命があります。「テレビだけを見せておけばよい」という雰囲気が伝わってくるような施設は、利用者の人生を豊かにしようという姿勢が欠けている可能性があります。

逆に、テレビを見る以外の活動をどうにかして提供しようとしている施設は信頼できると私は思います。

人手をかけてもご本人の趣味や生きがいを施設内で提供しようとする姿勢があるということは、本人を大切にしようとする文化が施設にある証拠だと私は考えます。

そのような施設では、テレビを見るしかできない映画館のような座席配置ではなく、趣味活動がしやすいテーブル配置となっていることがあります。例えば、趣味活動の道具の近くにテーブルと椅子がおいてあったり、対面でお話や作業がしやすい配置となっていたり。

談話室がどのような配置になっているか、趣味や生きがいにつながる活動を提供しようとしているかは、よく見てみてくださいね。

挨拶はどのくらいされるか

私がもし見学に行ったら、挨拶の声の大きさ・言葉遣い・どのくらいのスタッフが挨拶してくれるかを見ます。

なぜなら挨拶は、よいサービスが提供できるかの目印になるからです。

これは施設や病院に限ったことではなく、会社・企業にも当てはまります。

ではなぜ挨拶が目印となるのでしょうか?

それは、どのスタッフも挨拶ができる文化があることはスタッフ同士がコミュニケーションがとれていて仕事が協力し合える証拠だからです。

もし、挨拶が少ない施設だったらどうでしょう。

自分と関係ないと思う人(例えば別の部署の人)に挨拶しない人が多ければ、たくさんのスタッフがうまく協力していくことは難しいでしょう。なぜなら、挨拶をしないスタッフとは協力していく基礎の部分がないからです。基礎の部分がなければ、協力してよいサービスを作り上げることは難しくなります。

自分と関係ないと思う人に挨拶をしないことは、スタッフ同士の交流が切れている目印となるのです。

挨拶をしない文化がある施設では、あなたのような急な来客があったときによい挨拶はできません。

特に、受付ではなく現場の介護,看護職などの挨拶に注目してみてください。あなたから離れている場所にいるスタッフからも元気のいい挨拶が聞こえる場合は、挨拶ができる文化があると私は考えます。そのような施設はよいサービスを提供できる可能性があります。

まとめ

まとめです。

今回は信頼できる施設選びのポイントを、私の独断と偏見で3つお伝えしました。

・・ここを見て!施設選びのポイント 3つ・・

  • 対応スタッフは認知症の本人にどのような態度をとっているか
  • 談話室ではテレビ以外の活動を提供しようとしているか
  • 挨拶はどのくらいされるか

あなたの大切な家族が利用するかもしれない施設です。少しでも信頼のおける施設を選びたいと思われるのではないでしょうか。

この3つのポイントは絶対というわけではありませんが、私はこの3つを見るようにしています。ご自分の目と感覚で選ぶ参考になれば嬉しいです。

・・最後に、入所のあとで「自宅でもう少し看れたのではないか」と後悔される方も中にはいらっしゃいます。

もし、あなたが家族を施設に入所させたとしても、ご自分のことを責めないでいただきたいと私は思います。

あなたがやむをえず大切な家族を入所させたとしても、あなたのこれまで注がれた愛情はしっかりと伝わっています。

あなたの笑顔は、あなたの名前がわからなくなっても、深く心に届きます。その笑顔を面会の時にあなたの大切なご家族に届けてあげてくださいね。入所という決断をしなければ、そんな笑顔が生まれる余裕はなかったかもしれないのですし。あなたのご家族は、きっと心の奥底であなたが笑顔でいられることを願われていたはずですよ。

あなた自身を大切にするためには、以下の記事をご参照ください。

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関連リンク:「わかっているけどイライラしてしまう」介護で行き詰まらないための楽になる方法

あなたとあなたの大切なご家族がこれからも笑顔でいられますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました。